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それでも、俺のライラックは虹色に咲く。  作者: 蛍石光
第4章 トラブルメイカー
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宿泊研修に隠された衝撃の事実!美女たちの妖艶なる宴!

試験が終わってまた新しい話が始まっていきます。

そろそろ中学生らしい恋の話でも始まってほしいものです。

ちょっと長めの話になりますが、一連の話なので一気に投稿します。


それでは

『宿泊研修に隠された衝撃の事実!美女たちの妖艶なる宴!』

というサブタイトルでお送りさせてもらいたいのですが、投稿内容は異なることがありますのでご了承ください。

 はぁ、なんだろうなぁ。この感じ。すっきりしないなぁ。それもこれも杉田に総合点で負けたからだ。チクショウ。そんなことを思いながら、一人で廊下を歩いているときだった。


「お、竹中。ちょうどいいところにいたべさ。」


 まぁ、こいつも杉田とは違う意味で天才だよな。


「なんだよ、足草。なんか用か?」

「おいおい、冷たいなぁ。」


 現在のところ、最下位独走中の足草だ。どうせ、ろくなことを言ってこないんだろうけど、話くらいは聞いてやってもいいか。


「別に冷たくない。今までのお前の俺に対する行動からして、ごく当然の反応だと思うぞ。」

「いやいや、それが親友に対する態度とは思えないべや。」

「誰が親友だ、誰が。」


 いつ俺がお前の親友になったんだよ。


「お前だよ、竹中。」


 足草はさも当然のように言ってくる。


「ふざけるな。ギブアンドテイクが成り立たない友人関係などありえん。」

「ギブアン・・なんだそれは?」

「はぁ・・・。もういい。で、用はなんだよ。」


 こいつに何を言っても無駄なんだろうな。あきらめるしかないか。


「そうそう、実は手伝ってほしいんだ。」


 やっぱりか。また、尻拭いさせようという魂胆か。


「断る。」

「断るの、なまら早くね?」

「宿泊研修のしおり作成の件、忘れたとは言わせんぞ。」

「しおり?何のことだ?」


 あぁ、本当にこいつの頭の中はどうなってるんだ?かち割って見てみたい。


「俺に丸投げした小樽市の歴史のことだよ・・・本当に覚えてないのか?」

「お、あれのことね。ありがとうな。」


 ダメだ。本気で会話にならない。


「で、その宿泊研修なんだけど、ビデオに撮ってるんだよ。放送委員で。」

「はぁ・・・、そう言えばなんかやってたみたいだな。で、それがどうしたのよ?」


 まったくもってイヤな予感しかしない。


「でな?それの編集をしなきゃいけないんだべさ。」

「ほぅ。頑張れよ。」


 さっさと話を終わらせるべきだろう。これは厄介なことになるのは目に見えている。


「で、手伝ってくれるべか。」

「頑張れよ。」


 こいつに振り回されるのはウンザリだ。


「聞けよ竹中。これは竹原先生に言われたんだよ。竹中に手伝ってもらえって。」


 マジか。何でも俺にやらせるなよ。


「はぁ・・・、まぁ、そういうことなら仕方ないか。」

「そうそう。そうと決まったら、今日からよろしく頼むべさ。」


 今日からかよ・・・。俺の都合はお構いなしってか。



 放課後の放送室。

 先生に手伝えって言われたから来ただけで、やる気なんてほとんどない。

 どうやって適当に逃げ出そうか。


「で、俺は何をすればいいんだ?」


 やる気のない俺は適当に話しかける。


「いや、だからさっき言ったべや。ビデオの編集だべ。」

「だからさ。お前はなんでリラックスしてるんだよ。」


 放送室は土足厳禁で、絨毯が惹かれている。リラックスするには最適ではあるんだが・・・。寝っ転がるのはどうかと思うぞ。


「ん?まぁ、一休みしてからと思ってさ。」


 コイツは何を考えているんだ。


「いや、さっさと終わらせたいんだが。」


 正直、もう帰ってもいいんだぞ?心の中ではそう思っている。


「そっか?じゃ、やるべか?」

「やるぞ。まず何やるんだ?」


 とはいえ、コイツに任せるとろくなことにならないからな。やるしか無いのか。


「あぁ、えっとなぁ。そうそう、まずはビデオを見て、いいシーンを選んでかなぁ。」


 おい、まるっきり始めからじゃないかよ。少しは編集を進めてたんじゃないのか?

