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次から次にと曲を聞いていった。
楽曲の特徴としてはリズムが強力。
歌のメロディが面白い。
ほぼプログラミングで作られてる曲だからドラムとベースのパート、それにシンセサイザーの音が加わる。
時々ギターが入ったりする曲もある。
こういったテクノ系の音に合わせてのダンスもセットだ。
個人というのは少なくてほとんどが複数人のグループとしての活動になる。
「なるほどですね。
リズムが強力ですね」
ふ〜むと唸りながらの伶蕗の感想だ。
ドラムをやってるだけあってまずリズムから注目している。
廻琉はメロディから入る。
必ず耳に残るインパクトのあるメロディとラップ系のヴォーカルとのバランス。
コントラストがある。
野々さんなんかはまた別の視点から分析している。
それが歌詞の内容。
歌詞に関してはたいしたことはない。
内容がどうとかいうよりもメロディに乗せてどれだけカッコよくなるかっていうのを優先してる。
ふ〜んっとそれぞれの捉え方はがあるもんやねと廻琉は、なるほど、なるほどって面白いもんやねと感じている。
すると野々さんからひょいってスケッチブックを見せられることになった。
「これって···」
廻琉がパラリと1枚目の絵を見た。
やったらうまい。
これって野々さんが書いたのか。
絵もお上手。
多才やねぇ。
「あっ、バンドのイラスト。
野々さんって絵も描けるんですね」
伶蕗が感嘆の声を上げる。
客席から見たステージ。
そのステージ上には左からベースを持った野々ののの。
まん中にドラムがあって岡山田伶蕗。
そして右側にギターを弾いてる十条廻琉。
バンド名は3人の名前の一文字をとってイラストの通りに左から読んで「のれま」
単語としては意味がないんだけど、このバンドにとっては意味がある。
イラストはまんがチックに可愛らしいものになってる。
廻琉がペランと次をめくった。
伶蕗も横から見ている。
2人そろって「おや?」って顔になる。
「これは···」と声には出したが廻琉にも伶蕗にもよくわからない絵。
次の絵にめくってみてもよくわからない絵が続く。
「あっ、それってね、バンドのシンボルマークを考えてたの。
そういうのがあったほうがよくない?」
「それはいいですね。
全部のバンドってわけじゃないけど、有名なバンドなんかだとロゴマークとかシンボルマークってありますね」
「そうそう、ローリングストーンズの舌出しイラストとかクイーンとか」




