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小学1年生・春

早朝の寝室。


「ねぇ、どうしても?どうしても行かなきゃいけないの?」


人はなぜ、「やれ」と言われるとやりたくなくなるのだろうか。


しかし、そんな疑問さえ浮かぶことのない幼い私は、ただ学校を拒絶した。


父も母も私の前で、懸命に笑顔をつくり拒絶しかしない私を元気づけようとした。


でも私は、それが気に入らなくてそれからどんどん笑わなくなっていった。


「大人」なんて嫌いだ。


私は大人になんてなりたくない。


そうやって少しずつ私は、大人になっていってるんだ。


好きだった歌も、好きだった場所も。


全てを拒絶し、嫌いになっていく。


そんな中、ようやく苦しみながらも通いはじめた学校で、私には敵が現れた。


“先生”


あんたたちさえいなければ私は、今頃笑っていたかもしれないのに…。


その感情が、言葉になりはじめたのが、小学2年生の夏休み。


1人の人に、出会ったから。

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