#27 温泉
27話
俺は翼
今日は休み。部活のメンバーと銭湯に行くことになった。レッツ銭湯の前に支度をしないと。
パンツ、ズボン、上着の替えをそれぞれ持って出かける けんたくんを呼び出さないと
けんたくんの家の前でインターフォンを押す前に聞き耳を立ててみる。物音はしなさそうだ。
ピンポンを押すと上の階からドタバタする音が聞こえてはーいって声と共にドアが開いた
けんたくん今日も可愛いね「準備は出来た?」出来たようだ。さて琥珀のドライブ待をしよう
少しするとワンボックスカーが到着しクラクションを鳴らされた。確かに運転席には黒犬の琥珀が座っている。後ろには先輩たちが座ってる
僕は助手席に座りこんでけんたは先輩たちにサンドされている「翼もけんたも乗ったし出発するねー」
琥珀もすっかり部活に馴染み車は温泉に出発した
「ラジオかけるね」琥珀がぽちぽち操作して 今まで何かけてたんだよおい、。
「今まで何かけてた?」と聞くとCD流してたよって返事が来た
車は温泉に向けて発車していった
車は田舎道を爆走する スピード狂かな 捕まらないといいんだけど 「琥珀 ちょっと早すぎ」そうだそうだ!って後ろからヤジが飛んでくる
所定1時間のところを飛ばしまくって2時間で到着した 何故かと言うと警察に見つかって切符を切られていたからである 切符切られてからは大人しくなった琥珀である
温泉に到着した「おーふろー」けんたくんが吠える けんたくんうるさいよ手を繋いで温泉に向かう 「帰りはけんたくんと隣がいい」って言うとおっけーどうぞどうぞって返事が返ってきた
温泉に入場 入館料を支払い入場した
水川先輩が「まずはコーヒー牛乳だよな」って言うので思わずお風呂出てから!って言ってしまった 「直哉、牛乳は後でな」って橋野先輩が頭を抱えている
脱衣場 僕はしっぽ上に通すタイプのズボンを履いているので まずはそこを取ってからズボンを脱ぐ みんながちんたら着替えているので 先に行こうと思ったけど けんたくんが待ってって言うので待ってあげる
けんたくんの体を見ると 程よい肉付きした体に短めのちんちんをぶら下げている スリットちんちん便利だよ 君も1スリットをいかが
水川先輩はがっちり系のサメさんで、お股にどれくらいのおちんちんを隠し持っているのだろうか 中学は野球部だったのかな それとも帰宅部
翼「先輩って中学何部だったんですか?」
水川「放送部だったよ」
橋野「そういえばそう言ってたね 俺は帰宅部だった」
聞いてみたら思わぬ収穫が 放送部だったんだ たまにDJブース(放送台)で放送してるのを見かけたんだけどそういうことだったのか
橋野先輩は狐さんで特に文句の無い体つきをしている 眺めてたらけんたに置いてかれちゃうから急いで向かった
琥珀は見る前にお風呂にいってしまったのでまた後で観察することにしよう
お風呂に到着した
まずは体についてるクリームを落とすためにからだ洗いをする
けんた「この硬いブラシ何?」
翼「うろこを洗うブラシだよ ほら水川先輩も使ってる(小声)」
うろこブラシが常設の温泉初めて見たなぁ
自宅から持ってきたシャンプーを使い 常設のうろこブラシで泡立てていく けんたそれなに
けんた「うろこブラシに似たもん 肌が柔らかい人向けのブラシだよ」
洗い終わったあとにお風呂にちょこんと座るけんたくんが隣に座り込む 軽く手を繋いでけんたくんに寄りかかる
うとうとしてると水をかけられる
琥珀「2人とものぼせちゃうよ 外のお風呂行こうよ」
誘われるまま外のお風呂に行った バラのお風呂って言うのがあったので2人で入ることにした
けんた「このお風呂暖かいね」
どこも暖かいでしょって言いたくなったけど我慢 それにしてもこのお風呂が1番熱いのではないかな
水川先輩や橋野先輩や琥珀はそれぞれ自由にお風呂を満喫している 水川先輩なんてうたた寝湯に入って爆睡してるし
橋野先輩は飲める風呂の湯を飲んでいるし琥珀はバラのお風呂に入る俺たちを観察しているくらいだ けんたくんは隣で暖まっている
しばらく浸かっているとのぼせそうになるので風呂場から出た 伸びをひとつ それに続いてみんなも伸びをした 橋野先輩はブルブルをしないみたいだ 綺麗にタオルで拭き取っている
全身乾燥室が設置してある温泉だったからみんなで乾かしに行った
けんた「こんなのうちにはないよ」
俺ん家にもないよ
橋野「俺ん家にはあるかな 家族みんな毛むくじゃらだし」
水川「自分を毛むくじゃら言うのはどうかと思うんだけど」
自虐ネタかな
琥珀「俺ん家にはないかな 父ちゃん人間だし 兄弟ももふもふしてるの俺くらいだし」
みんな乾かし終わったあと 服を気直してラウンジに戻った
ラウンジに着くと 色んな獣人さんがテレビ見たり菓子食ったり色んなことをしていた
水川「昼寝でもするか」
水川先輩の一言で昼寝することが確定した 部長じゃないのにねー
午後3時 昼寝から起きるとそれぞれお腹を鳴らしていた
琥珀「お前らお腹空いたから食っちゃうぞ」
ひーんひどい
ランチを食べに食堂に移動した
食堂
色んなメニューがせいぞろいしている カレーだったり そばだったり うどんだったり 海鮮丼だったり*バイオフードの海鮮丼
それぞれ好きな物を注文した
琥珀はクレープなんて頼んでるし おやつかよ
ランチを食べたあとはラウンジで休憩 琥珀が唸っている
琥珀「交通違反なあ」
事故らなかっただけ幸運だと思ってとなぐさめてあげた
ラウンジで持ってきたポテチをみんなで食べる やっぱり美味しいな けんた口に青のりが付いてる
ふと後ろを振り向くと 副担任の先生が立ってこっちに入りたそうに見ていた 俺は見なかったつもりにしようとしたけど 後ろから「おい、森尾(翼)と野上と石野(琥珀)か」って声をかけられた それに橋野と水川もいるなあって声をかけられた
雑務部全員で温泉来てますって返事を返して先生を追い払おうとしたけど 先生こそなんでいるのかきいてみた
先生「友達と来てるんだよ 今喫煙所にいるから先に来たんだ 入学式終わったらまた会おうな」
先生の友達ねえどんな人だろう
って思ったけど帰る時間になったので先生にまた明後日と伝えて温泉を出た
琥珀の車にのりこんで明日の予定を確認する 「明日は入学式」と水川先輩が言った どうしよう副担任にまた明後日って言っちゃった
琥珀の車は速度を上げて家に向かっている 最初に降りるのは翼とけんたのカップルだ
座席は前と違くて助手席に橋野先輩 後部席には俺 けんた 水川先輩が乗っている
郊外をのんびり走る 窓を開けたら寒いけど 暖かくなったらきっといいんだろうな
少しすると見知った景色が流れてきた そろそろお家に到着する 琥珀と先輩たちにさよならを告げて家に帰る
琥珀たちを送ったあと 俺たちはそれぞれの家に帰っていった




