✅ 冒険者ギルド 1 / 魔剣の情報 1
──*──*──*── 冒険者ギルド
セロとオレは冒険者ギルドに来ていた。
冒険者ギルドの中には冒険者が沢山居た。
ワイワイ,ガヤガヤと騒がしいのは冒険者が多いからだ。
マオ
「 うわ〜〜〜。
こんなに冒険者が居たんだな〜 」
セロフィート
「 此処に来ている冒険者は皆、ライバルになります 」
マオ
「 何でだ? 」
セロフィート
「 見てください。
皆、 “ 魔剣討伐依頼書 ” を持っているでしょう。
魔剣討伐に行く前に新しい情報を得る為に寄った人達です 」
マオ
「 考える事は同じなんだな〜〜 」
セロフィート
「 ──マオ、新しい目撃情報があります 」
マオ
「 何れ?? 」
──あった!
≪ 港街 ≫から南西にある≪ 廃村 ≫で目撃した──って書かれていた。
≪ 廃村 ≫って……。
何でそんな所に居るんだよ!!
ま、まぁ…≪ 廃村 ≫になら近寄る物好きも居ないだろうし、被害だってそんなには出ないよな?
セロフィート
「 此は……拙いです 」
はっ??
拙い??
マオ
「 セロ…何が拙いんだ?? 」
セロフィート
「 ≪ 廃村 ≫には墓地があります 」
マオ
「 墓地があったら何か拙いのかよ? 」
セロフィート
「 墓地には今でも多くの参拝者が訪れます。
何も知らない参拝者が魔剣の被害に遭っている可能性があります 」
マオ
「 マジですか?! 」
セロフィート
「 “ お墓参りへ行ったきり帰って来ない ” という家族からの捜索願いの依頼が出ていれば先ず間違いないでしょう 」
マオ
「 じゃあ、聞いてみるよ 」
セロフィート
「 お願いします 」
セロを伝言板の前に残して、オレは受け付けカウンターに向かった。
受け付けカウンターに居る受付嬢にセロから言われた事を聞いてみた。
墓地へ墓参りに行ったきり帰って来ない人達か…。
居るのかよ、そんな人……。
受付嬢が調べてくれている間、オレは近くで会話をしている冒険者達の話に聞き耳を立ててみた。
…………でも、なんで≪ 廃村 ≫にある墓地迄通って参拝するんだろう??
≪ 廃村 ≫じゃあ、墓地を手入れする人だって居ないだろうし……。
受付嬢
「 御待たせ致しましたぁ。
お調べさせて頂きました所ぉ、6件の依頼が届けられておりましたぁ 」
マオ
「 6件も?! 」
受付嬢
「 はいぃ。
先週と合わせた分になりますねぇ 」
マオ
「 先週と合わせて?
先週から墓地に行ったきり帰って来ない人が居るって事?? 」
受付嬢
「 はいぃ。
先々週はなかったですぅ。
先週に入ってからですねぇ 」
魔剣と関係があるのかな??
マオ
「 ねぇ、其の依頼を受けた冒険者は居るの?? 」
受付嬢
「 はいぃ。
何人か居られますけどぉ、依頼を受けた冒険者は未だ戻って来てませんねぇ 」
マオ
「 え??
依頼を受けたきり戻って来てないの? 」
受付嬢
「 はいぃ。
でもぉ…依頼を受けられた冒険者は、腕の立つお強い方達ばかりなのでぇ…… 」
マオ
「 ──有り難う! 」
オレは受付嬢に御礼を言って、セロの所へ戻った。
依頼を受けた冒険者達が戻って来ないだって??
そんな事ってあるのかよ??
依頼が解決したら、報告をする為と報酬を受け取る為に必ず冒険者ギルドへ寄る筈だ。
未だ依頼の解決が出来てないって事なのか??
でも、腕の立つ強い冒険者が何人も受けてる訳だし、解決してないとオカシイんじゃないのか??
マオ
「 ──セロ、聞いて来たよ 」
セロフィート
「 どうでした? 」
マオ
「 うん。
実は── 」
オレは受付嬢から聞いた事をセロに話した。
セロフィート
「 ははぁ……そうですか。
其は妙ですね 」
…………オレの “ 気の所為 ” だといいんだけど、心無しかセロが笑ってる様に見えるんですけど??
また何かロクデモない良からぬ事を企んでるんじゃないだろうな〜〜〜。
不安しかないっ!!
マオ
「 …………何が妙なんだ?? 」
セロフィート
「 腕に自信のある強者揃いが戻って来ない事です。
魔剣の被害に遭ったのかも知れません。
戻りたくても戻って来られない状態なのかも知れません 」
マオ
「 ──其って…ヤバいのか? 」
セロフィート
「 良くはないです。
冒険者もピンからキリ迄居ますし。
強者の冒険者が居ないのは≪ 港街 ≫の防衛力,守備力には痛手となります 」
マオ
「 た、確かにな……。
“ いざ! ” って時に対応が出来ないのは困るよな… 」




