第十話 這いよるナニカ
「なぁプラム、この四葉のクローバーってどこで見つけたんだろうな。」
「そうねぇ…この庭にはクローバーなんて生えていないはずだから、きっと起きてから探しに行ったんじゃないかしら。ほら、屋敷の後ろって山と森が広がってるでしょ?」
私たちはクローバーの産地を考えていた。私の屋敷の裏手には広大な山や森が広がっている。私もあまり行ったことがないため、どんな植物があるかはわからないが、以前マイラが「果物をたくさん採ってきた」って言っていたから自然の果樹園みたいになっているのだろう。採ってきてくれた果物のうち、半分はリンゴだったが。まぁリンゴは好きだし、純粋に嬉しかった。
「ノヴァ、今度一緒に裏の森に行かない?この前マイラが果物を採ってきてくれたの。せっかくだし、一緒に行ってみたいの。」
「そーなのかー。行ってみたいな、その森。果物って何が育ってるんだろうな。」
「今は秋だし、リンゴとかブドウがなってそうじゃない?果物って言っていいのかはわからないけれど、栗とかもあったら嬉しいわ。」
「栗?確かに、時期的になってそうだな。たくさん採れたらモンブラン作ってもらおうよ。」
ノヴァの目は明らかにキラキラしていた。可愛い。なんか犬みたい。その後、私たちは庭にある東屋に入り、ベンチに座って休憩した。
「そういえば…プラム、最近俺らの周りで変なことが起きてないか?」
「え?変なこと?それってどういうの?」
「なんだろう…誰かの視線を感じたり…あとは、何かの機械みたいな音が近くからしたりとかさ。」
私はここ数日を振り返ってみた。確かに最近、同じようなことが起きていた気がする。
「私もよ。…でも一体誰が?」
その頃、少し離れた場所で、シャードは物陰に隠れながらもつぶやいた。
「…気づかれちゃいましたか…ふふっ」
何とか内容の復活に成功しました。今回はすこし、屋敷の周りの様子を混ぜてみました。明確に季節が出ましたね。秋です。リンゴはお好きですか?私はよく丸かじりで食べてますw…絶対Bad Apple!!の観過ぎですね…。さて、ちょっと不穏な終わり方になっています。シャードの目的とは結局なんなのでしょうか!次回もお楽しみに!




