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これはちょっとやりすぎじゃないんですかね、神様。

私の身体が若返っていることに、渚沙くんはまだ気づいていないみたいだ。


「先輩。あれ?先輩どこにいます?あなた誰ですか?」


渚沙くんはたぶん私になにか話があったのだろう。私が若返っていることを伝えていなかったから、私が隣にいることに気づいていないのだろう。


「ごめんね。渚沙くん。私だよ私。凱人だよ。」


「えぇ!!先輩なんですか?いやっなんで若返ってんすか?」


「いやぁ~、それがわかんないんだよね。神社を出たら若返ってみたいなんだよね。」


まあ変わっているものは仕方ないから後で考えるとして、先ほど気がついたもう一つの違和感。

渚沙くんが言及していなかったから本当かどうかわからないが、私にはすでに一つスキルが与えられていた。


「渚沙くん、君ってスキルまだ持っていないって言っていたよね?」


「そうっすけど、どうかしました?」


「いやぁ、そのこと何だけど。なんでかわかんないんだけど私のスキル一つあるんだよね。」


そう答えると、渚沙くんはやはり驚いていた。


「先輩!この世界に来る前に、何かありませんでした?神様に世界を救ってくださいって頼まれたとか、実はこの世界に来るのが2回目だったとか。」


「いやぁ、そんなことはないんだけどなぁ。」


そう言うと、最初この世界に来たとき同様残念そうな顔をしていた。

まぁ確かに目の前が光っていたときに、鈴のついた猫と女の人が見えていたが、まあハッキリと覚えているわけでもないし言わなくていいか。


そこから、他にもなにかないかと探していたが、これと言ってなにか他の新情報はなく、閉じれるのかな?とそんなことを思っている矢先、ちらっと称号?と書かれている枠を見つけた。


「渚沙くん。なんか称号って枠あるんだけど見てみた?」


そう聞いてみると、


「先輩!それっすよ!たぶん、そこに先輩だけスキルが一つある理由があると思います。」


そう力説する渚沙くんを横に確認してみると、


〈神からの寵愛〉、〈神々の戯れ〉、〈異界への訪問者〉といういかにもといったゴツい称号が3つあった。


「先輩。絶対それじゃないですか。てちょっとまってくださいよ私の方は〈戯れに巻き込まれた者〉と〈神からの同情〉ですよ!この差はなんですか、この差は!」


なんか、おまけみたいで可愛そうだなぁと思いながら詳細が確認できるみたいで確認してみた。


〈神からの寵愛を受けた者〉

神から寵愛を受けた者に与えられる称号。

元の世界で、神に愛されるような行動をしたものや、ただただ神の好みの者に与えられる。

【効果】

・称号所持者の全ステータスが1.5倍になる。

・光属性や、称号を与えた神の得意属性の攻撃力が1.5倍になる。

・称号所持者に一つ特別なスキルが与えられる。しかし、スキル解放条件は所持者にはわからない。


〈神々の戯れに巻き込まれたもの〉

神々の気まぐれの戯れによって、異世界に送られたものに送られる称号。

神々の勝手な行動によって異世界に送られてしまうので、正直他の神から見ると可愛そうだなという反応が見られる。

【効果】

・称号所持者に全言語習得のスキルと状況適応のスキルが送られる。

・すべての武器の扱いが通常よりも早くなり、武器を使用した場合の攻撃力が1・2倍になる。


〈異界への訪問者〉

異界への訪問者に与えられる称号。

状況によって、会えられるスキルや異能が変化する。

それに加え、神の気まぐれによってその者の種族が変化する。

城などで召喚魔法の行使によって訪問したわけではないため、通常よりも良いスキル、異能が与えられる。

【効果】

・召喚場所が神社のため、与えられたスキルは光魔法と寵愛を与えた神の得意属性の火・闇属性の魔法。

・寵愛を受けた者の種族が〈ーーー〉へ変化する。

・与えられた異能は〈神剣一体〉


これはちょっと…。どうしてこんなスキルが与えられたんだろうか。


「先輩?何って書いてあるんですか?私にはなんて書いてあるか見えないんですけど。」


私にしか見えないんだろうか。どうしようか伝えたほうがよいのか…


「どうしよう。これ隠したほうがいいかな?」


「この称号、私にしか見えないし、今は伝えようとしても言葉に出ないんだ。内容としては、世間知らずの私ですらわかるほど強いんですよ。これって隠したほうがいいですかね?」


「私には内容がわからないけど、先輩が隠したほうがいいと思うなら隠したほうがいいんじゃないんですか?」


しっかし、こんなスキルとか与えられてもなぁ。この世界に来て異界やらスキルやらで好奇心とかあったけど、ちょっとこれはなぁ。

どうなるんだろ、私の生活。ただただ静かに過ごしたいだけなのになぁ。

そんなことを思っていても、気持ちとは相対して日は昇っていった。

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