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第三十八章:新たな協力者

「探偵や刑事が情報屋を持つように、私が情報屋役をやってもいいわよ」

まどかがふと提案した。彼女は軽い口調で言ったものの、その目は本気だった。

「ただし、学校内での接触は極力避けるようにしないとね」


和兎は眉をひそめながら「どうして学校内では接触を避ける必要があるんだ?」と尋ねた。


「敵がどこで見ているかわからないからよ。」まどかは真顔で答えた。「私たちが仲良く協力している姿を見られたら、すぐにバレちゃう。それに、私はゴシップ記事を書くことである程度信頼を得ている部分もあるから、まだ険悪な感じを演出しておいた方が、誰にも気づかれずに動けるの」


和兎はその説明に納得し、考え込んだ。「なるほど。確かにその方が得策かもしれない」


きいも頷きながら「まどかが情報屋をやってくれるなら、かなり心強いね。ただ、どうやって密会する?学校内では会えないなら、他にサインか何かが必要だよね?」と口を挟んだ。


まどかはしばらく考え込んで、いたずらっぽい笑みを浮かべた。「そうね、何か秘密のサインが必要だね。たとえば…うーん、どうしようか?」


「秘密のサインか…」和兎は腕を組んで考えた。「誰にも怪しまれないように自然にできるものがいいな。教室や廊下でできるような、日常に紛れるサイン」


「そうだ!」まどかの目が輝いた。「私たちが会話する代わりに、髪をいじる仕草を使うのはどう?たとえば、私は髪の一部を指に絡めてくるくる回す。それを見たら、今夜は密会があるって合図にするの。お互いに髪をいじるなんて、誰も怪しまないでしょ?」


きいはすぐに反応した。「いいかも!自然な仕草だし、誰もそれがサインだなんて思わないよ」


和兎も満足げに頷いた。「それならバレにくい。じゃあ、密会の合図はその髪の仕草で決まりだな」


「それじゃあ、今夜の場所はどうする?」きいが問いかける。


まどかは少し考えてから、「あの喫茶店でどうかしら?今日みたいに、あそこなら誰にも気づかれずに話ができるはずよ。マスターにも頼んでおくから。」


「了解。今夜、そこで会おう。」和兎は二人に視線を送り、作戦が着々と進んでいることに手応えを感じた。


新たな協力者としてまどかが加わり、密かなサインで連絡を取り合う。こうして彼らは、更なる真実に近づくための新しいステップを踏み出した。



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