第十二・五話(閑話)カメラ改造
「シャード、カメラを持って私の部屋にきて。」
私はシャードにそう言って先に部屋に戻って道具の準備をすることにした。私はマイラ、プラム様に仕えているメイドの一人。私は周囲からは「冷静」だの「落ち着いてる」とか言われているけれど、実際はそんなでもない。プラム様曰く、「3人とも癖が強いけれど、あなたはその中でもまだ唯一少しだけまともよ」といわれるレベルだ。私は部屋に戻り、机の上にランプを置き、修理用の魔術具と、改造に使う工具を数本準備した。私は昔から趣味でモノづくりをしていて、最近だと東屋の修理や昨日ノヴァ様が引っかかった落とし穴などを作った。
「マイラ、持ってきたよー。」
「そしたら机に置いてくれる?」
シャードは机にカメラを置き、私の斜め後ろに座った。
「うん。これなら10分くらいで改造終わるわ。せっかくだし見ていったら?」
「そうねぇ…そうするわ!」
私は魔法でカメラの構造を分析した。この世界のカメラは魔法で写真を撮っている。なので魔石を使えば誰でも使える。そんな風に改造してあるのがこの世界のカメラだ。私は分析が終わると魔法でカメラを分解した。
「うわぁお。私のカメラって意外と複雑な中身…」
シャードは若干引いていた。まぁ、だいたいの人はそんな反応だ。私はぶ本を入れ替え、クリーニング作業もした。そして…
「完成よ、シャード。名付けて、無限盗撮ちゃん改!」
「ダサい!」
「えぇー?ダメ?まぁ…そしたら名前は変えてもいいけど…機能は確認してよ」
シャードはカメラを構えて部屋にある花瓶の写真を撮った。
「すごい!本当に音が鳴らない!」
「よかったわね。それがあればいつでもどこでも写真が撮れるわよ。」
その後、私たちはフレアに呼ばれて東屋に集まった。
「シャード、マイラ!見てくださいアレ!プラム様とノヴァ様が手握ってますよ!」
「ナイスよ、フレア。シャード、急いで!」
「もう撮ったよ!」
そんな感じで今日も明日もプラム様たちはシャードの生贄になるのだろう。まさかメイド3人全員が共犯でグルだとは思わないだろう。ふふふっ
前話の終わらせ方的にカメラのくだりを書きたかった!そしてフレアも実はグルだったと。これじゃあプラムも気づきませんね




