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第九話 雀の贈り物

ちゅんちゅんちゅんちゅん!!!!

(迷走しているだけなので気にしないでいただけると助かります…)

 お姫様抱っこをされたまま私たちは庭に出た。私はノヴァに降ろされるときにノヴァが一瞬だけ離さまいとしたのが分かった。私はそのことには触れずにノヴァの隣を歩いた。今触れても逆に私が恥ずかしくなる気がしたのだ。私たちは昨日ノヴァが魔法を使った場所まで移動し、私が設置した魔術具を回収した。

 「うん、ちゃんと撮れてるわね。ノヴァ、今度また星の魔法見せてくれる?」

 「もちろんいいよ。今度は何にしようかな。」

 私たちがそんな話をしていると、突然茂みから二匹の雀が出てきた。昨日の夜、魔術具の上で寝ていた雀の番だ。

 「ちゅん!」

 「あら、おはよう。」

 「プラム?知ってるのか?」

 「えぇ、昨日の夜ここで寝てたのよ。魔術具の上で丸まってて。とっても可愛かったのよ?」

 「ちゅん!ちゅんちゅん!」

 雀のうち一匹は私の手のひらにぽふんと乗り、もう一匹はノヴァの頭の上にちょこんと乗った。私は雀を撫でてあまりの触り心地の良さに驚いた。モッフモフのフッワフワで、ぬいぐるみみたいな柔らかさだ。ノヴァも頭に乗った雀を撫でて固まっていた。フワフワとかモフモフが好きなのだろう。とても蕩けた顔をしていた。どちらの雀も満足そうにリラックスしていた。しばらく撫でていたあと、雀たちは一度茂みに戻り、何かを加えて飛んできた。私たちはそれぞれ手の上に置かれたものを見て目を見開いた。なんと四つ葉のクローバーだったのだ。しかも私とノヴァので二つも。

 「プラム、これって...」

 「きっとこの子たちからの感謝の気持ちじゃないかしら?昨日の夜、寝かせてあげていたし。」

 「ちゅん!」

 雀たちは飛び立っていった。私たちは手を振って見送った。いつかまた遊びに来てほしいな。私はノヴァの手を取り、散歩を続けた。今頃メイドたち三人は朝食を食べている頃だろう。ただ、さっきカメラを持った誰かが一瞬だけ視界に映ったような気がした。シャードみたいな見た目だったがきっと見間違いだろう。空は青く澄み渡っていた。


 以前出てきた雀たちです。実際の雀はこんなことしないとは思いますが、創作の世界なので何でもありということで…ちなみに、四つ葉のクローバーは約1万本に1本〜10万本に1本の確率らしいですね。それを二本ということはとんでもなく雀たちは豪運だったと。

 そして今回もシャードは暗躍中。次回は雀たちの会話とかでもいいんだよなぁ…

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