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いざ授業が始まってみて大きく変わったことがある。
それは制服がなくなったこと。
廻琉は体育会系ではない。
オシャレ女子でもない。
だけど学校にはジャージ姿で行ってる。
それに化粧っ気もない。
体育会系ならまだしも、ちょっとこれは浮いているかもと思っている。
周りはそれなりに女子スタイルだ。
文学部は女子のほうが多い。
でも城桜高校もこんな感じだったので、そこはそれほど変化を感じてない。
そしてサークルについてだ。
音楽系サークルはある。
でも廻琉が考えていた音楽サークルではないようだ。
廻琉自身もどんな音楽をやっていきたいといったはっきりとしたものがない。
とりあえずはギターを弾くとしか考えてない。
自分で作った曲を演奏していきたいとは思っている。
どんな曲ができるのかはわからない。
まだ1曲も作ってない。
出来上がった曲が自分の音楽性ということになるんだろう。
エレキギターが中心になってるはずなのでテクノとかK-popみたいにはならない。
メタルとか、そこまで強力にはギターを弾けない。
もしも踊れるものならダンスミュージックもアリかななんて思ったりもしている。
大学の音楽サークルはアカペラとか管弦楽団やピアノとかだった。
ハワイアンが軽音ではあるらしいがど〜もピンとこない。
噂では非公認の同好会っていう集まりもあるらしい。
履修届けもサークルなんかにしても事前に検索はしていた。
先輩なんかから直接聞くことができたほうがよいよね。
この学校には知り合いがまだ誰1人としていないので検索に頼るしかないってのが現状だ。
その検索って便利なものを今日までかなりやってた。
気になってたのが独り暮らし率。
つまり地方から来ている学生の割合。
武蔵野大学では約27パーセントほど。
4人に1人は独り暮らしをしてることになる。
ということは、ほとんどの学生が実家暮らし。
東京都に限らず埼玉県から通学?
千葉県や神奈川県からでも無理すれば通学はできる。
片道2時間以上とか?
都内の大学生の独り暮らし率もだいたい3割程度だとあった。
地方から出てきてる人の家は大変だ。
これまでは1世帯で暮らしてたのが1人東京に移住してくると同じ収入で2世帯分の生活費が必要になる。
相楽さんは親からの仕送りをもらってない。
奨学金とアルバイトで生活してるし授業料も払っている。
まとまった休みがある夏や春なんかは他のアルバイトで稼いでいる。
カフェレストラン「サーカス」でのアルバイトは助かってると言ってる。
賄いが美味しい。
それに帰る時に叔父さん夫婦からなにかしらの食材を渡してもらえるのも本当に助かってると感謝している。
独り暮らしが大変だからってことで食材の支援をしている。
主婦の清水優歌さんにも食材を分けたりもしている。
サーカスは経営的に安定している。
幸いなことに利益も充分に出しているからこそできる食材の支援だ。




