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海人の決断


どれくらい自分の足元を見ていたのだろう。時計のチッチッ、、という音が耳に響き

ふとテーブルの上の時計を見た。


PM11:30 海人が家に帰るには少し遅いのかもしれないと感じた。

そんなことも今日が最後なら、それくらい誤魔化せるんだろうなって考えながら、

この沈黙を終わらせようと顔をあげた。

最後くらい、、せめて海人が部屋から出るまでは、もう涙を見せないで別れよう。

スーと息を吸い込み海人を見つめた。


ユックリ唇が動くのを見つめながら覚悟を決めた。


「お前を失うくらいなら、すべてを捨てる」

「えっ・・・」


「家も会社も、何もかも。お前がいなくなるなら、なんの意味も無い。もう待てとは言わない」

「何もかもって・・・」

「どちらかを選べというなら、俺は無条件でお前を選ぶ」

「嘘・・・・」

「嘘じゃない」


ギュッと抱きしめられながら、私は悪い夢を見ているんだろうと思った。目をパチクリと開けたまま、何も言葉が出ず、ただ海人に抱きしめられながら壁のカレンダーを見ていた。

11月と12月の日付が書いてあるカレンダーには赤い丸が二つだけ書いてあった。

先月海人が遊びに来た日と今日の日付。

この二ヶ月で彼に会えたのはたったの二日だけなのをボーと見ながら、今のこの状況を理解することができないでいた。


「明日から実家に帰るらしいから、戻ってきたらキチンと話をする。せっかく実家に戻って楽しいクリスマスをと考えているのに離婚の話で予定を狂わせたく無いから、俺達のことは彼女が戻ってきてからでいいか?」

「えっと・・・それは・・・」

「本当はキチンと話をして俺達もクリスマスを過ごしたい所だけど、たぶんそう簡単に「はい。分かりました」とはいかないだろう。会社も辞める事になるだろうし、色々大変になるだろうから」


予想外の展開に頭がついていかない。

終わりだと思っていた関係が違う展開になり、意味が分からないまま海人に頷いた。


「お前は何も心配しなくていい。迷惑はかけないから」

「でも・・・」

「大丈夫だ」


その日。海人はスッキリとした顔で帰っていった。私は終始オロオロするばかりで、何を言っても彼の意思が思いの他、堅いことに驚きつつ彼を見送った。

翌日から数日、奥さんは実家に帰っているということで、彼は私の家から出勤をし数日一緒にいる時間を味わい、段々と彼との将来が現実になりつつあると実感した。


朝、彼のネクタイを選び一緒に出勤をすることが嬉しくて、こんな生活がもうすぐ現実になるんだと思うと嬉しくて仕方無かった。


初めて一緒に過ごしたクリスマスは今まで感じたことも無いくらい幸せだと思えた。

お揃いのペアリングを貰い、嬉しくて涙が出そうになる私を見て海人は笑いながら自分の左指にはめていた結婚指輪を外し、私とのペアリングをはめた。


「それ・・・つけて行くの?」

「もう嘘の結婚生活は終わりだ。自分に嘘はつきたく無いからな」


あれほど憎んでいた奥さんが可哀想に思えた。何も知らず彼を信じていたのに、突然の別れ話と同時に他の女とのペアリングをつけた旦那さんの言葉をどれだけ素直に受け止められるだろう。


「それは・・・さすがに止めたほうがいいと思うんだけど」

「どうして?もう別れるんだから別にいいだろう」

「でも!同じ女として、それはさすがに酷だと思う。一度は一生一緒にいようと思った人でしょ?それなのに」

「別に俺は最初から本気で好きで結婚した訳じゃない。世の中の夫婦がみんな相手を愛して結婚していると思うか?ほとんどが妥協であったり、世間体であったりそんな理由で結婚しているんだ。真羽は知らないだけだよ」

「そんなモノなのかなぁ・・・」

「そんなものさ。だからこそ、本当に好きな女が現れた今、これを逃したら俺は後悔する。後悔しない為にお前とこれからの人生を一緒にいたいんだ」


すべてが嘘に聞こえていた海人の言葉がすんなりと体に染み込む。

彼を幸せにしてあげたいって本当に思える。悲しむであろう奥さんに申し訳無い気持ちもあるけれど、彼女以上に彼を幸せにする自信がその時の私にはあった。


「正直。いつまでこんな状態なのかなって思ったことがあった」

「海人も、、そんなこと考えていたことあったんだ?」

「そりゃそうだよ。俺の会社はアイツの親の会社だからな。それがあったから結婚したようなもんだし」

「じゃあ、、仕事も辞めなきゃならないの?」

「そうなるだろうな」


その時、一瞬だけ海人の顔を曇ったのを感じた。不安なんだろうなって、、、

これから先、今みたいなポジションにつける保証など、どこにも無いのに自分の為にその裕福な生活を捨ててくれることに、バカみたいだけど嬉しいって感じた。

お金なんてどうとでもなる。しばらくは私が頑張ればいいんだもの!


