お父さんとお母さん。
気が付くと私は抱かれていた。
いやいや、二十歳の私を抱くってどういうことだよ!とか思っていたのだけれど一時間程たった今なら分かる。きっと、きっと!
(あれだ、転生だ。)
私なりに状況をまとめてみた結果。
私、強盗に撃たれて死ぬ。→何かあって私、転生。→赤ちゃんになる。って所みたい。これ位ならまとめる必要もないとか言わないで、お願いだから。
……転生好きな私のことだから転生出来たらお祭り騒ぎだろうなぁ、と思っていたのだが思ってた割りになんか冷静だった。
これはアレですかね、予想外過ぎて唖然としている感じなんですかね。
はいはい、私は玲美改めて『レミア・レインクール』と言う名前になっている様です。
私の父親と思わしき人と、母親と思わしき人が私のことをそう呼んでいました。因みにさっき私を抱いていたのは母親と思わしき人。
にしてもその二人がとてつもない美男美女でね?しかも英国風のお顔だったから言葉わからない!なんて思ってたんだけどそんなことは無くてバリバリ日本語だった。
あれか、やっぱそこはご都合主義と言う奴なのかな。
お、噂をすればその二人が来たみたい。
「いや~、良いお湯だったな~。」
「えぇ、そうね。」
来ました、私の母親と思わしき人と父親と思わしき人!
それにしてもさ。
なんか転生モノの小説のまんまな気がするな~……いや転生なんだから当たり前なんだろうけどさ。
こう……何て言うの?美人なお母さんとイケメンなお父さんがいて、どうのこうのって言うの。
まぁ、そこがいいんだけど。
まぁそれ以前にこの状況をテンパらずに受け止めている自分が怖いのだけれど。
「難しい顔してどうしたのかしら?レミア?」
おっと、難しい顔してたのね、私。
というか赤ちゃんに難しい顔とかあるんだ。見たことないから分からないけど。
「いやいや、赤ちゃんに難しい顔ってあるのか?」
おぉ、同じ意見だね。お父さん。
「あるわよ!あるったらあるの!」
と、顔をぷぅっと膨らませて怒鳴るお母さん。可愛いです。お父さんなんて鼻を押さえてる。鼻血だろうか?大丈夫だろうか?
……というか私はこのお母さんから生まれたのですか。
いやだってこの人の容姿ね……完全にロリなのですが?銀髪碧眼で桜色の唇。柔らかそうな頬。腰まで届きそうな髪。150cmに届かない背丈。完璧に幼女じゃないですか!……まぁ、赤ちゃんの私が言えたことじゃないけど。
でも、なんか犯罪臭がプンプンするよ。
お母さんのロリ具合に比べてお父さんのこの大人の男感。ここが日本だったら完全に犯罪です。




