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整理と説明とユリと仕組みと面倒くさい

 アキラはここ短時間で起こったことをまず頭で整理することにした。これから聞く話が頭に入ってこないと思ったからだ。

(えーとまず俺は死んだ。→ぴーちやんに触れない。→女登場。→キレられる。→天国到着。→何か女の職場に来る。→現在って感じかな)

そしてまず一番気になっていることを聞くことにした。

「アンタ名前は?」

「あぁ。忘れてたわね。ユリっていうの。よろしくアキラ君。」

「あれ?俺名前言ったっけ?」

「あー…そのことはまた後で」

「んで?説明って?」

「はいはい。まず、この世界は天国じゃないの。」

アキラはせっかく頭の中で整理した今までのことが崩れた。

「はい!?だってアンタさっき天国って…」

「いや、嘘ではないのよ。この世界は天国とも言えるし違うとも言えるのよ。」

アキラは頭に手をあてた。

「タンマ。頭痛くなってきた。」

「この世界は天国は天国でも成仏できなかった者が来る世界なの。」

「成仏?」

「まず成仏した者の説明をするわね。成仏に成功すると本当の天国で暮らせるの。天国での寿命はその前に生きた歳って決まっているのだけど、寿命が来たらまた人間として生き帰るのよ。」

「へぇ~」

「そんでわたしたち、成仏できなかった者は天国に行けないのよ。」

「何で!?」

「心が汚いから。成仏すると心の汚れが取れてようやく天国に行けるの。でもわたしたちは成仏できなかった。」

アキラは続けて質問した。

「何で成仏できないんだ?」

「例として未練が残っているからとか。と言っても、ほとんどは未練が無くなり天国に行く場合が多いけど…でもたまに未練を消すことがどうしてもできない場合がある。」

「ふーん。で?ここは何なの?」

「待ってました!!ここはそんな未練がある者を天国へ連れて行く、いわば成仏させるのが仕事の会社。そしてあなたは今日からここで働いてもらいます!!」

「え?」

                         本当に面倒くさいわ、アキラ。って呼び捨てにしちゃった。

「仕事って…ええ!?だって…給料は出んの!?」

「給料っていうか…生き返るのよ。」

「なんですと!?」

「わたしたちは天国に行けないから自然に生き返るのは無理なの。でもそうしたらここがわたしたちのような者でいっぱいになっちゃうでしょ?」

「うん。」

「この世界には沢山の仕事がある。そしてその仕事によってある条件が決められていて、その条件をクリアすると自分が死んだ歳からもう一度復活できるの。」

「んで。何で俺をこの仕事に?」

「地獄に連れて行かれないように。」

「じ、地獄…だと」

「死んでから1時間の内に天国にも行かない、この世界でも働かない、またはクビになると地獄に行くのよ。」

「えぇ!?」

「地獄に行くまであと3分。」

「はぁ!?早く言え馬鹿!!」

「何だって!!」

「ウソウソ。ごめんなさい。働きます!!」

こうしてわたしの憂鬱が…

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