エピソード3:決意が未来に至るまで②
ユカと政宗が、仙台の隣町・利府にある聖人の私室にたどり着いた時、時刻は間もなく20時になろうとしていた。
事前に連絡をしておいたため、聖人は快く2人を部屋の中へ招き入れた後……ダイニングテーブルを挟んで、2人と向かい合う。
机の上には3人分の飲み物と、直前まで聖人が使っていたであろうノートパソコン、そして、今日の新聞が置いてあった。聖人はノートパソコンを閉じて新聞の上に置くと、2人を自分の前へ座るよう促す。
「2人とも、お仕事お疲れ様。色々と大変だったね」
こう言いながら、ガラスコップに入ったアイスコーヒーを2人へ差し出した。ユカと政宗はそれぞれに口をつけながら喉を潤し……言葉を発する用意を整えたところで、まずは政宗が口を開く。
「伊達先生、名波君は下に戻っていますか?」
彼の問いかけに、聖人は椅子に座りながら返答した。
「恐らく部屋の中にはいると思うけれど……部屋の電気はついていないし、鍵が閉まっていて、呼び鈴を押しても誰も出てこないから、確実にいるとは言い難いのが現状かな。いやはや、ちょっと困っちゃうね」
「そうですか……」
こう言って息をつく政宗に向けて、聖人は終始、いつもどおりの笑顔で言葉を続けた。
「名杙本家にも連絡をして、蓮君に関しては、自分が中心になって動くことを了承してもらっているから、何か気付いたことがあったら教えてね。ただ……またしばらくの間、華蓮ちゃんとして働けない可能性が高いから、それだけ留意して欲しいかな」
「分かりました」
政宗が冷静に返答したその隣で、今度はユカが聖人を見つめると……胸の中に残っている疑問を投げかける。
「伊達先生、1つ教えてください。櫻子さんの研修の件、どうして名波君にあんなことを頼んだんですか?」
今回の件とは直接関係ないと思いたいが、蓮は櫻子からワークショップへの語り部として参加するように声をかけられ、結局断っている。蓮が華のことや己の境遇に関することを自分から話したがらないことに、聖人が気付いていないとは思えなかった。
こんな荒療治になるようなことを、一体どうして……。
ユカの問いかけに、聖人はコーヒーに入れたミルクをかき混ぜながら返答する。
「実際は違うとはいえ、蓮君は華さんとずっと一緒にいたからね。当時の報道でも、華さんに近い少年として伝えられたこともあるんだよ。ただ……蓮君は華さんのことに関して、口を開いたことがなかった」
それは、報道機関や野次馬に対しても。そして――この4年間、誰に対しても。
心を閉ざし、諦めてしまった蓮の横顔を見る度に、どうしたものかと思案してきた。そして……。
「同じような経験をした同年代の前で喋ることで、彼の中でも何か変わるんじゃないかってね。今回は、お父さんを亡くした倫子ちゃんも語り手として、加えて、スクールカウンセラーとして現場を見ている人も参加するんだ。彼は自分の思いを言葉にすることがとても苦手だから……何か、気の持ちようが変わるキッカケになればいいと思ったけれど……自分のお節介だったみたいだね」
聖人はそう言って、パソコンの下に敷いた新聞に視線を落とした。ユカはそんな彼の仕草を目線で追いかけながら、更に深い話へと切り込んでいく。
「伊達先生は……どうしてそんなに、名波君に肩入れしとるとですか?」
「おやおやケッカちゃん、随分と穏やかじゃない表現だね。自分は、『縁由』の研究に蓮君の協力を取り付けたくて――」
「――それは分かってるんです。あたしも、それが一番大きな理由だと思ってます。でも、それにしては……伊達先生、色んなことを知りすぎてるように感じます」
ユカは一度言葉を切ると、政宗が制止しないことを確認して……その続きを口にする。
「単刀直入に聞きます。『縁由』に関して何を知っているんですか? そもそも伊達先生は……どうしてそんなものがあると、思っているんですか?」
『縁由』――それは、特定の人物が持っている素質。
『縁故』の能力と異なる点は、自分自身で制御出来ないこと。
また、『縁故』能力のようにそれを生かして富を築くことが出来ないので、これまで見向きもされなかった――そんな、人間の可能性の1つだ。
ユカの真っ直ぐな言葉に、聖人は数秒間言葉を探した後……苦笑いで目を伏せて、息をつく。
「伊達先生は色々知っているつもりだけど……あくまでも『つもり』だからね。話すことは構わないけれど、それがケッカちゃんの役に立つかどうかは分からないよ?」
「構いません。『縁由』に関しては、あたしだって無関係じゃないみたいですし……ずっと気になっていたんです。伊達先生がどうしてあたしの帽子作成に関わっていたのかって。これも『縁由』絡みなんですか?」
