✅ 廃村前 到着
──*──*──*── 廃村前
冒険者ギルドを出た後、人気のない路地を探した。
路地の突き当たりで、セロが発動させた転移魔法で≪ 廃村 ≫の前に到着した。
オレが瞬きしている間に到着しちゃうんだもんなぁ。
転移魔法って凄い!!
オレ達よりも先に冒険者ギルドを出て≪ 廃村 ≫へ向かった冒険者達は未だ≪ 廃村 ≫に到着してない様だ。
そりゃそうだよな。
≪ 港街 ≫から≪ 廃村 ≫迄は、どんなに急いだって片道3時間は掛かるんだから。
オレの目の前には≪ 廃村 ≫がある。
…………正直言って、≪ 廃村 ≫の中には入りたくない。
何でまた剣騎士は≪ 廃村 ≫なんかに……。
いや、別にいいんだけど…。
セロフィート
「 マオ、何してます?
入りますよ 」
マオ
「 う、うん… 」
セロフィート
「 未だ昼前ですし、何も出ません 」
マオ
「 分かってるよ! 」
──とは言ったものの、怖いものは怖いんだから仕方無い。
怖いから、オレはセロの右腕に両腕を絡めた。
セロフィート
「 どうしました? 」
マオ
「 別にいいだろ!!
入るんだろ? 」
セロフィート
「 入りますけど…。
ふふふ。
マオは怖がりさん〜〜〜♪ 」
マオ
「 歌わなくていいよ!(////)」
全くセロは〜〜〜!
オレの気も知らないで!!
美声で歌われると、胸がキュンキュンして困るんですけどっ!!
ムスッとした顔でセロを睨むオレを見て、当のセロは可笑しそうに微笑んでいる。
セロの笑顔が眩しい!!
マオ
「 …………本当に何も出ないんだよな?? 」
セロフィート
「 多分… 」
マオ
「 オイッ!! 」
フイッ──とセロはオレから目を逸らした。
何で目を逸らすんだよ!!
出るのかよ、何かが?!
魔剣と剣騎士以外の何かが……。
怖じ気付くオレに構う事なく、セロは≪ 廃村 ≫の中へ入って行く。
セロの右腕に抱き付いているオレは、セロに引きづられる様に≪ 廃村 ≫に入った。