「海人・・・。私を選んで良かったって思ってもらえるように頑張るね」

「ありがとう。真羽」


今、思えば二人は誰よりも自己中心的で冷酷だったのだろう。

二人が良ければその周囲の人がどれほど傷つこうがまったく平気だった。

二人だけが幸せならばそれだけで良かったのだ。


楽しいクリスマスが終わり、26日の朝。駅で別れる時、海人は私の肩に手を乗せニッコリと微笑んだ。


「じゃ。今日、離婚の話をキチンとしてくるから。年末は一緒に過ごそう」

「そんなに簡単に話が終わるとは思え無いんだけど」

「大丈夫。俺の意向はキチンと伝える。来年はお前と一緒に過ごすんだ。一年の初めはお前と一緒にいたい」

「うん!連絡待ってる」

「あぁ。今日は連絡できないかもしれないけど、明日は必ずする」

「わかった。じゃあ明日ね」


ガッシリと頭に手を乗せ、大げさに私の髪をグシャとした海人は笑いながら会社に歩いていった。

お互い振り返りながら手を振り、笑顔で別れた。


そして・・・・それが海人を見た最後になるとは思わずに、私は笑顔で彼から離れていった。


海人を見送った日の夜に連絡が無いことは不思議には思わなかった。翌日には連絡が取れると思っていたから・・・

翌日に連絡が無いのは話が上手く伝わらなくて連絡ができないのだろうと、私からの連絡を控えた。

けど・・その翌日も、またその翌日も・・・海人からの連絡は無く、不安なまま数日が過ぎた。


こんな状況で私が連絡をしても良いのだろうか?最初はそんな思いで彼からの連絡を待ち続けたが、一週間も音信不通が続き私の不安は限界になりメールを送った。けれど、返信は無くその翌日に電話をしたが繋がらなかった。

どんなに忙しくて電話に出られない時でも海人は必ず折り返し連絡をくれたのに、きっと電話に出られない事情があるのだと不安でジッとしていられなくなっていた。


ちょうど世間はお正月になり、彼の職場に確認することもできず、不安なお正月休みを過ごしたのを覚えている。彼の家に確認に行きたかったが、私は彼の家を知らない。そんな当たり前なことも知らない自分が惨めで不安な気持ちに拍車をかけた。


不安な時間の中、改めて私は彼のことを何も知らないと感じた。

携帯の電話番号とアドレス以外はほとんど知らない。彼の会社は知っていても、お正月休みで誰も出勤していないだろう。


同じ駅から乗り合わせるといっても範囲はかなり広い。闇雲に歩いて彼の家を探し当てることなんて無理かもしれない。


不安なままお正月休みが終わるのを待ち、仕事初めの日に駅で彼の姿を待ったがやはり現れることは無かった。それでも彼を信じている私は事故や怪我で出社ができないのではと心配で仕方無く、彼の会社に電話を入れた。もしも事故ならば何かしらの情報は得られると思った。


ドキドキしながら電話を入れると、私の心配を他所に彼は普通に出勤をし、もう外出をした後だった。


「えっ・・・出社しているんですか?」

「えぇ。今日から仕事初めですから」


受付の人の不思議そうな声に慌てて伝言を残し、とりあえず私の携帯に連絡を入れてくれるように頼んだが、その日も海人から連絡が来ることは無かった。


事故でも無い。怪我でも無い。でも連絡は来ない・・・・


私の頭に浮かんだのは「騙された?」という文字だった。どんなに話がモメていても、連絡の一つくらい入れられるはずだ。それをしてこないということは・・・・そういうことなのかもしれない。

色んなことが頭に浮かんだ。携帯を落として私の番号が分からないんじゃないか?ううん・・それなら家を知っているんだから、なんとでもできる。会社の人にも番号は教えたのに。じゃあどうして?


どうして?

何があったの?

あれば嘘だったの?


