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ツンデレについては大体わかった


 放課後、メアリはノートの束を抱えて準備室に向かっていた。授業担当の先生に頼まれていたのだ。生徒の人数分の提出物は全部で四十冊近くある。


「何してんの」


 ふと後ろからレオに声をけられてメアリは振り返った。


 見ればレオがいつものちょっとふてくされたような表情で、そのだいだい色の瞳はまっすぐこちらを見ている。


「提出物をこの先の別棟準備室に運んでるところなの」


 メアリが思わず足を止めて返事をすると、レオはつかつかと歩いてきてはメアリの手のノートの山を上半分さっと奪い取った。


「しかたねーから、半分持ってやんよ」


 メアリが顔を向けると、耳まで赤くしたレオが、ぼさっとしてんなという顔でずんずん歩き出した。


「ありがとう!レオ」


 レオの後ろを小走りでぱたぱたついていくメアリはなんだかうれしそうだ。




 そんな二人を遠目で見ながらジョーは隣にいるルカの恋路を心配した。


 どう考えても分が悪い。


 これはもうこのふたり両想いではないのか。


 ちらり、憐憫れんびんを込めてルカの様子をうかがうと、ルカは思いのほか晴れやかな表情をしている。みどり色の瞳は光を失っていなかった。



「ツンデレについては大体わかった。明日から実戦に入ろう」


(本当に大丈夫かな……)



 ジョーは心配した。そしてその心配は的中する。


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