早速問いかけるユカを、聖人が「まぁまぁ」と制した。
「かいつまんで話をしても、少し長くなるかもしれないけど……それでもいいかな?」
「あたしは問題ありません。政宗、どげんする?」
「どげんする、って……聞くしかないだろ? 俺も知っておきたいからな」
政宗がこう言って聖人を見つめると、聖人は観念したように両手をあげた後、改めて2人を見つめた。
もしかしたら――防げるかもしれない。
同じ過ちを繰り返さず、乗り越えられるかもしれない。
――渉と彩衣のようにならないかもしれない。
「10年以上前になるけど……自分は仙台の大学に通っていてね、そこで、万ちゃんとあと一人、授業が同じでよく話していた友人がいたんだ。彼の名前は富沢渉、彩衣さんのお兄さんにあたる人だよ」
一般教養の授業がキッカケで知り合った渉と聖人、そして、万吏。
3人は自然と意気投合して、学内で授業までの時間を潰したり、仙台の街中へ遊びに出かけたりするようになった。
聖人はこれまで、何故かあまり親しい友人を作らないまま大学生になっていた。
それは、彼が『世界』に対して独自の価値観を抱いていることが大きい。
話が通じる同年代なんて、いないとすら思っていたけれど。
万吏と渉はそんな聖人と行動をともにして、忙しい大学生活の中で、『楽しい』と思える時間をくれた。
実家を出て単身者向けのアパートで一人暮らしをしていた聖人が、実家暮らしの渉の家に遊びに行った時、当時中学生だった彩衣と出会う。
彼らの実家は、仙台市泉区郊外にある、賃貸平屋の一軒家。築40年ほどが経過していそうな木造の建物だった。
初めて会った彩衣は、年相応の……どこかはにかんだ笑顔で、聖人を出迎えてくれて。
彼女と同じ空間で過ごした時、初対面とは思えないほど心が落ち着いたことは、今でも覚えている。
「渉の家は2人が幼い頃にご両親が離婚していてね、お母さんは外に恋人がいて、お金を置きにくるだけで、家にはほとんど帰らなかったそうなんだ。だから、兄妹の絆がとても強くて……自分から見たらちょっと過保護だと思えることもあったけれど、渉は大切な妹を守りたくて必死なんだ、そう思って見守ることにしたんだ」
当時の渉は、彩衣に対して過干渉気味で――例えば、彼女が学校以外で外に出ることを、極端に嫌っていた。
料理などの家事を担っていた彩衣が近所のスーパーへ買物に行くことさえもいい顔をせず、大学にいる時も携帯電話を離さず、学校を終えて帰宅した彩衣がどこで何をしているのか、携帯電話が震える度にメールのやり取りを続けている姿を、多く見かけるようになって。
1年生の頃はそこまで気に留めなかったが、大学に入学して1年が過ぎる頃には……彼の彩衣に対する『執着』が、目に見えて強くなっているように感じた。
聖人は一度、からかうように言ったことがある。
「もうちょっと彩衣ちゃんを信用してみてもいいんじゃない?」
そう言った次の瞬間、渉は今までにないほど真剣な顔で、聖人にこう返答した。
「信用はしてるさ。ただ、何かあってからじゃ遅いんだよ。俺の家族は……もう、彩衣しかいないんだ」
そう言って何かを決意する彼を、聖人と万吏は『妹を思うお兄ちゃん』というフィルターで見つめ、「個々人のことだから」と、あまり深くは干渉しなかったけれど。
そして渉は……2年生の前期から、講義を、大学そのものを休みがちになった。
彼に何かあったのかと思い、メールや電話をしてみると、返信もあるし、電話にも出てくれる。
きっと家庭の事情があるんだろうけれど、だったら休学手続きをすればいいのに、と、聖人は内心で思っていた。
そんなある日、万吏が渋い顔で聖人に渉のことを尋ねる。
「なぁ聖人、渉のこと何か聞いてないか?」
「何か、って……いや、特に何も……」
「だよなぁ……あいつ、マジで何考えてんだよ」
このままだと進級も危うく、奨学金も取り消されてしまう可能性が高い……万吏からその話を聞いた聖人は、1人で渉の家を訪ねことにした。
本当は万吏も行きたがっていたが、必須科目の講義に出なければならず、彼に現状把握の全てを託すことに。
平日の日中、静まり返った住宅街。
聖人が意を決して呼び鈴を何度鳴らしても、誰も出てこなかったけれど。
――た、すけ……て……。
微かに聞こえた声に聖人は息を呑み、足音を立てないように気をつけながら大きな窓がある中庭の方へ回り込んだ。
草を踏む足音も、自分の呼吸音さえも消さなければいけないような切迫感。緊張感で口の中が乾いていく。
そして、閉ざされたカーテンの隙間から目を凝らして、中の様子を探り――
