行動後につきまとう結果
新たな章に入り心機一転!
定期的に挿入される定期試験ネタです。
今回も成績バトルがあるのでしょうか。
定期試験も終わって、宿泊研修の熱もかなり冷めてきていた。
中学生にとって、大切なのは過去よりも未来。気分は夏休みに向けて一気に加速!
と行きたいところだけど、厳しい現実もある。うちの学校では定期試験の総合順位が発表されるのだ。しかも、全員分。成績と人間性から、おのずと作られるヒエラルキーと人間関係。いつの時代でもそういうものだ。
でも、俺たちは、違うよな?
「夕人~、順位張り出されてるの見に行こうぜ~。」
杉田は本当にお気楽だな。俺はあいつの点数を大体は知っている。毎回、あいつは信じられない点数を取り続けていた。俺もかなり頑張ったんだが、奴には届かなかった。
「まぁ、行くか。どうせ、お前が一位なんだろうけどな。」
「ふっ、今回は自信あるぜぇ。」
「今回は?何言ってるんだ、いつもだろうよ。」
「いやぁ、いつもはあんたらと一緒にいても悪い気はしないけどさ。こういう時はツライわ。」
おや、またどこかからか声が。周りを見渡してみる。
「だからっ、それ・・・もう。いつか見てろよ?」
「まぁまぁ、そんなに怒ってたら怖い顔になっちゃうよ?」
小暮さんが青葉さんの頭を撫でている。この展開も、もうお約束だな。
「わかった、わかった。悪かったって。」
俺も小暮さんと一緒になって青葉さんの頭を撫でる。
「ちょっ・・、何すんだよっ。」
青葉さんが慌てて俺の手を振り払う。
「あ、ごめんごめん。小さいからつい、さ。」
「小さいは余計だって。」
「そうそう。小さいは余計だよなぁ。なぁ、小町。」
う、杉田の言う通りだ。確かに余計だったな。
「杉田も一言多いっ。それと、お前に小町って呼ばれるとなんかムカつくわ。」
「うおっ、ごめん。悪かったって。」
「二人はダメだなぁ。」
小暮さんの言う通りだな。
「ごめん、悪かったよ。小町。さ、見に行きますか?」
「・・・そうだね。行こうか。夕人くん。」
一学期末試験 総合順位
一.杉田翔 四九九
二.竹中夕人 四九三
三.釧路沙織 四八三
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七.玉置環菜 四五六
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二一.青葉小町 四三七
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一八六. 栗林実花 二四六
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二〇〇.小暮茜 一八九
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二一八.足草次郎 七一
以上
「いやぁ、今回はなかなかの出来でしたな。」
杉田の鼻息が荒い。大方自慢したくたまらないってとこなんだろうなぁ。
「なかなかって。お前のあの点数はなんなんだよ。」
四九九点ってどうやってとるんだよ。ほぼパーフェクトじゃねぇかよ。
「いやぁ、でも、夕人くんの点数もすごいよね。私なんか・・・」
「茜ちゃん、大丈夫だって。私もイケてないし・・・」
いつの間にか栗林さんもいる。
「実花はなぁ、何回教えてもあれだからなぁ。」
杉田よ、その言い方はないと思うぞ。
「はぁ?それは翔の教え方が悪いからじゃん。」
「お前がちゃんとやらないからだ。」
「あたしはやってるって。やってないのにできる奴に言われたくないわ。ねぇ?そう思わない?夕人くん。」
俺に振ってくるなよ。
「まぁ、俺がとやかく言うことじゃないと思うけどなぁ。それに、俺も比較的頑張ったんだけど、奴には負けたしな。」
「その二人の勝負ってさ、ハイレベルすぎでしょう。」
玉置さんか。彼女だって、結構ハイレベルだと思うんだけど?
「次は、私も二人の間に割って入りたいけどね。無理かな?」
「環菜ちゃんならいけるって。」
小暮さんはもう立ち直ったのか?
「なら、次回も翔の家で勉強会開催かな?」
栗林さんも乗り気だな。
「おぉ、それはいいねぇ。またやろうよ。お菓子とかいっぱい持ち寄ってさ。」
「いいよ。やろうか。せっかくだから毎月でも。」
ニヤニヤしながら杉田が言う。
「え・・・」
「いやぁ・・・そこまでは・・・」
乗り気だった二人が急に静かになった。俺も毎月は嫌だなぁ。
「ま、毎月はどうかと思うけど、テスト前にはやろうよ。」
青葉さんまで乗ってくるとは思わなかったが、それにしても、杉田の点数は本当にあり得ない。勉強では勝てないだろうなぁ。今回の俺は、かなり本気で臨んだんだけどさ。きっと、本当の天才っていうのはあいつのことを言うんだろうな。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
杉田の点数、素晴らしかったですね。
あそこまでいくと、何で減点されたのか知りたいところです。
え?知りたいですか?
漢字の書き間違えでの減点(社会)です。彼らしいですよね。
次回からは、足草、北田、竹中という珍しい組み合わせで話が進んでいきます。
少し長くなりますが、一連の話になるので、一気に書き上げます。




