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このハードオフは中古楽器などの専門店。
音楽をやってる廻琉と伶蕗のコンビならではのなんとな〜く来たっちゃったということだ。
音楽をやっちょるとこ〜ゆ〜ことになるんでござるね。
ちょっと楽器を見てからってことになる。
ということになったが廻琉は楽器のことをそんなに詳しくはない。
素人よりはって程度だ。
2階建てで1階にはカメラなどと家電製品。
廻琉たちは2階の楽器専門フロアにエスカレーターで上がる。
伶蕗にはあまり関係ない場所。
ドラム人口は少ない。
そしてドラムセットを持ってる人はさらに少くなる。
だからドラム関係の中古ってなると本当に少ない。
伶蕗としては中古より新しいものを使っていくほうが好きだということもあって中古楽器店に入るのは廻琉の付き添いの時だけ。
ギターについては中古が多くなる。
中古ではあるがビンテージも存在する。
クラシックのバイオリンほどではないが、中には数千万円といったギターも確かにある。
ズラッと並んでるエレキギターを順に見ていった。
材質だとかにはこだわりがない。
廻琉が重視しているのは重さ、デザイン、色と弾きやすさ。
もちろん、音も重要だ。
並んでるギターは30万円代から下の価格のもの。
高額なのはケースに入ってたり別の並べられ方をしている。
廻琉はこうやって並べられてるギターを眺めてるのが好きだ。
将来的に独立した時は絶対に音楽室を持ちたいと希望している。
今のところ買う予定はないのだがとりあえすひと通り見ていった。
すると向こうから廻琉たちと同じくらいの年代の女子2人のコンビが近づいてきていた。
なにやら楽しそうだ。
そして廻琉がここにやって来た最大の目的。
エフェクター類を見てみたかった。
五百蔵が使っていて隣で見ていた。
気になって尋ねたことがある。
なにがどういう効果があるかの説明も熱心だった。
そういった時は目がキラキラしていた。
本当にギターが好きなんだなと実感できた。
気になっているのは空間系と呼ばれているエフェクター。
何種類もある中でディレイと呼ばれるエフェクターが気になっている。
ディレイとは「遅れる」という意味の通り元音から遅れて響く音を人工的に作り出す機械。
いろんな使い方がある。
エコーのようにほんのちょっとだけ遅れた音や2秒、3秒とあとに続く音の設定もできてしまう。
最も有名で誰の耳でもわかるのがクイーンというバンドのギタリストがよく使ってる音。
数秒後に山びこのように聞こえてくる効果。
独りで2人とか3人で弾いてるような音を作れる。




