28/74
第2.5話
私は何をやっているのだろうか
警察に入って世の中を正す
親を見てそう思ったんじゃないか
虐待に違法賭博に薬
そんな親を反面教師にして私は育った
そしてたまたまテレビでやっていた特撮
それに心打たれた私はまず一人称をまねて生き方をまねようとした
けど生き方なんてまねることなんてできるわけもなくそれに近い存在の警察に入ることを決意する
少しでも早く上の立場に行きたかった私はどうしてもキャリア組として警察に入る必要があった
全ては正義のヒーローを実現させるため
そのために人生のすべてを売り捨てた
その結果がこれか
「なんて様だよ」
男性を人生で初めてパチンコを今やっている
出勤をバックれて朝からうっている
「楽しいって思えるのもやっぱり親の血が入ってる証拠だよな」
合法賭博ではあるが男性にとっては禁忌を犯しているに近い行為
「でも親に初めて感謝するかもな」
台を前に警察の男性はうっすらと笑みを浮かべていた
「人生もう少し楽しめばよかったかもな」
その男性の声は店内にあふれる機械音によってかき消され誰にも聞こえることはなかった
警察の男性本人にも




