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見慣れた車がいるってことは青山さんたちが来てるなと思ってたら、今日は廻琉が最後に到着。
高田馬場にはやって来るってことがほとんどない。
この高田馬場店はちょっと感じが違うように感じる。
歩いてるとわかるが客層が違うんじゃないのかと直感があった。
ひょっとするとすごくいい成績が残せるんじゃないのかと思った。
廻琉の勘はほぼ当たった。
午前中は動きが鈍かった。
こんないい場所なのに人の集まりがよろしくないと不安になっていた。
暑いけど天気も良いし店そのものも綺麗で非常に明るいのに人が入ってこないねって伶蕗と廻琉はぼやいてた。
期待はずれやったかねってそれぞれが休憩に入った。
午後に入ってみると午前中とは打って変わってお客さんが増えた。
客層は現役世代と呼ばれてる若い年齢層の女の人が多いように見える。
子供を連れての来店もそれなりにいる。
そういう世代の人たちが増えてくるとフルーツに人が集まりだした。
野菜はそれほどなんだけどフルーツはあれよあれよと売れていって完売してしまった。
これは年齢層のためなのか?
買っていってくれた人は30代から40代くらいの主に女性。
最も購買意欲が高いと思われる年代。
時間になった。
少し話しながら片づけを行う。
青山さんたちもやってきた。
ふ〜んって感じでいる。
地域によって売れ行きが違うんだといろいろと発見があったようだ。
青山さんにしても初めてのことなのでデータというほど大袈裟ではないんだけどこれからの参考にはしていくつもりでいる。
明日は野菜と果実の割合を変えてみようかと思ってる。
野々さんは青山さんの車に乗って帰っていった。
帰ってからも忙しいんだろ。
曲作りなんかもあるし。
廻琉は伶蕗と東西線に乗って帰ることにする。
たぶんだけど車よりも早く帰れるんじゃなかろか。
「売れる売れないって季節も関係あるやろか?」
「それは少しはあるかもね。
今は1年中なんでも食べられるけど···
ほら缶詰なんかもあるし。
でもやっぱりその季節に合った新鮮なフルーツを食べたいんじゃないの?」
そんなもんでござるかねと廻琉は右に左にと揺れている。
ちょうど帰宅時間と重なってるので座ることはできない。
だから電車の揺れに合わせてリズムカルに動いている。
廻琉としては美味しいものは食べたいんだけどそこまで追求しようとまでは思ってない。
お腹が満たされればいいかなって思う時もある。
だからおかんのマズい···
いやあまり美味しくないごはんだって食べられてる。




