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Nightmares Never Die  作者: 山田夜守
第三章 The Hero's Graveyard
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第7話暗黒の怪物 unknown predators

ダスクもその頃、二人を既に殺し、もう一人もかなり追い詰められていた。

???「畜生!どこに行きやがった!?」

ダスク「こっちだぜー!」

突然現れたダスクに最後の一人は、翻弄され、床に倒れ込んだ。

ダスク「一応聞いておくか。

何者だてめえら?

英語は喋れるのか?」

???「....お前なんぞ、割礼されるといい....」

ダスク「お!喋れるのか。

で、なんだそりゃ一体?何者かも答えやがれ」

???「.......」

ダスク「答える気はねえか.....」

そう言うと、ダスクは最後の一人をM1911A1で撃ち抜いた。


四人は一箇所に集結し、相談を始めた。

ダスク「片付いたみたいだな。

で、まじで何なんだこいつら?」

エドワード「ヒントになるかはわからないが、死体を確認してみたところ、少し気になる点があった。

顔つきが一般的なこの土地の人間のものではないんだ。

どちらかと言うと、西欧人に近い。

格好はムスリムだけどね」


伊吹「ええ、私もそれは感じたわ。

何度か、アフガニスタンでの任務があったけど、この土地でこれまで会った人間の顔つきとは違ったわね」

ネロ「あいつらの中に無線機や衛生電話を所持しているものもいた。

全て壊れていたけどな。

ただの金がねえそこら辺の武装集団が、そんな高価なものを持っていたことも腑に落ちねえ」

疑問を抱きながら、エドワードはLeitzに無線機で連絡を入れる。


Leitzは死体を回収するよう、支持を出した。


エドワード「こっちの無線機にもいつの間にか、連絡が届いているな」

それを四人が個人の携帯無線機の無線を再生してみたところ、カスパーがさらわれた内容を伝えるものであった。


ダスク「!!おい、まじか!?」

ポイントD《デルタ》に合流という文言があり、四人は急いで、ポイントD《デルタ》に戻り合流を果たした。


ネロ「悪い!待ったか?」

エーリヒ「ちょうど今、お前たちのところに向かおうとしていたところだ。

無事で何よりだな」

エドワード「すまないな.....何しろ、切迫した状況だったものでね。

突然、nightmareの集団に襲われたんだ。

んで、正体が謎ときたもんだ」

ダム「てことは、各チーム全員が受けたってわけだな」

エドワードたちは各々の事情を説明し合い、エドワードは早急にLeitzに連絡した。


Leitzは全nightmareの死体を回収するように指示した。

そして、カスパーにはネロが発信機が付けたから安心してほしいと言い、カスパーがいる座標を提示した。


エドワード「ネロ、カスパーに発信機なんて付けていたのか」

ネロ「......発信機?」

エドワード「君が付けたんだろ?」

ネロ「.....俺は知らんぞ」

エドワード「.....え?

まあ、兎に角、場所がわかっただけ一安心だな」


ネロ「....とりあえず、話は後だ。

相手はカスパーに危害を加える...いや、もう加えているかもしれんから油断はできない」


ケイン「あいつ、タフだからある程度は平気じゃね?」


ネロ「だが、危険には変わりないだろ。

そして、座標によると、ここからそう遠くはなさそうだな。

よし、誰がカスパーの救出に向かうか決めるぞ」

ダム「俺はパスだな。

カスパーって奴の顔を見たことがねえし、白馬の王子様って柄でもねえしな」

伊吹「私もその人の顔を知らないから除外ね」

エドワード「僕は戦闘が得意ではないから、残るよ」


ネロ「めんどくせえから、俺が決めるぞ。

イヴァンとラートリー、ペルマラム、誠士郎、俺と来てくれるか?」

イヴァン「....了解した」

ラートリー「おっけー」

誠士郎「了解」

ペルマラム「了解しました。

私たち三人は目の前でカスパー君をさらわれた負い目もありますし」

五人は提示された座標の元に向かった。


_________________________________


一方、カスパーは目が覚めると、テントの中におり、目の前にヘリを攻撃したnightmareの男がいた。

ゲリラがテントの入口を見張っており、逃げられる雰囲気ではなかった。

そして、その男はカスパーに語りかけてきた。


???「....目が覚めたか」

カスパーは困惑したが、すぐに冷静に質問を返した。

カスパー「英語を喋れるのか」

???「私は昔、イギリスに留学していたことがあってね。

ところで、君たちは私を始末する計画だったのだろう?

以前、私に接触してきたイブリースの協力の申し出を拒否したからだと私は考えているのだが」


カスパー「...もしかして、nightmareのことか?

.....それについては答えられない」

???「君らはnightmareと呼んでいるのか。

まあいい。

答えられないということは図星ということだろうからな。

そして、その計画が突然の我々の攻撃により、大いに狂ってしまったわけだ」


カスパー「...僕をこんなところに連れてきてなんの用件だ?」

???「用件という程のことではないが、とあることをきっかけとして、俄然、君に興味を持ったから連れてきたといったところかな。

君、人間でありながら、何やら特別な力があるんだろう?」


カスパー「.....ああ、知られてしまっているんだな。

それに、とあるきっかけ?それはなんだ?」


???「とある人物が君をさらうのに協力してほしいと言ってきてね。

君たちが乗ったヘリコプターを攻撃したのも、それが理由さ。

君らを襲撃したnightmareの集団はその人物が使役しているものだそうだ。

そんな人物が手に入れたいと思う程の男が君なわけだろう?

それは興味の一つも湧くものさ」


カスパー「.....その人物の素性については知らないのか?」

???「ああ、相手はnightmareであり、武装組織に所属していること以外は知らない。

とりあえず、NATO軍の精鋭のフリをしたnightmareの集団のヘリがとある上空のルートを通過するから撃墜してほしいと頼まれたんだ」


カスパー「.....あんた、「山岳のコブラ」ってやつだろ?」

???「そうさ、そんな異名を持っている」

カスパー「....あんた、テロリストなんだろ?何度も爆破テロなんかを実行したって.....なんで、そんなことやっているんだ?なんで、そんなことができるんだ?」

アイユーブ「ああ、世間一般じゃ、そう呼ばれているよな。

君、当ててみてくれないか?どういう動機で私がどういう動機でテロ活動を繰り返しているのかを」

カスパー「....狂信者か個人的名誉のためか、もしくは、あんたがそういうことに快楽を感じる壊れた人物か....」


アイユーブ「個人的名誉のため.....確かにそういう側面もあるだろう。

君、「英雄」という言葉にはどんな印象がある?」

カスパー「.....唐突だな。

英雄か。

多大な功績を残し、大勢からの絶大な信頼と尊敬の眼差しを受け、そして集団を率いるリーダー的人物といったところかな」

アイユーブ「なるほど、それが一般的な英雄像だろう。

しかしだ、こうも思わないか?英雄は生贄のような存在だって」

カスパー「.....生贄?」


アイユーブ「英雄は周囲から絶大な信頼と尊敬の眼差しを受け、集団を率いるリーダー的人物と君は言ったね、まさにその通りだ。

そして追加で言うなら、英雄はその集団のために生き、そして死ななければならない。

それは失敗を許されないことでもあり、期待を裏切れないことでもある。

自分自身がどんなにあることをやりたくなくても、集団が望む限り、それを実行しなくてはならない。

全責任を一身に受け、自分自身の意思を介在させる余地がないという意味で生贄と英雄は共通している」


カスパーはいつの間にか、この男の話を聞き入ってしまっていた。












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