おまけ 男性陣の座談会
来栖 直(以下・来栖)「鳴上さん。SNSのフォロー欄、見ても良いですか?」
鳴上 海斗(以下・鳴上)「え? なんで?」
来栖「ちょっと気になることがありまして……」
鳴上「待ってろ……」
(SNSを開く鳴上)
鳴上「はい、どうぞ」
来栖「私のことは『なごみんの弟くん』って登録しているのですね……」
鳴上「俺の中ではまだ「なお=♀」のままなんだよ。だから、『なごみんの弟くん』」
来栖「SNSはもう結構です」
鳴上「あ、もう良いんだ」
(SNSを閉じる鳴上)
来栖「あの……その……もし、由佳と私が結婚したら貴方はなんと呼ぶのですか?」
鳴上「来栖くん。神永が結婚したら来栖さんになるからな。今はキチンと直くんや由佳さんっていう勇気がほしい」
来栖「言っているではありませんか?」
鳴上「言えてても恥ずかしいもんは恥ずかしい……直くんとかの下の名前よりやっぱり弟くんや来栖くんの方が言いやすい……」
来栖「私の第一印象は? 動物に例えても構いません」
鳴上「飼い主を独り占めしたい気持ちがただ漏れのよく吠える黒いイヌ。仕事人の時だとオオカミ。口が悪く、ギャップが激しい」
来栖「えーっ……」
鳴上「俺にはそんな感じにしか見えなかった。そういう弟くんから見た第一印象は?」
来栖「チャラい人。由佳の浮気相手だと思っていました。あとは……演技が下手」
鳴上「具体的すぎる……まぁ、チャラいと思われるのは大体はピアスのせいもあるけどな」
来栖「身長は?」
鳴上「174cm。弟くんは?」
来栖「私は178cmです」
鳴上「意外と高いな……まぁ、なごみんも高い方だからなんとも言えないけどさ。神永がちっちゃすぎるんだよ。靴でかさ増ししてるけど、踏まれると超痛いし……」
来栖「ちっちゃいとは無礼ですよ。小柄だと先回りができますし。ヒールは時に役立つ便利な武器になりますよ? 私のオススメはピンヒール。首を強く踏みつけて息できない状態にしたり……体型によるけどな……あはは……」
鳴上「弟くん、口が少し悪くなって嗤っているんだけど……暗殺者の顔してるぞ」
来栖「それは失敬」
鳴上「弟くん、質問いい?」
来栖「どうぞ」
鳴上「一人称は?」
来栖「基本的に親しい友人や幼なじみ、恋人に関しては俺。あとは敵に対しても使うことがありますね。目上の人や付き合いが浅い人に関しては私。ちなみに、幼少期は僕」
鳴上「男性が使う一人称、全部言ってるじゃん」
来栖「そうですね。たまに混乱することがありますが……」
鳴上「早く弟くんと親しい関係になりたい!」
来栖「ええ。少しずつ距離を縮めていきましょう」
鳴上「身体に墨は入ってる?」
来栖「刺青とかですよね? 私は入っていません」
鳴上「弟くんは顔以外の肌の露出がないから気になってしまって……服で隠してるんかなと」
来栖「ほう……そういうことでしたか。本職の執事は墨が入っているのは厳禁ですから。私が暗殺者だけでしたら、首筋や背中に入れていたかもしれません。実は私もピアスを開けていた時期がありまして」
鳴上「え、意外!? 何処に?」
来栖「耳は軟骨も含めて各5、6ヵ所くらい。リップピアスは開けたことがなかったなぁ。確か……舌にも1個開けていましたよ?」
鳴上「ベ、ベロにも!?」
来栖「ええ。歯磨きが大変だったり、しゃべりづらかったので、真っ先に取ってすぐに塞がりました」
鳴上「こいつ、話を聞けば聞くほど意外と堕ちてるな……過去の闇が深そう……ピアスをしている面で人を殺っている姿を想像したら、ゾッとする」
来栖「ふふっ。そうでしょう? 私も堕ちる時は堕ちるのです。隈もできていた時期もありましたので、真っ黒にね。ピアスホールは薄く残っている程度ですが、まろやかになってしまいましたけど」
鳴上「開き直った!? まろやかってなんだ!? まろやかって! 弟くん、俺と同世代そうだけど、歳は!?」
来栖「今、26です」
鳴上「俺は29だから……3歳差か……寧ろ、闇が深すぎだろ……よく神永と付き合おうとしたな……」
来栖「彼女もなかなか闇が深いので、私にとっては丁度良いのです。あと、同業者であることもポイントが高い」
鳴上「今、ここに神永がいなくて良かった……俺、闇深い二人に挟まりたくない」
来栖「一緒に闇に溺れても良いのですよ?」
鳴上「怖すぎるから戻ってきてくれ!」
――おしまい――
この度は『冷酷な黒薔薇と殺戮者は嘲笑する』を最後までご覧いただきありがとうございました。
拙作は『悪食令嬢と暗殺執事(https://ncode.syosetu.com/s4927j/)』シリーズの13作品目として、投稿させていただいた短期連載枠となっております。
本作品は残酷描写や死描写が多く、作品を書き始めてからなかなか進まず、かなり時間がかかってしまい、投稿する時期より遅く掲載開始するかたちになりました。(およそ2ヶ月遅れです)
最後になりますが、約1週間程度と短い期間でしたが、ここまでご覧いただきありがとうございました。
2026年7月7日 黒崎 由夜
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2026/07/07 本投稿・後書き欄追記




