第九日 前
日来守「今日は午後から訓練かぁ」ファー
母「宿題は終わってるの?」
日来守「うん。だからやること無くて…」
ピンポン
日来守「出てくるね」
ガチャ
日来守「あ!叶想ちゃん!」
芋ノ目「お、おはようございます!」
ノギ「おはようございます」
日来守「ノギちゃんも!どうしたの?」
芋ノ目「え、えっと、その」
ノギ「秦軸先輩が、暇な時は一緒に特訓しようぜって言ってきて…」
日来守「いいね、ちょっとまってて!」
<AOG本部の裏山>
日来守「へぇ…こんなでかいスペースあったんだ」
秦軸「どうやら、OBOGが昔使ってた訓練所らしいんだよ」
秦軸「壊れにくいから能力をぶっぱなしても大丈夫なんだとよ!」
豚日「それにしても、人少ないね」
秦軸「あんまり知られてないからな」
ガタッ
カノコ「誰…?」
マタタ「フハハハハ!貴様らだけで強くなろうとは、そうは問屋が卸さないぞ!」
クルビ「私もいま〜す!」
秦軸「ゲッ…お前達かよ。いや、なんか人数減ってね?」
マタタ「グコ、ヌマ、スグレなら英気を養っている途中だ」
マタタ「そんな事よりも…だ、特別に我らも参加してやろうではないか」
クルビ「混ぜて混ぜて〜」
日来守「いいね、楽しそう」
秦軸「本気かよ…日来守?だってあいつら」
マタタ「話のわかる奴だな!」ガッ
日来守「グエッ」
豚日「あはは、楽しくなったね」
芋ノ目 (日来守先輩から手を離せ日来守先輩から手を離せ…)
カノコ「じゃあ、とりあえずどうする?」
秦軸「訓練内容はOBOGの人らが残したやつがあるから、それを試そうぜ」
……
秦軸「その一、鬼ごっこ」
日来守「なるほど、持久力とか瞬発力を鍛えるって事だね!」
豚日「日来守の能力最強だね…」
…
秦軸「その二、模擬試合」
マタタ「フハハハハッ!我に勝てるかな!」
芋ノ目「ら、ラスボスの…風格ッ」
ノギ「自分だって負けてないよ!」
……………
日来守「はぁ……はぁ……多いね、訓練内容」
秦軸「まだ5%も終わってねぇ……」
秦軸「ん?……なんだこれ。最終項目に…黒塗り?」
秦軸「ポチッとな」
ウィーーーン、ピポポパピ…
ノギ「な、何か出てきた」
芋ノ目「ホロ…グラム?」
ホログラム「実験データ01」ダッ……
豚日「来たよ!?」
秦軸「ちょ、まっ?!」
ドゴォッ……
カノコ「えぇっ!?こっち飛んで…」
秦軸「ごぁッ!?」グルグルグルグル
ドサッァァァアアア……
秦軸「ち…くしょ…」ガクッ
カノコ「きゅぅ…」ドサッ
ホログラム「残り…6名…」
ホログラム「」ダッ……
日来守「さっきより早い……っ!」
マタタ「フンっ、甘い」ググッ…グイッ
日来守「うわぁっ?!」
マタタ「大丈夫か」
日来守「助かった…マタタも引き寄せ出来るんだ」
ホログラム「」……ダッ……
ノギ「動きは単調だね…拘束…(ん?ホログラムなのに拘束出来た)」メキメキメキ…
ホログラム「…拘束を検知」ガシッ……
ノギ「っ!引っ張られ…」
グル……グルグルグルッ
ノギ「うわぁぁぁぁああ」
ポイッ
芋ノ目「危ないっ!」フッ
芋ノ目「壁…!!」
ノギ・芋ノ目「ぁぁあああ」
ドシッドッテンッバタドササドドド
豚日「だ、ダブルキル…」
豚日(おそらく、回転させる能力…?)
豚日「皆!多分ソイツの手に触れると"回転"させられる!」
マタタ「なるほど、グルビ!周りを走って撹乱を頼むぞ!」
グルビ「了解~!」ヒュッン…ヒュッン
ヒュッンヒュッンヒュッンヒュッンヒュッン
ホログラム「…検知…検知…検知…
日来守「…っふんぬ!」ドカッ
ホログラム「ジー…ガガガ…」ブン
日来守「か、硬いっ…
マタタ「油断するなッ!」グイッ……
ホログラム「腕の拘束を検知…」
マタタ「我が止められるのは右手までだッ!」
ホログラム「異常なし、排除」ブン
豚日「させるかァァっ!」ムチッムキィッッ
ガシッ……グググググッ
ホログラム「両腕の拘束を検知…」
日来守「グルビちゃん!こっち!」
グルビ「わかった…よーっ!」ググ
日来守「磁石と…」
グルビ「高速移動の合わせ技…ってことね~」
ビュゴゥッッ
ドガッァァァッッ
ホログラム「」ヒュンヒュンヒュン………ガシャッン
グルビ「はぁ…ふぅ……」ヒリヒリ…
マタタ「やったな…フッ、ハハハッッ!我らに…ふぅ…不可能な事は…はぁ……ない」
豚日「はぁー〜、この体型疲れる…あ、秦軸、カノコ大丈夫?」
秦軸「っててた…痛だだだ……」
カノコ「…ぅ…」
豚日「立てる?おーい、……こりゃダメだ…医務課に連れてこう」
日来守「叶想ちゃん!ノギちゃん!」
日来守「の、のびてる」
日来守「ちょっと医務課に運んでくるね」
豚日「で……これは一体……、TIPS…『例のホログラム練習について:………』」
マタタ「あれは訓練用というわけか…」
豚日「なるほど……でも、あまりにも危険だから封印だって」
グルビ「あはっ、結構強かったね〜」
……
秦軸「ん……あ、ここは」
感梨「起きましたか、訓練科生徒が四人とも医務科に運ばれたと聞いて来てみましたが…大丈夫そうですね」
朱九「全く…何があったんですか?」
秦軸「い、いやぁ…」
カノコ「実は…ング」
秦軸「いや、転んでこうなったんです!大丈夫です!」
カノコ「何すんのよ!」ヒソヒソ
秦軸「あの訓練場に行くの禁止とかされたらどうするんだよ!」ヒソヒソ
カノコ「え〜…はぁ、分かったわよ…」ヒソヒソ
カノコ「お騒がせしてすみません。転んだ拍子に巻き込み事故になって…」
感梨「なるほど、では体調が戻った人からいつもの場所に来てください。私たちはこれで…」
朱九「え、感梨?(ほ、ほんとに転んだだけなのかな?もっと聞いた方が……)」




