第5話悪夢同士の聖戦 the holy war between the nightmares
一方、バグダサールと謎のnightmareとの戦闘は熾烈を極めていた。
謎のnightmareは素早い動きで、逃げ回ったり、建物を壁にしながら、時々手榴弾なんかを使用して、応戦していた。
バグダサール「ちっ、すばしっこい奴だな。
だが、戦力が拮抗すればするほど、武器《宝石》の輝きが見れるってもんだな!」
バグダサールはPKMを発砲し、BMP1の砲手は*73mm滑腔砲を放ち、相手に強烈な一撃を叩き込もうと試みるも相手に命中せず、致命打にもなり得なかった。
*BMP1のメインの大砲
砲手「中々、当たりませんね~。
それにしても、あいつ人間じゃないようだ。
動きが化物染みています」
バグダサール「ふん、そりゃあな......」
操縦手「レヴォンさんも大概にすごいですよね」
バグダサールたちはwater9をレヴォンと呼んでいた。
バグダサール「あいつ、死んだぞ」
砲手「え!?本当なんですか、それ!?」
バグダサール「ああ、多分あのフード野郎にやられたな」
???「!!教会が......」
謎のnightmareは建物の壁に隠れていたが、BMP1の砲塔が教会に向けられた直後、突如飛び出し、砲塔が自分に向くように誘導した。
バグダサール「ん?なんで、あいつ今出てきたんだ?」
その後も何度も、謎のnightmareは同じ行動を取ったため、バグダサールは合点がいった。
バグダサール「あいつ、もしかして、教会が攻撃されるのを防いでねえか?」
砲手「ええ、そのようですね。
一回、あいつを無視して、教会に砲塔を向けたままにしておきます?
あいつ、焦って無理やり止めにくるんじゃないですか?」
砲手は砲塔を教会に向けたままにしておいた。
すると、謎のnightmareは砲塔の前方に飛び出した。
そこをチャンスと捉え、バグダサールはPKMをの引き金を引き、謎のnightmareの左手を吹き飛ばした。
???「ううぅぅぅああああああぁああ......」
謎のnightmareは使用していたAK74が使用できなくなった。
左手から血を吹き出しながら、近くの建物の裏に隠れ、トカレフを取り出し、歯で*スライドを後退させ、使用できる状態にした。
*ハンドガンの弾丸を撃つために引く部分
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その頃、エドワードたちは高い建物から、戦闘の様子を眺めていた。
イヴァンはSVDのスコープを覗きながら、観察をしていた。
イヴァン「........フードを被った奴の腕が吹き飛んだ。
BMPに乗っている方が優勢のようだな」
エドワード「できるだけ、戦力を拮抗させたい。
少し、援護をしようか。
標的が使用している武器を破壊してくれ」
イヴァン「ああ、わかった」
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イヴァンは引き金を引き、PKMに弾丸を撃ち込む。
PKMの*機関部に命中し、正常に作動しなくなった。
*銃の作動部分
バグダサール「うっ、なんだ?3時の方向から撃たれたぞ?それに......
うわっ!作動しねえじゃねえか!」
操縦手「本当ですか!?」
バグダサール「こいつの輝きはここまでか........」
砲手「攻撃してきたのは、誰なんですか?」
バグダサール「わからねえ。
あいつを援護しているようにも映ったな。
よし、お前ら二人は引き続き、BMPを操縦して、あいつにぶっ放し続けろ。
俺は降りて、3時方向の奴を潰しに行く」
操縦手「ええ、わかりました。
でも、リーダー、お言葉ですが、現場でのドンパチには慣れているんですか?」
バグダサール「安心しろ。
俺は組織運営もドンパチも超一流なんだからよ。
そんじゃ、細かい指示は無線で伝えるぜ」
そう言うと、バグダサールは車内にあったAK74を持ち、隠れながら、エドワードたちの建物に向かってきた。
イヴァン「おい、標的がこっちに向かってきているぞ」
エドワード「仕方ないな。
あいつのどっちかの足を撃ち抜いてくれ」
イヴァン「了解《da》」
イヴァンが撃ち抜こうとした瞬間、謎のnightmareが物陰から飛び出し、バグダサールに向けて発砲、弾丸が肩をかすめた。
バグダサール「ってえな、あくまで俺が標的ってわけか」
バグダサール「「....おい、砲塔を教会に向けろ!」」
BMP1の砲塔が教会に向けられた。
???「うっ.....まずい!」
イヴァン「あのフードを被った奴、教会を守っているように見えるな。
弱点を利用されて、ピンチの様子だ」
エドワード「ケイン、RPGでBMPを破壊してくれ。
くれぐれも教会には撃ち込むなよ」
ケイン「ああ、教会《fucking church》をぶっ壊す方が俺の希望に沿っているけどな」
ケインはそう言うと、RPG7をBMP1に向けて発射し、BMP1に命中、破壊を達成した。
BMP1は炎を上げて燃え上がった。
ケイン「はい、雑魚ー!」
BMP1の操縦手と砲手は爆発に巻き込まれて死亡してしまった。
バグダサール「なっ.......俺の、俺のBMPが......
それにあいつらも.........武器《宝石》の輝きが......」
バグダサールはかなり、愕然とした様子であり、謎のnightmareはそれに漬け込むように攻撃を続行した。
バグダサール「ちっ、人が落胆している時によ~。
空気の読めねえ奴だな」
そう言うと、バグダサールは教会の方に向かい、教会の陰に隠れた。
???「っく!卑劣な真似を!」
バグダサール「よほど、教会が大事なようだな」
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少し時間を遡り、ネロたちはエドワードたちに合流すべく、村に向けて車を走らせていた。
ネロ「エドワードによるとな、どうやら、もう一匹nightmareが湧いたようだぞ。
うちらが把握、追跡できていなかった奴がな。
んで、そいつと今回の標的が今戦闘中とのことだ」
エーリヒ「追跡できていなかったnightmareの処遇はどうする?」
ネロ「エドワードは二人が潰し合い、勝った方を最終的に狩ろうとしていたらしいな。
だが、俺は追跡できていなかった方を殺すのにストップをかけておいた。
後で利用価値があるかもしれんからな。
んで、今はできるだけ、両者の戦いが標的でない方がやや善戦するように調整中だそうだ。
エドワードの野郎......優雅に観戦中とか言ってやがったぞ。
まるで、古代ローマの剣闘士の試合を眺める貴族の気分だとかぬかしやがって」
ダスク「どっちも俺がぶっ潰したらダメか?」
エーリヒ「お前は黙っていてくれ」
ダスク「つまんねえな~。
んで、カスパー、さっきからやけに辛気臭え様子じゃねえか」
カスパーはというと、思い悩むような表情をしていた。




