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アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
のれま

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5-2

最初だからってこともあり青山さんも大神田さんも残っている。

どんな感じになるかが心配で午前中だけでも確かめてみたいらしい。

そしてドキドキは廻琉だけではなかった。

青山さん以外は接客というのは初めてだった。


初めて売れたのがイチゴ。

午前10時26分でのこと。

接客は野々さんと廻琉の2人で。

購入してくれたのは品の良い素敵なマダム。

最初に訊かれたのは「どれだけ甘いのかしら?」だった。

廻琉としては答えに困ってしまってアウアウってなってしまった。

野々さんが丁寧に対応していって無事にお買い上げとなった。

廻琉が返答に厳しかったのは「どれだけ甘い」っていうなんとも答えにくい問にどう返せばいいのか戸惑ってしまったから。

野々さんはうまい具合に話をもっていった。

これがコミュニケーション能力の高い野々さん。

さらにおしゃべりは続く。

美味しさアピールも成功して1パックだけ買ってみようかしらから結果として2パックのお買い上げ。

野々さんのお口のうまさに廻琉はただただヒェ〜って。


11時になった。

昼休憩になる。

これから1時間ごとにずれていって1人ずつの休憩に入ることになる。

必ず2人は残るようにしてのお昼だ。

廻琉が先陣をきることになった。

それはよいのだが、はてど〜する?

まさかこんな時間から休憩になるとは思ってなかった。

朝はしっかり食べてきてるのでお昼にはちょっと早いかなって思ってる。


なに食べようっかなって店の外に出た。

サーカスに行くって手もないことはないんだけど時間の問題でパス。

こんな暑い時はアレしかない。

コンビニに入ってざるそばといなり寿司を買って店の裏の倉庫兼従業員休憩室で食する。

ざるそばと冷やし中華はへたな店に入るよりコンビニのほうが美味しかったりする。

ちなみにだがお昼代は800円が支給される。


さすがにこの時間は独り。

あれ、まてよ。

こんな時間に休憩に入ったら休憩明けが長くなるのでは?

ということはこれから労働時間が長くなるのでは?

せっしゃ、不覚。


むっ、そういえば10時から始まって11時で休憩。

その1時間で素敵なマダム1人にしか接客してない。

売れたのはそのマダムにだけ。

そんなもんなんやろか?


休憩が終わって現場に戻ってみると、あら、大盛況。

なんだかお客さんがいっぱい。

なんでや?



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