誰にも言えない関係だからこそ、不安も疑いも溜め込み時間が止まったままで毎日を過ごした。

どうしてこんなことになったのだろう。私の何が悪かったのだろう。たった数日で彼は心変わりをしてしまったのだろうか?考えても考えても答えは出ないまま時間だけが過ぎていった。


不安と心配だった気持ちはいつしか、憎しみと疑いに変わっていき、残ったのは彼に対する怒りだけになっていた。


その後の彼の身に何が起こったのか、その時の私は何も知らず。今思えばレイさんがクリスマスに実家に戻ったのは、きっと翌年は家族三人で過ごすことになるから、最後のクリスマスに両親と一緒に過ごそうと考えたのだと知った。それなのに、海人の離婚話で流産をし、私達の浅はかな考えは呆気無く消え去り、海人と私はお互いに心に傷を持ちながら長い時間を過ごした。


そんなことになっていると知らない私は、結局あの幸せだった数日は海人の浮気のケジメであり、私はまんまと騙されたのだろうと二年もの間思い続けてきた。どこかで信じたいと思う気持ちと、連絡が無い現実に目を瞑り傷ついているのに平気なフリをして過ごした。


もう二度と人を好きになんかならない・・・・

どうせまた騙されるんだから・・・


そんな曲がってしまった心を溶かしてくれたのが折原さんだったのに・・・

神様は私のことが嫌いなのかもしれない。こんな偶然で折原さんを巻き込み苦しませてしまうなんて。



「あまりに自己中で笑っちゃうでしょ・・・。バカみたいだよね。私ってば」


すべてを話し、折原さんに笑いかけると彼は寂しそうな目をして「いや・・」とだけ言った。


私と海人が会っていた裏できっとレイさんは苦しんでいたのだろう。そんな彼女を支えていたのは折原さんであり、彼は私を憎んでいた。私と折原さんは結ばれるべきでは無い関係だと誰が見ても一目瞭然なのに、この縺れた関係はなんなんだろう。


「悪かった。嫌な事を思い出させて」

「ううん・・・。自分でも嫌な女だなって思うから。被害者みたいな顔して、本当は一番の加害者なのに。

私がもっとシッカリしていたら、誰も不幸になんかならなかったんだもの。レイさんも悲しませること無かったし、今になって折原さんを苦しめることも無かったのに」

「自分ばかりを責めるな。人を好きになるキッカケなんて誰にも分からないものだ。それにもう終わったことだ」


本当に終わったことなんだろうか。

こんなにもみんなが傷ついているのに、終わったことだと片付けてしまって良いのだろうか。


「時間が経てば今よりもっと状況は良くなる。焦らないで一つ一つ解決していこう」

「ごめんなさい・・・」

「謝るなバーカ」


グイッと頭を押して悪戯をする折原さんに申し訳ない気持ちでイッパイになった。


隣に座りギュッと抱きしめてくれる温かさが今の私には何よりの薬に感じる。この温かい手があるならば、どんなことにも耐えられるような気持ちになる。

すべてを打ち明けたことで心の傷が少しだけ塞がったように思えた。こんな私をそれでも受け入れてくれると言う折原さんに感謝しながら彼の手を握り締めた。


「あの時、兄貴は本当にお前を選んでいたんだと思うぞ」

「えっ?」


こっちを見ないまま、そんなことを呟く折原さんの横顔を黙ってみていた。


「昔からそれほど女に振り回されることが無い兄貴が、あんなことを言い出して冗談かと思ったくらいだった。恋愛なんてなんの興味も無い男だったからな。俺と兄貴は腹違いの兄弟なんだ。兄貴は本妻の子供。俺は世間でいう愛人の子供だ」

「・・・・・」


いきなりそんなことを言われても、どんな顔をして良いのか分からなかった。

「父親は金持ちの兄貴の母親と社長の座の為に結婚した。金に目がくらんで結婚した後に、俺の母親と出会って本気になってしまったという訳だ。親子って似るもんだな」


クスッと笑っていたけれど、なんだかその顔はとっても辛そうだった。


けど、そこまで聞いて私の頭の中には色々と疑問が浮かんだ。

じゃあどうして一緒に住んでいたの?

お互いのお母さんはどこにいるの?

お父さんは?


けど、今この場でそんなことを聞いていいのか分からずジッと折原さんを見ていた。


「俺はお前に何も教えてなかったな」

「う、、うん」

「俺の母親が病気で死んだのは俺が小学生の時だ。二人の関係を知ったのもそれくらいだったかな。子供ながらに、どうしてうちには父親がいないんだろうって何度も母親に聞いていたな~。いつも困った顔をして少し寂しそうな顔をして誤魔化されたよ。けど、いつもお土産を買ってきてくれる優しいオジさんが来てくれていた。それが、、父親だった」


