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Nightmares Never Die  作者: 山田夜守
第二章 La source du sang, le destin du sang
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第5話密林を見通す神秘 the eyes of providence in the jungle

モブツ殺害後、各部屋の探索を三人は行った。

しかし有益なものは発見することができず、即座に三人は屋敷を脱出した。

そしてストライカーに乗り込んだ。


ネロ「有益な情報を得られたのか?」

誠士郎「...一つだけな。

モブツ本人の口から聞き出せた。

なんでもザイールの抵抗の裏に何者かがバックアップしていたようだ。

その何者かというのがnightmareの可能性がある。

特徴としては白人で、目元に傷があるそうだ」

エドワード「どうやらザイールの抵抗はその者のパシリ役を引き受ける代わりに、利権の一部を入手し、その資金を活かして組織を拡大させたようだ」


ネロ「なるほどな、自分たちは表に出ず、影で操っていたと。

組織内からではなく、組織外から拡大させていたわけか。

で、その野郎の居場所はわかるのか?」

エドワード「しかと聞き出した」


そう言うと自慢げに地図をネロに見せた。

ネロ「なるほど、ここか。

一度、軽く基地の偵察を行ったほうがいいな」

他には何か収穫物はあったか?」

誠士郎「...その他と言えば、任務とは関係がない宝石類や女の写真といった、取るに足りないものが大量に見つかったな」

ネロ「そうか。

よし、エドワード、この印の場所に向かってくれ」

エドワード「心得た。

もうすでにこの近辺は騒然としてきているようだ。

長居は禁物だしね」


エドワードは少し、難しい顔をして言う。

エドワード「...この場所、森に囲まれているから、木が障害物になる。

森の手前でストライカーを停車させる必要がある」

ネロ「ああ、そのようだな」

ケイン「偵察は誰が行うんだ?」

ネロ「そうだな...誠士郎!頼めるか?

そしてカスパーお前もだ」

誠士郎「了解」

カスパー「...了解」


カスパーは不安であったが渋々了承した。

エドワードはストライカーを森の手前まで走らせると、二人に下車するように合図し、誠士郎は*HK G3と双眼鏡、地図を手に取り、車を降りた。

*ドイツで開発されたアサルトライフル


誠士郎「...行くぞ、カスパー」

カスパー「あ、ああ」

カスパーは少し、あまり口を開かない誠士郎を苦手としていた。


誠士郎「...こっちの方角だな...

カスパー、ええっと、プロヴィデンスを発動させてくれるか?」

カスパー「ああ、もちろん」

カスパーはプロヴィデンスを発動させたが、nightmare特有のオーラを視認できなかった。


カスパー「...駄目だね。

ここからではまだ、射程範囲外のようだ...」

誠士郎「感覚の方は?」

カスパー「それも今は感じない」

誠士郎「おおよその傾向がわかった。

君、人の死が絡んだ場所、例えば戦場とかだ。

そういう場所にいるときに、その感覚が襲ってきていないか?」

カスパー「え?ああ、そうかもしれない。

さっきの屋敷襲撃の時も、嫌と言うほど襲ってきていた」

誠士郎「普段、アメリカで生活していた時は感じたか?」

カスパー「病院なんかではね、しかし滅多に感じなかった。

確かに戦場カメラマンとして戦地へ赴くようになってから感じる機会が増えた」

誠士郎「...この情報はエドワードが喜びそうだな。

それはそうと、森の向こう側に基地があるはずだ。

基地が見える位置まで移動するぞ」


二人は森の出口付近に到達した。

基地は四方向が森に囲まれた平野に築かれており、誠士郎たちがいる位置は丘のようになっていて、基地の様子を一望できた。

一つの方向だけ森の中に道が舗装されており、車が通れる状況となっていた。

基地は有刺鉄線と壁に二重に囲まれ、軍用ヘリや軍用車が整然と並んでおり、通信設備なんかもあって立派に軍事基地と呼べる代物であった。

誠士郎は双眼鏡を覗き、基地の細部を確認し始めた。


誠士郎「...ヘリ、軍用車、通信設備、見張り塔、異様に豪華な設備の基地だな。

相当な資金力がある模様だ。

見張りは白人で...装備はと....FN FNC...P90...

ん?あれは例の男か...?

カスパー、ここからでもオーラは確認できないか?

プロヴィデンスを発動してみてくれ」

カスパー「!!あの男、オーラが確認できる。

nightmareだ!」

誠士郎「本当か。

そうなると、一旦ネロの指示を仰居だほうが賢明だな」


誠士郎は無線通信を行う。

誠士郎「「....こちら、yamaneko。

基地内にnightmareの存在を発見した。

同時に基地内部にヘリ、軍用車、通信設備、見張り塔などの充実した設備を確認した、over」」

ネロ「「....こちら、aquila。

了解した。

一度ストライカーに帰投せよ、over」」

誠士郎「「....了解」」


誠士郎「カスパー、一度ストライカーに戻るぞ」

二人はストライカーに戻り、詳細を話した。

誠士郎「nightmareを発見した。

証言通りの白人の目元に傷がある男だ。

その他の特徴と言えば、金髪で迷彩柄の戦闘服を着用していた。

それにかなりの資金力がある様子だった。

基地内部の人間は全員白人で、装備品を確認したところ、西側の武器を所持していたな。

それと...基地は全方向森に囲まれていたが、一方向だけ車両が通行できる様子だった」


ネロ「手柄だ。

やはりこの件にはnightmareが絡んでいたな。

よし、襲撃方法を入念に練るため、一度ルエストに戻って今後の方針を組んだ方がいいな。

Stars Levelとも情報共有してな」

ケイン「エージェントはどうなったんだ?」

誠士郎「...順当に考えれば、そのnightmareに殺されているだろうな。

現にカスパー、オーラは一つしか視認できなかっただろう?」

カスパー「ああ、その通りさ」

エドワード「それじゃあ、皆、ルエストに向けて出発するよ」


エドワードはストライカーを発進させ、一同はルエストに戻ることにした。

車内でネロは携帯電話でジェームズに電話をかけ始めた。

ネロ「もしもし?どうも私です。

ルイスです。

それでですね、作戦の方は成功しました。

そこで、一度ルエストの町へ帰投し、再度話し合いの場を設けたいのですが...」

ジェームズ「おお、それは朗報ですな。

ええ、もちろんですとも。

成功と言いますと、鉱山襲撃の首謀者を処理することができたということですか?」

ネロ「いえ、そこまでは...

しかし、その首謀者の居場所及び外見についてはしかと把握しております。

詳細はそちらに戻り次第、お伝えしますので」


カスパーは首を傾げた。

カスパー「ルイス?」

エーリヒ「俺達部隊、さらに言えば、bwss社の特別作戦部は存在しないことになっている。

そこに所属している者が、安易に本名を使用したらまずいだろう。

コードネームも本人の素性を隠匿するためのものだ」

カスパー「ああ、人間側にnightmareの存在を認知されては都合が悪いんだったね」

エーリヒ「そういうことだ」




















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