↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/9

エピローグ…社交界憧れのおしどり夫婦

リリアーナがノエルに向けて、『クラウス家へ婿入りしませんか』という手紙を送った4ヶ月後。

ノエルとリリアーナは婚姻した。


知らずに社交界名物となっていたノエルだが、目立つのは好きじゃない。

婚姻パーティーに呼んだのは、クラウス家とリヒター家はもちろん、グレイス公爵家、テンリュー伯爵家、そしてフェルナー男爵家だった。


ノエルはヒナミの教育のおかげで、クラウス家で跡継ぎとしての仕事を行えた。

しかし、見かけに寄らず甘えたがり屋のリリアーナが、ノエルの側におり、共に仕事をこなしている。


そして、2人の結婚式から1年後。


「リリナ。ヒナミ兄さんが結婚するんだ。婚姻パーティーに出席よね」

「まあ!ヒナミ様、遂にカナン様とご結婚なさるのですね」

「それが聞いてよ、リリナ。ヒナミ兄さんに結婚のきっかけを聞いたんだ。そうしたら『今まで好きだと言ってくれたことがない』としょんぼりとした顔で言われたから、だって。どう思う?」


リリアーナは一瞬、言葉に詰まる。


「……ヒナミ様、一度もカナン様に好きだと仰ってなかった、ということですか?」


ノエルは苦笑いをし、「そうだったみたい」と答えた。


「前にヒナミ兄さんは結婚ができない理由として、『寂しいから傍にいてって素直に言ってくれたら』って言っていたんだ。でも正確には、『ヒナミ兄さんが早く好きだとはっきりと言っていたら』だと思うんだ」

「ヒナミ様も言葉が足りないことがあるんですね」


2人は顔を見合せて笑う。

ヒナミとカナンが結婚すれば、きっとまた社交界は賑やかになるだろう。

仲のむつまじいおしどり夫婦として、数年間社交界の令嬢や子息の憧れの的だったことは当の本人たちは知らない話。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。