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自由に生きて何が悪いっ!  作者: こんにゃくん


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6/6

ショウの前世

これは、ショウの前世での話

3歳で脳卒中になった俺は、本来なら退院も5ヶ月くらいで済むはずだった。


それならよかったのに…


俺は、失明した。


何も見えない。ずっと真っ暗。音しか聞こえない。俺はそんな世界で生きてきた。


正確にいうと、世界は普通だった。景色は綺麗で色もあって…でも俺は、それらを見ることができなくなった。


そんな真っ暗な生活が始まって数ヶ月くらい経っただろうか。


俺はがんになった。


原発不明がん。どこから発生しているのか特定できず治療が難航するがんだ。


当時俺は4歳で、その時からがんの発生場所を特定するために入院することになった。


幼稚園にも行けず、小学校も行けずランドセルすら一回しか背負ったことがない。


中学校もずっとリモートで授業参加。でも画面すら見えないから声だけじゃ何もわからない。


10年間耐え続けたのは、ホントに奇跡だと思う。医者も病院全体も俺のがんの発生場所を特定できなかったのも、正直仕方ないと思う。俺のために頑張ってくれた人に文句を言いたくはない。


そうして、2025年の春。ちょうど俺の姉の大学の入学式の日、俺は死んだ。


俺の家族には父さんと母さん、姉と弟がいたんだけど、俺がもう時期死ぬ時みんな姉の入学式行かなくて病院に駆けつけたんだよね。


家族には、ホントに感謝しかないよ。


最後の一言も、微かにごめんと言うことしかできなかった。


そうして目が覚めたら、俺は異世界転生していたんだ。


…俺の心残り三つ目が読書なのは、前世では失明して何も見えなかったからなんだ。


…さてさて、過去の話はこれくらいにして、読書でもしようかな。


「サラー、なんでもいいからなんか本取ってきて」


「ほ、本ですか?かしこまりました」


サラは俺の部屋を出て本を取りに行く。


「…こっちの世界では、幸せに生きれるといいな」


俺の小さな独り言は、誰かに聞かれることなく静かに消えていった。






ホントに短いですが少し自分のことについて話しましょう。

実は、自分には知的障がいの弟がいます。

特にこの小説と関係はありませんが、やっぱりみんながみんな同じように生活できるわけではないんだなと、何度も何度も思います。

今回はこのくらいにしといて…次回もお楽しみに!

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