✅ 冒険者ギルド 2 / 魔剣の情報 2
セロフィート
「 マオ、ワタシ達も≪ 廃村 ≫にある墓地へ行きましょう 」
マオ
「 う、うん…。
其はいいけど……、夕食迄には帰って来られるんだよな??
夜も墓地に居るとか嫌だからな!! 」
セロフィート
「 大丈夫です。
{ 転移魔法を使えば一瞬です }」
マオ
「{ ──今回だけは許す! }」
セロフィート
「 有り難う、マオ♪ 」
マオ
「 直ぐ行くのか? 」
セロフィート
「 受け付けカウンターで依頼を受けます 」
マオ
「 依頼?
依頼なら “ 魔剣討伐 ” を受けてるだろ? 」
セロフィート
「 “ ≪ 廃村 ≫の墓地へ行ったきり帰って来ない依頼 ” と “ 依頼を受けたまま戻って来ない冒険者達の捜索依頼 ” を受けます 」
マオ
「 でもさ…、結構な数になるんじゃないのか?
“ お墓参りに墓地へ行ったきり帰って来ない依頼 ” だけでも6件もあるんだぞ。
1度に受けれる依頼は5つの筈だろ? 」
セロフィート
「 ふふふ。
ワタシを誰だと思ってます? 」
何でかな?
嫌な予感しかしないんですけど?!
自信あり気に微笑んでいるセロに対して、オレは不安しか感じない…。
何か企んでるんじゃないよな??
セロと一緒に受け付けカウンターに向かった。
──*──*──*── 受け付けカウンター
あれれぇ??
さっきと違う受付嬢だ。
交代したのかな??
受け付けカウンターの前に立ったセロは、受付嬢と話し始めた。
交渉をしてるのかな?
別の受付嬢が依頼帳を持って受け付けカウンターに現れた。
オレは……する事がない。
こういう時のセロは、妙にテキパキしている。
的確な指示を出して、2人の受付嬢を忙しなく働かせている。
上司かよ!?
受付嬢
「 ──有り難う御座いました!! 」
あっ、終わったみたいだ。
セロフィート
「 マオ、行きましょう 」
マオ
「 うん… 」
セロは依頼書の束をポーチバッグの中に入れた。
一体何件の依頼を受けたんだろう…。
マオ
「 ──セロ、そんなに依頼を受けてどうするんだよ?? 」
セロフィート
「 “ 魔剣討伐 ” に関係しそうな依頼を集めました。
依頼が解決しなくても “ 帰って来ない ” や “ 戻って来ない ” の原因が判れば、依頼書は依頼帳から外されます。
其が目的です 」
マオ
「 依頼書を依頼帳から外す為…??
解決が出来ない原因をセロとオレで突き止めるのか? 」
セロフィート
「 そういう事です。
原因が魔剣絡みなら一石二鳥です 」
マオ
「 …………依頼書の束を見た限りじゃあ、二鳥所じゃないと思うけど…… 」
セロフィート
「 そうですね。
受けてもらえず残る依頼書や解決されない依頼書が増えれば依頼帳が増えてしまいます。
依頼帳を増やさない為に依頼書の整理整頓をする必要があります。
パーティーのリーダーは其の作業に協力する義務があります。
今回は其を利用してみました 」
マオ
「 其で依頼書の束なんだな 」
セロフィート
「 ≪ 廃村 ≫の墓地へ行って、原因が判れば、束分の依頼書が減る事になります 」
マオ
「 そうなったら受付嬢の仕事も減って少しは楽になるよな? 」
セロフィート
「 其はどうでしょう。
依頼がなくなる事は先ずないですし 」
マオ
「 …………そっか… 」
皆、何かしら頼まないと困る事があるんだな…。
何時の間にか冒険者ギルドの中は静かになっていた。
明らかに冒険者の姿が減っている。
皆、魔剣に操られている剣騎士の目撃情報を得て≪ 廃村 ≫へ向かったのかも知れない。
オレ達も急がないとだな!
オレはセロと一緒に冒険者ギルドを出た。