少し懐かしむように。けど、とっても悲しそうに見えた。


「母親が死ぬ直前までオジさんはずっと付きっ切りで病院にいてくれた。そして一人になった俺を家に入れてくれた。初めて家に行った時、怖いオバさんが俺を睨みつけていた」

「それって、、、」

「本妻ってやつだな」


お母さんが死んでたった一人になった時に、そんな場所に行かなくてはならない状態だった折原さんのことを思うと胸がギュッとした。


「あ。でも、きっとお前が今、想像しているような悪いモンでも無かったぞ?」

「え?そうなの」

「そりゃあっちのお母さんからすると俺は招かざる客だろうが、別に意地悪をされた訳では無い。ドラマのようなイジメも無かった」

「そっか。なら、、」

「けど、どっちが良いんだろうなぁ。存在があるのと無いのとでは」


折原さんの言葉が分からず黙って顔を見ていた。


「俺はその場に存在しないような感じだった。あっちの母親から話かけられもしない。目も合わせてくれない。そんな感じが妙に寂しかったなってのは覚えてるな」


自分は普通の家庭に育ってきたから、折原さんがどれだけ孤独な子供時代を過ごしたのかは分からない。

けど、とっても寂しかったんだろうなってことだけは、この少しの言葉だけでも理解できた。


「子供だったからさ。勉強が出来たら褒めてくれるだろうとか、スポーツが出来たら凄いって言ってくれるだろうとか、、色々頑張ったけれど、やっぱり俺はその場にいない子だったな。望めばなんでも買ってくれたし、金には困ることは無かったが、自分の立場を考えるとやっぱりな、、、」


折原さんがいつも冷静なのは、こうして子供の時から普通よりも辛い環境にあったからかもしれない。

小学生の時なんて普通の子供は何も考えずにただ遊んで毎日を暮らしているものだから。


「そんなこともあって高校は寮のある学校を選んだ。あの家から少しでも早く出たいと思ってな。少しばかり偏差値の高い学校だったが、優秀な家庭教師をつけてくれた」

「それが、、レイさん?」


ドキッとしながらそう呟くと折原さんは小さく頷いた。


「どんなガリ勉が来るのかと思ったが、予想とはまったく外れて彼女が来た。ああ見えて教え方は上手いと思ったな。少し天然だが」


レイさんは中学生の時の折原さんを知っているんだ・・・・

少しだけそんなことが羨ましかった。


「数回来ただけで、俺の家での状況をなんとなく把握したのか、家族と仲良くさせようとして奮闘してたな。それが逆にイライラして最初はすぐに辞めてもらおうとすら思った」

「へぇ・・・」

「けど中学生も後半になると、なんだかもう家族の絆とか気に入られようとか、そんな気持ちはいっさい無かったからな。「アンタには関係の無いことだから、真面目に勉強を教える気が無いなら来なくていい」ってつい言っちゃってな・・・。ショックを受けて泣いてる彼女に声をかけたってのが兄貴との縁の始まりだったみたいだな。結局、俺が仲を取り持つことをしたって事なんだろうな~」


「じゃあ、、素直にレイさんの言葉に従っていたら、、、もしかしたら折原さんのこと好きになってくれたかもね」

そんなこと言いたくないけど、、でも、、それはもしかしたらそうだったかもしれなくて・・


「いや。俺、最近思うんだよ」

ちょっと真面目な顔をして目が合った。


「もしもレイとそんな仲になっていたとしても、俺はきっと彼女とはダメだったんじゃないかって」

「そうかな?だって思ってるほど折原さんって冷たい人じゃないもの。無愛想だけど実は優しかったり、嫌味っぽいけど、本当は気を使ってくれたりするもの」

「いちいち・・・文句を間に入れるな!」


その言葉にクスクスと笑った。


「いつの間にか・・・お前が俺にとって一番の女になっていた」

「えっ・・」


「すべてを話してくれて、ありがとう」


そう言って、折原さんはソファーから立ち上がり私の目の前に立った。

スッ・・と膝をつきポケットから何をを取り出したと思うと、私の目の高さにその物を差し出した。


「ちょ、、やだ、、、」


小さな指輪が入った箱だった。


驚きのあまり何も言えない私に折原さんは笑いかけた。


「お前が全部話してくれたら。その時に渡そうと思っていた。受け取ってくれるか?」


ドキドキした心臓を感じながら、静かに箱を受け取ろうと手を差し出した。

箱に触れた時、折原さんと目が合いゴクリとつばを飲み込んだ。


「真羽。結婚してほしい」


その言葉に自然と涙が頬をポロポロと伝っていくのがわかった。


「私、、なんかで、、いいのかな?だって、、」

私の言葉を遮るように人差し指を一本、唇にあてられた。

「余計なことは言わなくていい。イエスかノーしか受け付けない。むしろイエスだけだな」


コクン・・・と小さく頷くと折原さんはいままでで、一番良い笑顔で私を見つめてくれた。


「過去は過去だ。もう振り返らないで行こうな」


優しく頭に乗る手に、辛かったことも悲しかったことも、、すべて洗い流された気持ちになった。


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