 そう思っていた時に放送室の重たい扉が開いて誰かが入ってきた。


「あれ?竹中くん?」


 ん?誰だ?女子?


「お、北田じゃん。遅いよ。待ってたんだからさ。」


 足草が歓喜の声を上げる。どういうことだ?


「え?なんで?私の事、待ってたの?」


 んん?話が見えないぞ?

 北田さんも足草の言っていることがわからないみたいで、目を白黒させている。


「北田も手伝ってくれるんだろ?」


 北田さんも手伝う?これは足草一人が任された仕事だったのか?


「私も?なんのこと?それより、なんで竹中くんがここに?」


 ふーん、そういうことか。足草め。どこまで嘘つき野郎なんだ。


「あぁ、俺が頼んだんだべ。編集をさ、手伝ってもらおうと思ってるさ。」

「そうなんだよ、北田さん。巻き込まれたんだ。」


 少々大げさに言っているようにも聞こえるが、実際に俺はその通りだと思っている。


「そうなの?」

「そうそう。どうしても手伝いたいって。」


 足草がふざけたことを言う。ここに北田さんが居なければ殴ってしまいそうだ。


「おい、言ってないぞ、そんなことは。」

「あれ?そうだべか?」


 コイツの思考回路は理解できない。いや、理解したくない。


「・・・そう。なら、私も手伝うわ。」


 軽くため息を吐きながら手伝うと言ってくれた。渋々であっても頼もしい助っ人だ。

 いや、よく考えると俺が助っ人なんじゃないか?二人は放送委員だし。


「助かるよ、北田さん。」


 けど本当にありがたい。足草と二人は正直しんどいからな。

 ・・・きっと一人でやらなきゃいけなくなる。


「じゃ、早く始めましょう。」


 北田さんは自分のカバンを部屋の隅において、作業を始めようとする。


「よぉし、始めるべか。・・・・えっと、ビデオはどこにあるべ?北田。」


 まったくコイツは。本気で殴ってやりたい。っていうか、殴っていいですか?



