白夜、神に会う。
僕は昔からなんでも出来すぎた。
勉強も世界一位、ギネスなんていくつ取ったことか。2桁は軽く超えてるね。
格闘術の大会も、現在30連覇中だ。僕は、もう飽きたんだ。
誰かにもう縛られるのは懲り懲りだ。縛られるのなら、この世界から僕は消えたい。
地球とは違う自由な世界へ。
◇◆◇◆◇◆◇
僕の名前は九十九白夜。ただの、男子高校生(DK)だよ。
趣味は、格闘術、それと、作曲、作詞、歌うこと。
好きなことは、格闘術を極めること。
嫌いなことは、退屈な時間。あと、人…かな?
いわゆるボッチ
以上。
いま僕は私立躑躅高校の三年生。実はもうアメリカのH大学を7歳の時に首席で卒業してるんだー。
あー、こんなに暇な時間を過ごすなら異世界とか行ってヒャッハーとかやってみたいなー。
「な、なによこれ!」
「キャァァァァァ!!」
「うわぁぁぁっ!嫌だ嫌だ」
チッ。るっせぇな何事だよ……
だま………れ……?「はぁ?!」
魔法陣!?
まじで異世界!?一夫多妻制とかあんのかな??ちょー楽しみ!でもどうせなら普通に生きたいよね。
プツン
ここで僕の意識は途切れたわけだが、なぜいま僕は白い空間にいるのかなぁ?
異世界召喚されたんじゃないの?はぁ、ざーんねん
「いえ、合っていますよ、白夜君」
!?誰だ…………は?なにこの美人さん
「嬉しいですね。美人だなんて…。ごほん!今回私があなたをこの空間にお呼びしたのには訳があるのです。」
へぇ。聞かせてよ
「えぇ、あなたがいまから行く世界は【マギア】剣と魔法の世界です。そこに行くにあたってのあなたの使命はマギアに行くことなのです。」
なにそれ。魔王を倒すとかじゃないんだ。
「はい。魔王様はお優しい方ですからね。おっと、話がずれました。
白夜様が向こうの世界に行かれると、自動的にこの世界のリソースが増えるのです。もしリソースが無くなったら、この世界は滅びます。もちろん私もです。ですので、白夜様。我々神達は貴方に頼る意外何もできないのです!無理でしたら、地球にきちんとお帰しいたしますので、お願い致します!」
えー?もう地球には帰りたくないなー。自由にしていいんでしょ?向こうの世界では。
「えぇ。お願いします!」
まぁ、いっか。いいよー。向こうの世界に行ってあげる。
「有難うございます!!私達神々は貴方に感謝致します。あ、それと向こうの世界に行く時に今の体では全ての力が入りませんので、少し若返りますが、きちんと成長しますので、大丈夫です。では、神のご加護がありますように」
うん!神様も元気でね!
「私の名はユノです。」
ユノね覚えた!じゃあね!
ここでまた僕の意識は途切れた
◇◆◇◆◇◆◇
「白夜。私の愛しき子。どうか無事でいてね」
というユノの声は誰にも届かなかった。