右の足首に紐のついた枷をつけられ、自由を、意思を、人としての尊厳を奪われた状態で監禁されていた彩衣の姿に気がついた瞬間、背筋が一気に寒くなった。
色のないその唇が最後の砦。懇願するように絞り出した声は、離れていてもしっかり聞こえてくる。
「おね、が……まさ、と、さ……ここから出してぇぇぇっ……!!」
信じたくなった。
あんなに穏やかだった友人が、どうして。
どうして――たった1人の妹に対して、こんなことが出来るのだろう。
「渉は彩衣ちゃんを監禁して、学校にも……どこにも行かせていなかった。そんな現実を目の当たりにすると、どうしても冷静でいられなくてね。すぐにその場から離れて警察に匿名で通報したんだ」
彼女の弱々しい声と、常軌を逸した現場。
思い出すだけで――医者として様々な修羅場を経験してきた今でも、背筋が寒くなる。
携帯電話で110番をするのも、電話を持つ手があんなに震えているのも、初めてだった。
家の中に渉はいない様子だったけれど、もしも途中で、どこかで出会ってしまったら――自分は、冷静でいられる自信がない。
通報を終えて、物陰から自宅の様子を伺って……パトカーが到着して周囲が騒がしくなったことを確認した瞬間、足元の力が抜けてその場にへたりこんでしまった。
「当時の渉がギリギリ10代だったことや母親の保護責任者遺棄で、警察と児童相談所が介入しそうになったけれど……そこで、思わぬ横やりが入ったんだよねぇ」
聖人が後の対応を警察と児童相談所に任せて、通常の生活に戻ろうと意識していた頃。
「聖人、門のところに変なやつがいるぜ。捕まらないように気をつけろよー」
すれ違った万吏にそう言われた聖人は、大学周辺に時折出没する宗教勧誘かと思い、その姿を確認して早足ですり抜けようとした。しかし、彼は最初から聖人を名指しで呼び止めたのだ。
「失礼ですが――ですね」
流石に名前を知られていると、立ち止まらざるを得ない。スーツ姿の男性は、聖人に名刺を渡して――訝しげな彼へと、要件を告げる。
今回の件の『口止め料』の相談をさせてほしい、と。
「渉のお母さんの恋人は、名杙慶次さんだったんだよ。慶次さんは渉のお母さんが逮捕されることや、その家族は引き起こしたセンセーショナルな事件が警察に調べられることで、自分との関係が表に出たり、マスコミに書き立てられることを恐れたんだろうね。自分を探して、もみ消しに来たんだよ」
訳が分からなかった聖人は、とりあえず次の用事があるから日を改めてくれと返答し、その場を離れて――言いようのない不安に襲われていた。
彼はどうして、自分が彩衣を発見した人物だということを知っていたのだろう。
聖人は匿名で通報し、それ以降、警察とは一切連絡を取っていない。彼がその場にいても何も出来なかったし、渉の逆恨みを考えると、第三者に任せるのが適切だと判断したからだ。
だから、聖人があの場に居合わせたことを知っているのは、彩衣しかいない。まさか彩衣が? どうして? 何のために?
当然だが、彩衣とは会うことも出来ないし、そもそもどこにいるのかも分からない。
何も分からないままの日々に終止符を打ちたくて、聖人は相手と連絡を取り、落ち着いて会うことにした。
そこで、渉の母親と名杙慶次の関係性が何となく明かされ、今回の件を他言無用にするための交渉が始まったのだが……どうして彼らが聖人に行き当たったのか、それに関しては何も教えてもらえず。
どうして。
どうして。
自分の周辺で、何が起こっているんだろう。
渉とは連絡が取れなくなり、彩衣の行方も分からない。
詳しいことは何も分からない、ただ、この交渉は、一歩間違えると……自分の身を滅ぼし、渉の家族を決定的に破壊してしまう、そんな気さえした。
「当時の自分は、当然だけど『縁故』も『名杙』のことも知らなくて、自分がどうして名杙に目をつけられていたのか、何も分からなかった。名杙としては学生の自分にはした金を渡して、この件を忘れさせようとしたんだろうけど、自分がここで素直に応じたら……渉の家族がどうなるのか不安になって、なかなか話を進められなかったんだ。そんな自分が『縁故』について知る直接的な原因になったのは、福岡の麻里子さんなんだよ」
「へっ!?」
突然出てきた意外過ぎる人物の名前に、ユカと政宗は共に目を見開いた。
「実は、自分の祖父が福岡出身でね。親戚もいるから、数回行ったことがあるんだ。とはいえ、住んでいたことはないから、ケッカちゃんほど方言を使えるわけじゃないけどね」
聖人のこの言葉に、ユカは、彼と初めて会った時の会話を思い返していた。
「それはどうもありがとう。あと、別に敬語じゃなくてもいいよ? ある程度は九州の方言も分かるつもりだし……それに、ケッカちゃんとは仲良くなりたいからね」