 五分後。


「おかしいなぁ。どこだ?」


 足草はまだビデオを探している。まぁ、勝手に探させておこう。


「そう言えば、北田さんはなんで編集にかかわってないの?」


 編集作業っていうのはとっても大事なことのように思うんだが。


「え?・・あたしは撮影のほうを担当してたから。」


 何故かモジモジしながら答える。撮影も大変そうだけどな。


「ふ~ん、そうなんだね?」


 分担作業ってことね。

 でも、足草の場合はそれじゃだめだと思うんだ。


「竹中くん、編集とかやったことあるの?」


 当然の質問だよな。俺も北田さんの立場だったら聞くだろうし。


「いや?ないよ。」


 正直に答える。だって、一般家庭に育った俺がビデオ編集なんてやらないよ。


「それじゃ、どうして?」


 軽く首を傾げながら聞いてくる。


「足草に頼まれてさ。なんか竹原先生の推薦だって。なんでなんだか。」


 今となってはその話だって本当なのかわかったもんじゃない。


「それは、やっぱり、頼りになるからじゃない?」

「さてね。そうじゃなくて、コイツのお目付け役のような気がするよ。」


 いい加減にビデオを見つけろよ。足草のヤツめ。


「そうかもしれないね。」


 そう言って笑う北田さん。


「それにしても、よく、足草と一緒にやってられるね。大変でしょ?」

「そうね。でも、結構楽しいよ。」

「足草が?」

「違う違う、委員会活動が、だよ。」


 それはそうだよな。あいつが楽しいって言える人間は、どこまで心が広い人間なんだろうって感じがする。


「そっか。それより、足草よっ。まだ見つからないのか?」

「確か、この棚に入れたはずなんだけどなぁ。」


 さっきから同じ棚をずっと探してる。いい加減に違う場所も探せよな。


「足草くん、あっちじゃなかった?」


 そう言って指さしたところは・・・宿泊研修資料と書かれた棚。ちゃんと分類されてるんじゃねぇかよ。


「お、さすが北田。そっちだったか。」


 ダメだ。こいつは。始める前から気持ちが滅入ってくる。


「あったあった。さぁ、始めるべ。」



 ビデオを見始めて三分。

 椅子に座ってモニターを見続ける。まずは一通りの流れを見ておかなければいけない。


「寝るなっ、足草っ。」


 早いんだよ。どういうつもりなんだよ。


「・・・あっ、寝てねぇよ?」

「寝てたじゃねぇよ。明らかに寝てただろ?」


 イビキまでしておいてごまかすのかよ。


「うん、寝てたね。」


 北田さんがビデオを一時停止させてこっちを振り返る。


「そっか、寝てたか。なら、俺はちゃんと寝るから、あとは二人に任せるわ。」

「おい。あんまりふざけるなよ?」


 どうしてここで『俺は寝る。』という発想ができるんだよ。


「冗談だべ。本気にするなよ。」


 お前が言うと、本気にしか聞こえないんだよ。


「次やったら、本気で殴るぞ。」

「わかったべ・・・」


 本気で思う。こいつ、一体、何考えてるんだよ。


「それじゃ、続きを再生するね。」


 そう言って再生ボタンを押す北田さん。

 きっと、彼女は足草じゃ無理だと思ってたんだろう。

 そして、自分で編集をするつもりだったんだと思う。

 もちろん、俺のただの想像だ。


「よろしくなぁ。」

「おい、寝るなよ?」

「わーかってるって。」



 五分後・・・ぐぅ・・・ぐぅ・・・規則正しいイビキが聞こえる。


「どうしてくれよう。このアホは。」


 俺の近くにバットみたいな凶器がなくてよかったよ。


「・・・どうしようね・・・。」


 少し笑ったように言う北田さん。この状況で怒らないって、どんだけ心が広いんだよ。


「もう、やめる。俺は帰るわ。」


 椅子から立ち上がって、大きくため息を吐く。


「そうだね。竹中くんが率先してやることじゃないしね。いいと思うよ。」


 北田さんはモニターに流れる映像を一旦止め、俺の顔を見て言った。


「北田さんは?まだやる気なの?」


 足草は気持ちよさそうに寝ている。それなのに北田さんだけが苦労するのか?


「だって、これは放送委員の仕事だから。足草くんは前からあんな感じだからね。きっと私がやることになるとは思ってたし。」


 ありえない。俺の常識から照らし合わせても、明らかに足草は間違っている。なのに、なぜそれを責めずに貧乏くじを引こうとするんだ?


「おい、足草っ。」


 足草の頭を思い切りひっぱたいた。


「・・・何するんだよ、竹中っ。」

「次にやったら殴ると言ったぞ、俺は。」

「俺はまた寝てたか。」

「寝てたな。いい加減にしろよ?まったく進まないじゃないかよ。」

「わかった。今度こそ寝ない。」


 こいつの言ってることは信用できないが・・・


「水で顔洗って目を覚まして来い。二分だけ待っててやる。」

「三分待ってくれ。便所にも行きたいべ。」


 はぁ~。この野郎は・・・


「さっさと行ってこいっ」

「おぅ、じゃ、そういうことでっ。」


 言い終わるか終わらないかのうちに足草はカバンを持って出て行った。

 ん?カバン?


