第1話:転移
処女作です!楽しんで頂けると嬉しいです!
寒空の下、俺は肩をすくめながら神社の階段を登ったいた。
この神社は縁結びが有名だとクラスの女子が話ていたが、俺は別に好きな女子がいてどうこうなりたくてここに来たわけではない。最近あった模試の結果が芳しくなかったためここに来た。我ながら大学受験の合格祈願なんて非科学的だとは思うが、藁にもすがる気持ちとはこのことだ。
手を清める為に水場に近づいた。
「てみず しゃ...と言うんだっけ?」
ここの神社の蛇口は龍の形をしている。他の神社だと鳳凰や蛇、奈良では鹿なんてものもあるとテレビでやっていた。
昔は川で体を清めていたらしいが、この寒い中を思うと今の形に変わってくれて良かったと思う…本当に…
簡略化された所作に倣って、手を清めようと柄杓に手を伸ばした瞬間——
水面が眩く光った
「えっ?」
次の瞬間、視界が歪み、重力が崩れる感覚に襲われた。
眩しい光に驚き尻餅をついていたので起きあがろうとするが、ひどい頭痛と目の痛みを感じふらつきながら立ち上がった。外にいたのに夜の様に暗いのに気づき目を開くとそこは洞窟のような景色が広がっていた。周りを見回すと岩の隙間から紫の光が出ていて周りを確認できるが不気味な空間が広がっていた…
ここはどこだ?俺は神社に居たはずだ!
スマホを取り出して現在地を調べようとしたが圏外で調べることが出来なかった。
「……嘘だろ⁉︎外に出れば電波が届くはずだ!出口はどこだ!」
俺がみっともなく狼狽えていると横から禍々しい黒い煙の様なものが漂ってきた。なんだこれは!どこかで何か燃えているのか⁉︎
しかし、そんなことを考えている暇はなかった。
突然、横から影が跳ね上がった!