あのときはさして気にしなかったけれど、まさかこんなところに、九州に縁がある人物がいたとは。
「名杙と話を始めた頃……法事があって、福岡に行かなきゃならなくなったんだ。あれは……うん、天神を歩いて、横断歩道で信号を待っている時だったかな、隣に立った麻里子さんが、急に話しかけてきたんだよ」
慣れない福岡の街をぼんやり見つめながら、今後、名杙との話をどう進めていこうか……考えていた時。
彼の隣に立った女性は、口元にニヤリと笑みを浮かべて――こう言った。
「開口一番、見ず知らずの自分に『名杙に厄介な絡まれ方をしとるみたいやけど……売られた喧嘩は買って突き返せ、若造』、ってね。それはもうびっくりして、変な声が出ちゃったんじゃないかな」
ギョッとした表情で彼女を見上げた瞬間、歩行者用の信号が青になった。麻里子は『頑張らんねよ』と告げて、手をヒラヒラさせながら横断歩道を渡っていく。
慌てて追いかけてその真意を問いかけると、彼女は前を向いたまま『君は医学生みたいやから、名杙の名を偉い人に出してみればよかよ。そいつが本当に偉ければ……面白いことになるやろうけんね』と、謎の忠告を残して、足早に立ち去っていく。
聖人はその場で立ち尽くしたまま……見知らぬ町の真ん中で1人、首をかしげることしか出来なかった。
何が起こっているのか、何も分からないけれど。
ただ……今の自分が悩んでいることを解決するヒントが彼女の言葉にはある、そんな気がした。
「そこから……自分は、もらった名刺をキッカケにして、名杙という家について調べてみたんだよね。時間はかかったけど、そこで分かったのが『良縁協会』という組織と、その組織と自分が通っていた大学のとある教授が、とても親しい関係だったってこと」
聖人がその教授に約束を取り付けて、名杙の名刺を出した時――彼はとても分かりやすく動揺していて。
たった紙切れ一枚、この名刺に記載されている名前に対して、相当の恐怖心を抱いていることが一目で分かった。
「この件に関して、あまり詳しいことは言えないけれど……自分はそこで『縁』の存在に確信を得た。そして、麻里子さんを探して連絡を取ったんだ」
教授の職権をこれでもかと濫用して、麻里子の職場を――福岡支局をつきとめた聖人は、電話をかけて約束を取り付けた。
そしてもう一度福岡に赴き、自分の身に起こったことを話して……今後の動き方についてのアドバイスを求めた。
「あの頃の自分は、とにかく目の前のことに一生懸命だったね。麻里子さんに向けて『この一件が片付いたら何でもするから、力を貸してほしい』なんて言えたんだから。あ、今は絶対に無理だよ」
聖人はそう言ってどこか愉しそうに笑うと……目を伏せて、息をついた。
そして、手元のコーヒーを一口飲んでから、話を続ける。
「そこで麻里子さんや孝高さんから『良縁協会』について聞いて、名杙との交渉方法もアドバイスを貰ったんだ。それで、宮城に戻ってから……名杙と交渉して、今回の件を他言無用にする代わりに、『縁』についての情報提供と通名で生きるための根回し、そして、仙台市での拠点を買ってもらって手打ちにした」
聖人の言葉に引っかかった政宗が、「すいません」と割って入り、浮かんだ疑問を問いかけた。
「通名で生きるため、ということは……伊達先生も、本名じゃないんですか?」
「そう、自分の『伊達』っていう名字は、ケッカちゃんや政宗君と同じく偽名なんだ。本名は富澤聖人っていうんだよ」
「富澤……」
「男性で、名前が富澤……どうしても渉のことを思い出しちゃうし、彩衣さんが当時のことを思い出すんじゃないかと思って、心機一転ってことでね。名杙は唐突な改名をゴリ押しするのがとても得意だと麻里子さんから聞いて、名字だけ変えることにしたんだ。周囲には親が離婚したとか親戚の養子になったとか、適当に説明しているよ」
予想もしていなかった逸話に、ユカと政宗は何も言えないまま。
そんな2人の反応を予測していた聖人は、目線も口調も変えずに話を続ける。
「渉がどうして彩衣さんにあんなことをしたのか、医学的には精神的な病として片付けられてしまうかもしれないけれど、それだけだなんて思えなかったんだ。だからこそ、自分が今まで何も知らなかった『縁』について調べれば分かるんじゃないかと思ったんだ。これが分かれば、2人がまた一緒にいられると思っていたんだけどね……」
渉がどうして、実の妹に対してあのような凶行に走ってしまったのか。
どうすれば……また、仲の良い兄妹として、一緒に暮らすことが出来るのか。
それらの理由を探すための、長い長い『研究』が始まった。