「やられた。あいつ、絶対帰ったぞっ、北田さん。」

「え?それはないでしょう?」

「いや、あいつはそういうやつだ。大体、トイレに行くのにカバン持ってく男子がいるか?」

「あ、それはそうかも・・・」


 北田さんも驚いた顔をしている。


「俺、ちょっとあいつを連れ戻してくるわっ。」


 言うと同時に放送室から駆け出していた。

 放送室を出ると一直線に生徒玄関に向かう。靴箱に外履きが入っていればまだ校内にいるってことだ。

 あいつの靴箱はどこだ?・・・・外履きがある。よし、先回りできたな。

 その時、鼻歌交じりの足草が現れた。


「おい、足草。どこへ行く気だよ。」

「あ、竹中。お前も帰るんか?」


 悪びれもせずによく言う。本気で殴ってやろうか。しかし、殴ったって事態は改善しない。


「どこに行くのかって聞いてるんだよ。」


 俺はできるだけ感情を抑えて足草に言った。


「い、いや。ちょっとトイレに行こうかと思って。」

「そーか、なら俺が一緒に行ってやる。で、その後は、放送室に戻るぞ。いいな。」


 耐えろ。耐えるんだ、俺。


「くそっ、帰ろうと思ったのに・・・」

「仏の顔も三度まで。聞いたことあるよな?次はないぞ。」

「わかった・・・」


 とにかく、なんとか足草を連れ帰ることには成功した。しかし、問題はこれからだ。


 放送室に戻ると、北田さんは一人で編集作業をしていた。


「ほら、足草、ちゃんと謝れよ。」

「なんで?」

「なんでって。本気で言ってるのかよ。」

「冗談に決まってるべ。ごめん、北田。」

「・・・さっさと始めよう?」


 こちらを向かずにそう言う北田さんは怒っているみたいだった。


「悪かったって、北田ぁ。」


 そんな言い方だからダメなんだよ・・・



 あれからどのくらい時間が経ったんだろう。放送室には窓がないから外の状況がわからないんだよな。壁は遮音されてるから外の音も聞こえてこないし。ビデオは一通り見終わって、カットする部分は大分決まった。ノートにはカットする時間が細かくメモされている。こんな作業、足草には無理だろう。


「今日はここまでにしない?ある程度の目途はついたし。また、明日にしようよ。」


 そう言って、壁にある時計に目をやるとすでに七時近い時間になっている。


「そうね。そうしましょうか。竹中くん。」


 結局、足草はあまり役に立たなかった。『ここ楽しかったよな。』とか『まだやるのか?』という、編集作業に関係のない俺を苛立たせる発言ばかりだったのだ。

 はっきり言って、足草が居ないほうが効率よく進められたのではないだろうか。けど、アイツを参加させるということに意味があるんだと思う。あれ?この仕事ってアイツの仕事じゃなかったか?もういいや。考えるのはやめよう。

 とにかく、今日の作業を終了し、装置の電源を落とし終わった時、すでに足草はいなかった・・・


「まったく・・・。足草には困ったもんだ。委員会でもいつもあんな感じなの?」

「いつもは、あそこまでじゃないよ。今日は竹中くんがいたから甘えてたんじゃないかな。」


 俺に甘える?というよりは丸投げだ。いつも通りの。


「はぁ・・・。どうしたものやら。」

「あとは、私がやるから。もう大丈夫だよ。」


 確かに、ビデオ画像のどこをどのように編集するかは決められたわけだ。

 はっきり言うと、装置の使い方は分からない。俺ができるのはここまでと言えばここまでだ。


「そうかもしれないね。俺はこれ以上できることないかも。」

「ううん、ここまで手伝ってくれてありがとうね。」


 そう言えば、北田さんとこんなに話したことってなかったな。何度か話したことはあったけど、日常的な会話くらいしかなかったし。

 あぁ、もちろん、宿泊研修の時は話したぞ?同じ班だったからな。でも、それだって必要な話はしたけど、あれ?あんまり覚えていないな。思い出すのは杉田とはしゃいだ記憶だけだ。

 足草の文句を含めた愚痴みたいな話をしながら二人で玄関まで歩いて来た時、いつもと違う音が聞こえてきた。


 ザーッ・・・・


 もしかしてこれって、雨か?しかも結構な量が降ってるのか?


