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我は覇王であった・・・  作者: 如月
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姉と出会いそして・・・どうなるのじゃ!

遅れました、すみません・・・

あと字数が少ないです・・・すみません(>_<)

             第一章 生誕


          第四話 姉と出会いそして・・・どうなるのじゃ?


姉!そう我は今、姉の部屋の前に立っている。扉!そう我は今、姉の部屋の前に立っている。

しかし、その扉が異常だった、大きさは一般的だがその扉に付いている装飾品が少々・・・いや、結構危ないものだった。封印の御札や何らかの魔術のかかった紙片が大量に張ってあり、まるで重罪人用の牢獄みたいであった。


「父様ここは...?」念のため聞いておこう、姉の部屋がここではない事を祈りながら・・・

「ああ、何を言っているのじゃ、姉の部屋に決まっているじゃろ」真面目な顔で返された。

「・・・はあ、左様ですか・・・」本気・・です・・ね・・

いやはや、それにしても中々物騒な部屋じゃな、おっあの札は探知でこっちの札は精霊が召喚されるモノだな、中々高価な物が張られているな、この扉にいくらかかっているのか大切にされているな姉も。


「父様この扉どのように開けるのでしょうか?」見た感じでは簡単に飽きそうにもないしのう。

「うむ、家族の魔力をこの扉に流し込むと開くようになっている」

ほうほう、確かに安全ではあるな、しかし過保護過ぎではないか?

「では、開けるぞ」そう言い父は扉に手をあてた、微量の魔力が扉に吸収され扉がスゥーと開いた。


いよいよ姉と対面だ。


姉の第一印象はとにかくオドオドしていてチラチラこちらを見てくるが目を合わせようとするとサッと目を逸らしてしまう、まるで怯えた小動物のようだ。

姉、ユーリは人見知りをこじらした感じになっていた、弟である我でもこのようにオドオドしていたら他人に会ったらどうなるのだろうな。


「ねえ様ですよね、ユークともうします、よろしくお願いします」ニコリ

「う、うん・・・よろしく、ユーリっていいます・・・よろしく」(何か可愛い・・・初めて見るけど母様が言っていたことは本当だったんだ、それにしても・・・可愛い///)


「うむ、大丈夫そうだな、ワシとアナーシャは少し席を外そう、いいなアナーシャ」

「少し心配だけど、ユークがいれば大丈夫かしら、はいそうしましょうか」

そう言い二人とも退出していった、しかし我はまだ2歳だし姉も5歳と微妙な歳だが・・まあいいかそれより中々に気まずい・・・何か会話は必要と分かってはいるのだが何を話せばいいのかさっぱりじゃ。

何でもよいとりあえず・・・

「「あの」」・・・かぶってしまった。

「ねえ様先にどうぞ」

「ううん、ユークから・・」

「いや、ねえ様から」

「「フフフ」」

少々おかしくなり、どちらともなく笑ってしまった。こんなに笑うのは久しぶりじゃな・・・


「じゃあ、ねえ様からで」

「わかった、じゃあユークって魔力以外何か能力あるよね・・・」目の眼球が多重魔術刻印の形になっていた。


んっ?この娘今何と言った、覇力は隠しているのに何故分かる?・・・あの目か、確かヴァレンティアもあの多重刻印が入った目を持っていたな。


魔力を持つ者には先天的に目に何らかの刻印が刻まれることが10年に1人の確率である、しかしこの姉しかりヴァレンティアの目はその中でも稀有で500年に一人と言われている。刻印はだいたい似通った能力を持っているのがほとんどだが、例外があるそれは多重刻印と言われその名の通り刻印が多重に瞳に入っており、その能力は全て違う能力と言われている。


成程、この目も姉が連れ去られる原因の一つになっておるな。


「ねえ様その目は・・・?」

「あっごめんなさい・・・まただしてしまった・・・こんな目をしたお姉ちゃんユークも気持ちわるいよね・・・」少々伏し目がちに聞いてきた。ふむ、この容姿にあの目は中々良いものだ・・・いかん、いかん、娘を見ているようだった。


「ううん、どこも悪くないよ、ちょっとカッコイイよ、ねえ様」

「本当?」

「うん、本当だよ」

「本当の本当?」

「本当の本当だよ」

姉がもう一度言いそうになったので唇に人差し指をあて、本当だよと静かに言ったら顔を伏せ静かになった、ふむこれでいいじゃろう。


「ねえ、ユーク」静かに語りかけるように口を開いた。

「はい?」

「一緒に遊ぼう?」少し不安げに問いてきた。

「はい」



こうして新たに姉と出会い、仲良くなっていった。

それから姉とよく遊び、我も童心に帰れたようでとても楽しく過ごしていた。




    

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