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「2012年のチーム・サンジェルマン」(セーラー服と雪女 第ニ部 新世紀編⑥)  作者: サナダムシオ


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㉖ エピローグ

 ジャンヌの操縦するビートルは、無事にイエスを元の時代に送り届けた。


 イエスは、クルマから出て直ぐ振り返ると、車内のジャンヌに手招きをした。

「聞くところによると、キミは敬虔なクリスチャンらしいね?」


 その言葉に、窓から顔を出した彼女は、首から下げた小さな十字架を、両手で握り締め、頬を赤らませながら、小さく頷いた。


「そんなキミに、ちょっとしたご褒美をあげよう」

 彼はそう言うと、彼女の頭の上に、その右手を優しく置いた。彼女は、一瞬、目の前が真っ白になるのを感じた。それは、彼からのギフトの印だった。


「今、キミにお裾分けしたのは、悪魔の存在を、見極めるチカラだよ。きっとこれからのキミの活動に、役立つ事だろう。是非、活用してくれたまえ」


「あ、ありがとうございます」

「水先案内人、ご苦労様。頑張るのだよ」

「イエス様も……お元気で」


 そしてイエスは、突然の師の復活に驚いている、弟子たちのところへ歩いて行った。それを確認したジャンヌは、ただちにビートルを上昇させ、リセットボタンを押して、帰路に就いたのだった。


「京子さんが言って下さったの?」

 帰り道の時空転移の途中で、ジャンヌが尋ねる。

「そうよ。シャイな貴女が、なかなか大切な教祖様に、思いの丈を言い出さないから……余計なおせっかいだったかしら?」


「……いえ……ありがとうございます。おかげで大切なギフトを頂きました」

「そう……良かったわね。これからの貴女の活躍が、楽しみね」


「はい、頑張ります!」

「もう……堅いわねえ。もっとリラックスしてね?」

 そして二人は、無事に亜空間レストランに戻ったのである。

以上でこのエピソードは完結です。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

続く「池内先生と謎の少女」も、どうぞ可愛がって下さいね。

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