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エリミネアー世界の敵を排除するー  作者: AtoRei
序章「産まれない事が救いだった」

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第1話「剣は振り出しで決まる」―閃突―



壁の外には、【エリミネア】がいる。


人を襲い、喰らい、成長する異形。

人々は彼らを「世界の敵」と呼んだ。


そして、その敵を排除する者たちがいる。


――《機関》の戦士。


遠い街で、

異形と戦い続ける者たち。


リュシアは、まだ本物を見たことはない。


けれど、父の剣を見るたびに思う。


もし父が「戦士」だったなら、

きっと誰よりも強かったのだろうと。


父は騎士だった。

今は違う。


それでも、

誰かを守るために剣を振るう姿は、

リュシアにとって、ずっと憧れだった。


いつか、自分も。


守られる側ではなく、

誰かを守れる人になりたい。


父のように。

そして、《機関》の「戦士」のように。



朝の空気は冷たい。

吸い込むたびに肺の奥が細く痛んだ。


庭に立つ少女は、白くほどける息を見つめながら木剣を握り直す。

夜の湿りを残した土はやわらかく、

踏み込めば足裏にじっとりと重みを返してくる。


「遅い」


低く、よく通る声が飛ぶ。


ユリウス・ヴァレンタイン。

かつて騎士だった男。

怪我により団を退き、今は居住区(コロニー)で子供たちに剣を教えている。


「もう一度来い」


少女は(うなず)き、木剣を構えた。


怖い。

だが、逃げたくはない。


一歩踏み込む。

肩に力が入る。

自分でもそれがわかった瞬間――


「踏み込みが甘いっ!!」


木剣が弾かれた。


乾いた音が庭に響き、衝撃が手首から肘へ走る。

思わず息が詰まる。


「剣は、振った時に決まるんじゃない。振り出しですでに決まっている」


ユリウスはそう言って、半歩だけ踏み込んだ。


見えなかった。


次の瞬間には、少女の喉元に木剣の先端が止まっている。

文字通り首の皮一枚。

冷たい殺気だけが、ぞわりと全身を這い上がった。


「これが我が剣技・閃突(せんとつ)だ」


少女は息を呑む。


――理解が追いつかない。



こんばんわ、アトレイです。


以前から予告しておりました、ダークファンタジー作品を投稿してみました。


今から言っておきます。


……グロいです。


覚悟して読んでください。


そして、声を大にして言わせて下さい。



私にこんな趣味はありません!!!!



『問題児たち』とはかなり違ったテイストなので、

どちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。


そして、もしよろしければ【ブックマーク】と【⭐︎5の評価】をお願いします。


でわでわ。



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