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14ポイント目「異界迷宮門」


思い返せばスライムを助ける1日前つまり昨日の事・・・

ロボをボガートさんに預けた後、市場(マーケット)職人(マイスター)通りで物資の購入をした足でケインさんと二人で街の外れの厳重警戒地区ケイションゾーン異界迷宮門ダンジョンゲート”にやってきた。

迷宮門の近くには守衛の騎士団の騎士らしい人達が詰め所らしいところから出て来たり入ったりしている。常に門前に6人は立って警戒をしている。

詰め所の反対側には迷宮門の入門手続き所があり手続きをしている探検者や腕試しや修練に来ている人達が集まっていた。

そのすぐ近くに武器屋や防具屋や薬屋や魔法書店などのマークをすべて掲げた店””セルメント大商店・ダンジョンゲート前支店”が目についてしまった。



「ケインさんあの店って・・・ここで準備をすればよかったんじゃ?」


「あのな・・・ここの店ぼったくりなんだよ。」


「あら~ぼったくりとはひどいじゃない~ケインったら~。」


「げっ、ヴォリス!!」


「げっ、とは何よ?げっ、とは?」



ケインさんと知り合いのこの人・・・筋骨隆々のオカマっぽい人は?

こちらに気づくとシナを作ってこちらに内股歩きで歩いてきた。



「あ~ら~可愛い坊やね~。ケイン~この坊やはお知り合いかしら~?」



するどい獲物を狙うような眼光でこちらを見てくるヴォリスさん・・・正直背筋が続々して鳥肌が出始めている・・・



「シ・・・シンジ・モリサキと申します。」


「いやーん、礼儀正しいのね~。私は~ヴォリス・セルメント、この店のオーナーよ~。うふっ。」



そんなに何回もウィンクをしてこなくても・・・確実にロックオンされてしまった気がする・・・



「ヴォリス、俺達今から迷宮行くからここらでおいとまするぜ。」


「あら~それならここで何か準備していけばいいのに~。」


「うっせぇよ、定価の2倍で物売りやがって。」


「2倍じゃないわよ!!1.8倍よ!!」



あまり変わらない気がするのは俺だけでしょうか・・・



「うっせー!!カマ野郎!!」


「あら~カマだなんて言っちゃダメよ!!」


「カマにカマって言って何か問題でもあるのかよ?」


「んだとコラ!!誰がカマじゃこの”落第騎士”がっ!!」


「言ったな!!”オーガのヴォリス”!!”女になりきれない半端者”がっ!!」


「ぐぬぬぬぬっ!!」


「ふぬぬぬぬっ!!」


一触即発状態のケインさんとヴォリスさん・・・うん、周りの人の目も気になるが・・・あれっ?迷宮門の守衛さんとお店の人はあきれた顔してる・・・まさか、いつもの事なのか?


「ケインさん早く迷宮に行きますよ。」


「あっ!?ああ、わかったぜ・・・ったくじゃーな、くそヴォリス!!」


頭をガリガリと掻きながらめんどくさそうにヴォリスさんに毒を吐く。


「命拾いしたわね~ケイン~♪」


力を入れていた腕をだらーんとさせ服装をただした後また、しなを作り出すヴォリスさん。



「ヴォリスさん、自分達は何日か迷宮に潜る予定ですので、また後日お会いしましょう。」


「まっ、また会いましょうなんて・・・私嬉しいわ!!」


「でっ・・・・でわまた後日!!」




そんなこんなで周りの目を気にしながら入門管理局へやってきた。

管理局の中は郵便局のような作りになっていてカウンター越しに手続きをしている人がちらほら見える。

そこに並び俺達の番が来た。


「次の方どうぞ・・・ようこそいらっしゃいませ・・・ってケインかよー、営業スマイルして損したー。」


「管理局長ーエコ贔屓ひいきをする職員がいるぞー。」


「ちょっ、おま!!」


「おっほん!!ケン君!!たとえ相手がケイン君でもそんな態度をとってはいけませんなぁ~!!」


「すみません、ビルガ入門管理局長!!」


どう突っ込めばいいのだろう・・・しかし、ケインさんはいったい今まで何をしていたのだろうか・・・


「お前ら!!俺をおちょくるのもいい加減にしろよ!!特に管理局長さんよぉ~!!」


「何か間違いでもあるのかい?ケイン君。」


「いや・・・間違いではないんだがよ?もう少し、言い方ってものがあるだろ?」


「ビルガ入門管理局長!!そんな奴の言うこと聞くことないですよ・・・って隣にいるのは?」


「ど・・・どうもはじめまして。探検者ギルドのシンジ・モリサキといいます。ケインさんには昨日からお世話になっています。みなさんにも今後お世話になると・・・」


「えっ!?」


「なんだと!?」


「「ケインの知り合いで礼がきちんとしているだと!!」」


「お前ら俺をなんだと思ってやがるんだ!!」



ケインさんホント過去に何をしたんだ・・・



その後入門料を払い手続きを無事に済ませ迷宮門の前まで来た。

守衛の騎士さん達に挨拶をして門の中に入っていった。


「いいかシンジ、階段を降りたらもうその先は異界だから覚悟しろよ?」


「異界・・・って結局なんなんですか?」


「異界は文字通り”異界”だぜ!!俺達が暮らしている世界とは違うところに存在してるらしいと研究してた学者連中が結論を出してるしな。実際行ったらわかるぜ。」


ホントに”異界”なのか・・・異世界から来た自分がさらに異界に挑むのか・・・面白い。

こうして異界迷宮(ダンジョンの地下1階にむかって足を進めていった・・・


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