第三日 前
<日来守家>
ドタドタ
母「そんなに急いでどうしたのよ?今日は日曜日よ?」
日来守「今日は訓練科棟での訓練だったの!」
<AOG訓練科棟>
啓去「よ〜し、あと五分後に始めるぞ〜」
芋ノ芽(あれ?日来守先輩がいない…)
秦軸「あれ?豚日、日来守見た?」
豚日「確かに来るの遅いね。寝坊かな?」
芋ノ芽「ぁ、ぁの…
秦軸「 ん?どうしたの?」
芋ノ芽「日来守先輩のこと、な、何か知ってますか?」
豚日「日来守の後輩?」
芋ノ芽「ぁ、ぃゃ、ぇーと」
秦軸「俺は秦軸 芯。こいつは豚日 知真。日来守の友達なんだろ?よろしくな」
芋ノ芽「ぁ、は…ぃ」
ダッダッダッ
日来守「はぁ、ぜぇ、はぁ…
豚日「ギリギリだったね」
日来守「ふぅ、ギリギリセーフ!」
芋ノ芽「あ、日来守先輩っ」パァァ
豚日「やっぱり寝坊?」
秦軸「だろうな、髪がボサボサだ。いやぁ、高校生で寝坊か〜」
豚日「芯も、今日僕が連絡しなかったら起きてなかったよね」
秦軸「ゔっ」
日来守「はい〜人のこと言えない〜……。おはよう、三人とも!」
芋ノ芽「おはようございましゅ!」
秦軸「(噛んだな)おう、おはよう」
豚日「(噛んだね)おはよう」
…
啓去「よし、皆集まったっぽいな!これから訓練科職員の親善試合を見て、学んでもらう。そして、今日は昨日と違うペアで親善試合をしてもらうって流れだ」
啓去「じゃあ朱九、任せたぞ」
朱九「はい。皆さん、おはようございます。これから私と、この…
男「蓋立 巧異でーす」
朱九「この二人で親善試合をします。見て気づいたこととかをメモするのもいいでしょう。AOG職員はいついかなる時でも戦う可能性があります。なので基本的に戦う場を活かし、落ちている物などを用いて戦います。」
蓋立「あと大事なのは能力だね、朱九君とかは戦闘向きの能力じゃないから基礎戦闘力を上げるトレーニングをしてるよ」
朱九「それじゃあ、説明もこれくらいで。…じゃあいきますよ」
蓋立「よっし!いくぞ」タッ
蓋立(朱九は近距離が得意だからな…接近戦はダメだ)
朱九「やっぱりちゃんと距離とるんですね」ダダッ
蓋立「近づかせない…よっ!」ガシッガシッ
朱九(来る…!)
蓋立「ほぅら!円盤投げぇぇ!」ブォンッブォンッ
日来守(す、凄い。木の枝とか小石が円盤状になってる!)
秦軸(蓋立さん、エイム良!)
トガッドスッ
朱九「くっ」
蓋立「防戦一方だね〜、朱九君」ブォンッブォンッ…
啓去(朱九はガードに徹する…か。一体何を狙っているんだ?)
蓋立(あれ?いつもなら突っ込んで来るんだけどなぁ)ブォンッブォンッ
蓋立「ふぅ…(ちょっと疲れて…)」
朱九「……体力5/120」ダダッ
蓋立「っ?!(やべっ、近づいてくる!何か投げねぇと)」ブォンッ
ヒューユラユラユラ
朱九「やはり疲労で起動が不安定!」ガシッ…ブォンッ
蓋立「な、投げ返してくるの?!」グラッ
朱九「隙見せましたね…!」ガシッ
グォンッ…ドサッ
蓋立「…っと、こりゃ負けたなぁ」
朱九「はぁ、はぁ…啓去さん、これは一本はいりましたよね」
啓去「あぁ」
パチパチパチパチ
朱九「ぜぇ…っとこのように近距離が得意な人も工夫しだいで遠距離から攻撃してくる敵を倒すことができます」
豚日(す、凄かった)
啓去「よし、それじゃあ皆は訓練を…
蓋立「あれ〜、リーダーは何もしないんですねぇ〜」
啓去「…ちっ、じゃあやるか?蓋立」
蓋立「いいですよ」
朱九「え、えぇ〜……その、皆の訓練時間は…
訓練生「お、俺みてみたいです!」
訓練生「わ、私も!」
啓去「じゃ、期待に応えるしかないなぁ」
朱九「はぁ」
蓋立「じゃ、いきますよ!」ガシッガシッガシッ…
啓去「(物を円盤に変えるだけか…)そんなことして、近づかれるだけだぞ」ダッ
蓋立「いいんですよ。これがいいんですよ」ダダッ
啓去(近づいてくるか…!)ブォンッ
蓋立「フっ」ガンッ
啓去「な…
秦軸(なるほど、地面に円盤を仕込んでやがったな?それを足で蹴って自分の前に出し、ガードに使ったのか)
豚日(なんか…すごい!)
ドガン…パラパラ
蓋立「怖っぇぇ、木の板が粉々って…手に何か仕込んでるんすか?」ブォンッ
ドガッ
啓去「ぐ、ちょっとは考えたなぁ、巧異ィ!」バッ
蓋立「あ!アルコール飛ばしてきた!?」
啓去「安心しろ、燃やしたりはしないからよ。だが、一瞬たじろいたな」シュバッ
啓去「おゥらっ!」ブォンッ
蓋立「二度目ですよこれ!」ゲシッ
ドガン
啓去「そんで、捕まえた!」ガシッ
蓋立「な、ぐ…この、離せ…」
啓去「うぉらッしゃい」グォンッ
ドサッ
蓋立「っはぁ、また投げでやられた…」
朱九「…後半ほぼゴリ押しじゃないですか」
啓去「ま、こういう戦法もあるって訳だ」
パチパチパチパチ
蓋立「いやぁ、負けた負けた」
啓去「お前はもっと訓練だな」
朱九「じゃあ皆さん、今度こそペア作ってください」
皆「は〜い」