「雨降ってるね。」

「そうだね。」


 外履きに履き替えてひさしの下まで進んだときに気が付いた。


「もしかして、傘、持ってないの?」


 北田さんのほうを見ながら尋ねた。


「・・持ってないよ。今日は雨降らないって天気予報で言ってたし。」

「そうなん?」


 俺は朝に天気予報なんて全然見てない。自慢じゃないが朝にそんなに余裕はない。ただし、母親にいつも折りたたみ傘を持たされていたので、突然の雨にも困ったことはなかった。


「・・・・・・・」


 北田さんは無言で外を見ている。きっと途方に暮れてるんだろうな。


「どうするの?」


 どうすると聞いてどうするつもりだったのか。とりあえず間をつなぐために聞いてみた。


「少し、待ってる。」

「待ってる?」

「雨が小降りになるまで。」

「・・・そっか、じゃ、少し付き合うよ。」


 カバンの中の傘に手を伸ばしかけたが、やめた。


「ほんと?ありがとう。」

「まぁ、大したことじゃないって。」


 もうすぐ七月になろうとしているが、夜はまだ少し涼しい。雨が降っているならなおさらだ。

 雨が降っていると憂鬱な気分になる。

 ただ、この雨が足草に対する怒りの気持ちも洗い流してくれているような気がした。


「ねぇ、竹中くん?」


 北田さんが正面を見たまま口を開く。


「ん?なに?」

「ううん、何でもない。」

「そう?」


 いや、それって確実に何か言いかけたよね・・・


「うん。」

「何か聞きたいことでもあるの?」

「うん。」


 なんだろう?気になるなぁ。


「何?」

「なんで、手伝ってくれたの?」


 北田さんはクルッと体の向きを変え、俺の顔をジッと見て聞いてきた。


「え?なんで?・・・そうだなぁ。なんでだろ?ちょっと面白そうなのもあったからかな?」


 ビデオ編集とかどうやってやるのかっていう興味はあったなぁ。


「面白そう?」

「まぁ、足草に頼まれるとロクなことにはならないだけどな。」


 軽く笑いながら言う。


「足草くんはね。ちょっと困ったさんだよね。」


 ちょっとじゃないよ。


「まぁ、お互い苦労するね。」

「そうだね。」


 そう言って俺たちは笑った。

 ザーっという音が少し強くなったようにも感じる。



「全然、やまないなぁ。」


 雨はやむどころか強くなってきているように見える。


「そうだね。」

「もう、十五分くらい待ったかな。諦めて帰ろっか。」

「そだね。待ってても仕方ないね。」


 まさか、俺だけ傘をさして帰るわけにもいかないよな。


「仕方ない。これ、使いなよ。」


 カバンから折りたたみ傘を取り出して渡す。


「え?傘?」

「あぁ、持ってたんだけどさ。一人だけ雨宿りさせるのはかわいそうだと思ってさ。」

「そうなの?ありがと。でも、竹中くんは?」

「俺は走って帰るよ。じゃ、風邪ひくなよっ。」


 そう言って、学ランを頭にかぶって家まで走った。

 走れば家までは十分もかからないはずだ。


 でも、北田さんのカバンからほんの少しだけ見えてたアレって・・・。

 もしかして、傘だったんじゃ?まさかね。

ここまで読んでくださってありがとうございます。


当然のようにサブタイトルの内容ではありません。すみません。


足草の凄まじさが描かれています。

竹中と北田さんのフォローが凄まじいですね。

どちらにしても、この二人の関係がちょっと気になるところです。

足草が何をやってくるのか。

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