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休日

 秋

 特にやることが無いなと思いながら 鉛筆をかじって外を見る 隣の家は彼氏の家だ 親にはまだ言っていない いったら面倒くさそうなので 言わないことにしている 家にいてもやることが無いので 上着を着て散歩に行くことにした

 家の前 どこぞのアメリカみたいに広大な土地に家があるので 隣の家との間隔は車1台分 柵はないのでそこは隣人間で何とかしてください 家のガレージには芝刈り機が存在している よくお兄ちゃんが乗り回している 家の前の部分には ポストが生えている そこに投函して荷物を持って行ってもらう感じである 荷物を送るときは 棒を立てて意思表示をする 荷物が入っているときは 自分で確認してねっていうことである

 

バスが来た 乗り込もう 行く当てもなくバスに揺られて水野駅に到着する 終点だ 国鉄羽北線はお乗り換えだ 特にあてもなく駅前をぶらぶらする 人だかりができている なにをしようかな? 

取りあえずコンビニに入る 季節の変わり目だから 風邪対策や新商品が並んでいる コンビニ価格である ペットボトルは人間サイズのまま規格が変わっていない商品のようだ おかし お菓子コーナーにはかならずといっていいほど ビニールの使い捨て手袋がセットで販売されている物が有る ポテチの海苔とかが毛に絡まったら嫌じゃん?っていう理屈らしい あと汚れが絡まるのを防止したいらしい セルフレジは人間サイズと獣人サイズの2端末あるが 人間サイズは背の小さな生物用で 獣人サイズは背の大きな生物用になっていることはメーカーの誤算である

次は生鮮食品を売っているお店だ 駅チカだからコンビニ並みに高い 駅チカだけに駅の地下にある        

う、、、そんな目で見ないでくれ 人だかりを分けて進んでいく 到着した スーパーであるから 品ぞろえも豊富である 豊富? ほう? とりあえず一通り進んでみる 合成肉のコーナーは 産地がどれも〇〇研究所という 最後に研究所というのが付くことが普通である 獣人であっても 肉をはぐだけに殺されたらたまったもんじゃないな 野菜とかも露店栽培しているものもあるし 室内で適切に管理されたものを使用していることもある どれも売れていく 飲み物コーナーは獣人専用の物も売ってたり人間専用のもある ようはどっちを飲んで体調不良になっても メーカーや販売店は何もしませんよっていう

 次にゲームセンターだ いろんな機種のゲームがある 僕は家でゲームをしている派だから ゲームセンターのゲームなんてあんまり興味が無い そんなこんなでうろうろしていると 誰かの背中に激突した ん? あーごめんなさい 僕の不注意で 「あの人間君じゃねえか、」そう言われるとひょいっと持ち上げられて どこか路地裏に連れていかれる 

 「なんで人間様があの学校に入って生き生きと暮らしてんだ?」考える間もなくパンチがはいる 痛い 気が遠くなる 「無視してんじゃねえよ!」 僕を殴らないで、気が、遠く、やばい、 だれか まあこんな時に誰かに見つけてもらおうなんて思うことはないじゃないの 助けてほしいとは思っても 誰かとはあんまり考えてはいない 

 意識が消えかかったその時 僕の前に見知った青い仔が現れた その子はなぜか持っていた スプレー缶や グリススプレーを相手にかけて 相手の行動を制止した そのあとはとどめでレンチで頭を数回モグラたたきにした そして僕に一言 「やっと見つけた、探したんだぞ? けんた」


 少しした後に目が覚める 消毒液の痛みだろうか 顔にぶっかけられる消毒液の痛みで目が覚める 「いてて、、」 翼ちゃんが泣きながら手当をしている 「ごめんな、」 僕だって出かけるときに声をかけなかったのが悪い まあね 僕だって悪いんだよ? 「そういえばケンカをしていたあの方たちはけんたが知ってる人?」 と聞かれたので 首を横に振った もしかしたら同じ学校に居る奴なのかもしれないな そんなことで背筋が震えていく 「大丈夫 俺がけんたを守ってやるからな! 安心しろ いつでも一緒だ」 公園の鏡で顔を見ると 顔がはれているのが分かった 缶ジュースをほっぺに当てて冷やしていた 「どうする?これから家に帰る?」と翼に聞かれたので うなづいて帰ることにした 家に帰る 駅前に戻ると バスが止まっていた 「そういえば翼、なんであんなスプレーやレンチ持ってたの?」 と純粋な疑問をぶつけた 「自転車のメンテナンスに使おうと思ってな、」あああの50キロ出る自転車ですか、、、パワーアップして高速道路走り出しそう 「いや 出ても55キロくらいしか出ないだろう?」 異常だ!!このここわい!!  さきほどの乱闘疲れのため 二人はバスの中で睡眠をしている ときどき痛みで起きて 外を見る 「翼、降りるよ」

 今日も一日 ハチャメチャだったな とか思いながら 家に戻って行ったのだ


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