↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
のれま

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
90/109

1-4

やっと美容院に行った。

夏に向けて大きく髪を切った。

耳が出るほどのベリーショートにした。


「そりゃ驚いたたさ。

アスリートどころじゃなく、新垣結衣にますます近づいてるし」


ここで廻琉はムッとすることになる。

誰や、それは?

新垣とはなんや?

どこのガキや?


「あっ、言われてみれば似てるかも。

誰かに似てるなって思ってたけど···

野球帽被ったら少年野球チームのセンターみたいね」


野々さんが突然思い出したように変なことを言い出した。

少年野球って···

せっしゃは少年に見えるんかね?


「センターってなんでござる?」


うっとなってしまったのが野々さん。

自分で言っておきながらたまたま知ってたセンターと言っただけ。

実はよく知らなかった。

それどころかここにいる3人はセンターどころか野球のことはほとんど知らなかった。


「とにかく6曲。

カバーで2曲、バンドとしての曲が4曲。

6曲あれば30分弱まではやれるはず。

カバーの1曲は決まりで、これは早く仕上がると思う。

もう1曲は探してみる」


この野々さんのお話からバンドとしての4曲をどう変えていこうかとの話し合いに突入した。

提案されたのはいろいろだ。

この曲はもう少しテンポアップしてとかこの曲はギターに頑張ってもらって強力なギターソロを入れてとかで止まらなくなってきた。

それらのすべてを野々さんがメモしていって最善な方法を選んでいくことになる。

こうやっておけば闇雲に練習するより方向性をはっきりさせることができる。

効率的だ。


時計を見るとかなり長い間話し合ってたようだ。

でもこれでバンドとしての方向性が見えてきた。

有意義な時間を持てたことにみんな満足だ。

もうすぐ夕方と呼ばれる時間になってしまう。

これから練習って気分でもなくなった。

せっかくなので野々さんの出身地である北九州市の話を聞くことになった。

北九州市といえば廻琉と伶蕗の元メンバーの羽田華久(はだかく)が進学した先だ。

偶然にしてもこんなことがあるんだと聞いた時は本当に驚いた。

廻琉も伶蕗も九州には行ったことがないので興味はある。


「どんな所なんですか?」


もう伶蕗が興味津々だ。


「どんな所って言われても···

北九州市の中心地となる小倉駅の周りはそこそこの都会。

でも東京のような垢抜けた感じではない。

高層ビルなんかもないし、小倉から離れていくほど地方感が出てくる」


野々さんとしては生まれ故郷の福岡県よりも東京都のほうが好きなようだ。

学生であって会社もやってるから卒業しても帰るつもりはないみたい。

それもあってなのかあまり故郷の話をしたがらない。


その他にもこれからのバンド活動のことなんかを話してると時間を忘れるほど楽しい。

さぁ、そろそろ帰りましょってなったのは午後6時になろうとしていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。