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そしてまだ結論が出てない6曲目の話し合い。
伶蕗が嫌がってる。
廻琉もできるならやりたくない。
歌うだけだったらよいのだが。
野々さんに言わせるとちょっと変わったこともやっていかないと自分たちも飽きてくる。
見ているお客さんにも変化をアピールできる。
メリットが多くなるというのが野々さんの考え方になる。
廻琉はなるほどとは思ってる。
野々さんは戦略家だ。
このバンドを引っぱってるのは間違いなく野々さんだ。
午後1時をすぎた。
バンド練習再開。
5曲を通して演奏してみた。
時間も計っている。
これにちょっとしたおしゃべりを合わせたら25分はいける。
ここまでくればもう大丈夫。
前から野々さんが練習用にとベースのフレーズをよく弾いている。
何度も聞いているフレーズが徐々に固まってきてる。
それに合わせてドラムとギターも演奏に参加する。
廻琉はよく知らなかったんだけど、野々さんに言わせるとポリスというバンドっぽいベースでしょってことだ。
それを聞かされた廻琉は家に帰ったらさっそくポリスをyou tubeで探してみた。
かなりの曲数が出てきた。
なるほどこんな音楽になるのかと新しい発見があった。
特に初期の頃のレゲエのリズムが面白いと感じていた。
野々さんの弾いていたフレーズってこんな風に弾いてたよなって思い出しながら廻琉流のポリスというかレゲエのようなリズムをギターで作り上げていった。
廻琉としては珍しくアルペジオも交ぜてある。
クラシックギターを学んでいたのでアルペジオはすんなりとできている。
それをバンドで演奏してみた。
これも録音していた。
野々さんの部屋で聞くことになる。
午後3時をすぎたあたりでのおやつタイムの時。
なんだかレゲエの出来そこないみたいになったなと廻琉は思ってたが野々さんは気に入ってるみたい。
「こういうのがいいのよ。
他でやらないことをやってこそ個性になるんだから」
野々さんの横で伶蕗がうんうんって頷いてる。
「そうなんでござるか···」と口ではう〜んな感じのポーズをとっているが、内心では満更でもない。
まるでワンピースのチョッパーのようにバッキャローもっと褒めろよって思ってる。
基本的に廻琉は単純ということで。
この曲はこれから野々さんがメロディと歌詞をつけていく。
いつ出来上がるかは未定。
実は廻琉も1曲作っているまっ最中。
まぁまぁハードな曲になる予定。
メロディもほぼ完成していて歌詞も考え中。
こうなってくるとど〜してもレコーディングできるようにしなくてはと強く思うようになってる。
デモを作っていかないと他の人にこういった曲だと具体的に提示できない。
まぁ、それは夏のアルバイトでしっかり稼いでからってでござる。




