魅せる者・・・・・
ヴァイスは歩き出す・・・・・
クオンと微笑みあい・・・・
其れは素晴らしい一時だが・・・・
別段邪魔されても良い一時・・・・
だからこそ放てた攻撃・・・・
彼らには残念ながら理解出来てはいない・・・・
取り囲む皮鎧のヒューマン達・・・・
野営している智龍達を見つけ・・・・・
襲撃画策しようと・・・
下調べ中の夜盗は・・・・・
都合よく特訓を終えた・・・・
ヴァイス達を見つけ・・・・
更に都合よく周囲を調べ・・・・
ヴァイスを襲い・・・・
殺さず捕らえるが良いと都合よく決める・・・・・
それが既に操られていると思うことなく・・・・・
「やれ!」
女の声が響く・・・・・
大きい体・・・・
傷だらけで・・・
老齢なヒューマン・・・・・
かなりの距離から正確に放たれる・・・・
雷矢・・・・・・
様々な素材を念術で分解し・・・・
念術を式かし組み込まれた武具を着用したる彼ら・・・
そうながら鍛え抜いた芸・・・・
受け継がれ悪に塗れようと輝く・・・・・
ヴァイスの背に殺到し降り注ごうと・・・・
「黒布」
まるで踊る様にヴァイスはくるりと・・・・
雷矢は悉く突き刺さり・・・・
「無体」
黒布は消え・・・
闇に飲まれるように儚く雷矢は消える・・・・
「さて」
「金にあかせた技のご感想は?」
無視し・・・・
女は叫ぶ・・・
「兎に角放て!」
「逃げながら!」
「かなわねえ!」
必死に叫ぶ・・・・
此処に居たり・・・
気が付いた・・・・
誘われたと・・・
ヴァイスは哂い動き出す・・・
歩き伝える・・・・・
「強いな」
「今気が付いたのは」
「まあ俺が凄すぎるだけ」
「誇っていいぞ」
女盗賊はぞわーと・・・・
恐怖が走る・・・・
そして止まっている配下に気が付く
凍る様に・・・・
女盗賊はやがて配下達は蹲り・・・・
恐怖の中くびり殺されるのだと・・・
今以上に認められない未来を消し去ろうと・・・・
「くそ」
「てめらあああああ」
「あきらめんじゃねえぞおおおおお」
叫ぶあらん限りの想いを込め・・・・
絶叫する・・・・・
動き出すヒューマン達・・・・
彼らは願いを無視する・・・・・・
「「「放て!」」」
誰かが複数が異口同音に・・・・
囲みは一斉に矢を放ち・・・・・
色取り取りの矢が放たれ・・・・・
ヴァイスは深く哂う・・・・
クオンは隠れ蓋を閉める・・・
そして・・・・・・
「「「お頭を逃がせ」」」」
傷だらけの大柄女は叫ぶ・・・・
「違う」
「てめーらにげんだよおおお」
叫びを否定するように・・・・
天に放たれ矢は・・・・
地にヴァイスに降り注ぐ・・・・
「黒布」
ヴァイスは声に動きに微塵も焦りはなく・・・
ヒューマンの幾人かは・・・・・
当たると思い・・・・・
其の光景を見る・・・・
ゆらりと・・・・
美しく・・・・
布が現れ・・・・
矢は止まり・・・・
しかし展開していく黒布・・・・
早いならば起きるであろう事象は起きず・・・・
見える訳がないはずの光景が展開する・・・
黒い布は受け止める・・・・
色取り取りの矢を・・・・
派手さなど無く・・・・
其処に有るのはただただ理不尽・・・・
「無体」
ヴァイスの声がただ美しく響き渡る・・・・・
ヴァイスは足りぬと嗤う・・・・
食い足りぬと・・・・・
素晴らしき今に嗤う・・・・
ただあくまで美しく・・・・
お読み頂き有難う御座います。




