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1 始まり

初めまして、5年ほど前から書いていた作品を投稿しています。

ある程度の枚数になっているので、初投稿から1年間は毎日投稿していこうと思います。

(予約投稿で常に数日分投稿済みにしておく予定です)

 微睡みの中、私は眩しさに意識が覚醒してきた。

 どうやら寝落ちしていたようだ。


 そよ風に吹かれていて、緑のかお・・・・・・り?

 


「え、ここは・・・・・・どこ?」 



 私の名前は神代百合愛、17歳の高校二年生。

 両親を幼い時に事故で亡くし、祖父の家で妹と一緒に育てられた。


 祖父が大きな会社の社長をしていたが、私達が引き取られて数年後に病で亡くなった。

 幼かった私にはよくわからない病気だった。


 祖父が亡くなった後は、父がすでに亡くなっていたこともあり、副社長をしていた祖母が引き継いでいる。

 両親がいないのもあって、将来的には私達姉妹のどちらかが会社を継ぐことになっていた。

 しかし、私はとある事情により祖母の後を継ぐことができず、妹が将来会社を継ぐことになった。

 そんな事情もあって、私は結構自由気ままに過ごしていた。


 そんな私は、将来高校卒業後は大学に行かず、就職して家を出るつもりだった。

 祖母や妹との仲が悪いわけではなく、むしろ良好だったと思う。

 祖母は仕事以外ではすごく優しいし、妹は中学になっても家にいる時は「お姉ちゃん!」と甘えて抱きついてくる。


 ただ、私は1人が好きなのだ。

 学校の友達と遊びに行くのも、妹に甘えられるのも好きだし、妹の友達を含む近所の子供達と遊ぶことも多かった。

 でも、それはそれとして、1人でゲームをしたり本を読むのが大好きだった。 


 ゲームが好きだといっても上手いわけではない。

 難易度選択があれば迷わずイージーにするほどのエンジョイ勢だ。

 技術を極めたりはしないが、クリアできないのは嫌なので、基本的にガチなプレイヤースキルを要求されるようなゲーム以外は頑張る。



 で、私は今日も寝るまでの時間、家でゲームをしていたはず。

 それが何で外にいるんだろうか?


 立ち上がり、周囲を見回す。

 すると正面には洞穴のような物がある。

 それ以外見える範囲は全部背の高い木で、森と呼ばれるような場所にいた。

 私は森の少し開けた場所で木に寄りかかって寝ていたみたいだ。


 ぐるりと周りを見た後、家の近くに森なんかあったかな?と考えていると、ふと自分の格好が気になった。

 最後の記憶が部屋の中でゲームをしていたのだから、靴を履いているのかが気になって足元を見る。

 すると、靴は履いていたが、そこには懐かしい服装が見えた。

 そして、少し下を向いたときにちらりと見えた髪の色がおかしい。



「え、なに、何で中学の制服着てるの? しかも髪白いんだけど!?」



 状況がわからず混乱していると「ピコン」と音が鳴る。

 何だろうと音のした方を見ると、空中に画面が出てきて、そこに文字が書いてあった。

 あまりに非現実的で唖然としていたら「おはよう」と書かれていた文字が消え、別の文字になったところで意識が戻って来た。


 

”ユリアちゃんこんにちは 女神だよ。 


君の「家族から離れて1人で暮らしたい」という願いをかなえてあげようと、私の作った世界に招待したの。

身体を持ったまま次元の壁は越えられないから、魂だけこっちに連れてきて体は私が作ったよ。

ちなみに体は、元の体を参考にして作ったから違和感は無いと思う。

でも、髪と目の色は黒だとこの世界で目立つから、私の好みで変えておいたよ。

それで、この世界は元の世界と比べて出来たばかりだから、まだあまり発展してないの。 

それに、魔物がその辺にいる世界だから生身だと危ないのね。

だから私からおまけで加護まであげちゃう、好きなのを選んでね。


1、億万長者

2、不老不死

3、世界最強


この中から好きなのを選んだら「ステータス」と念じてみて。

ユリアちゃんはゲームが好きみたいだから、ゲームみたいにユリアちゃんの能力が見れるようにしてあるから。

それじゃあ、剣と魔法のファンタジー世界を楽しんでね♪”



「なにこれ、ここが作った世界? 異世界って事? まだ夢の中?」



 私は再び服装を見てみる。

 中学の時の制服に白?銀?の少し青みがかった髪のセミロング。

 触った感じ、色が変わってるだけで髪型は変わってないかな。

 話によると目の色も違うみたいだけど、鏡がないので確かめようがない。

 中学の制服は、胸ポケットの所に校章が刺繍してあったけど、今は翼のような刺繍になっている。

 刺繡はこっちの方が可愛くて好きかも。


 ちなみに、私は小さい。

 妹よりも小さい。

 胸じゃなくて身長の話だ。

 いや胸も小さい、というか全く成長していないけど。


 小学校低学年ではクラスで一番大きかった身長も、それから17歳までほとんど伸びていない。

 中学に入ったころは「これからきっと大きくなる!」と希望を持っていた中学校生活も、高校生になったころには諦めへと変わっていた。

 なので中学の制服も普通に着れて、妹と一緒に制服を着て中学校に行ったこともあった。

 元担任の先生に「お前の方が妹に見える」と、学校に侵入したことを怒られるどころか大笑いされたこともある。



 いや、そんなことはどうでもよくて、この中から好きなの選べばいいんだよね?

 ちょっと混乱してるのもあって、もう夢でも何でもいいやと思い、ゲーム感覚で文章について考えることにした。


 ・・・・・・うーん、危ない世界で億万長者って意味あるのかな?

 セキュリティーのしっかりした家に住むとか?

 いや、発展してないって書いてあるし、そんな物無いか。

 じゃあ警備をいっぱい雇うとか?

 でもそれって裏切られたらおしまいだよね?


 次は不老不死か。

 不老不死ってどうなるの?

 魔物?に襲われて重症になった場合、そのまま生き続けるの?

 それって死ぬより辛くない?


 そうなると世界最強?

 これはどうなるんだろう。

 何が最強なのかもう少し説明が欲しい。

 漠然としすぎてよくわからない。



 「でもこれ、選んでとは書いてあるけど、1つとは書いてないよね。 全部でもOK? でも、全部選ぶとランダムとか、最後に選んだのとかもありそうだよね・・・・・・どうしようかな・・・・・・」



 しばらくそれぞれを選んだらどうなるか、どうするかを悩んで、結局全部を選ぶことにする。

 ここで妥協して後悔したくないし、夢なら都合よく行くかもしれない。


 一応最後に選択したものが選ばれるかもしれない、という不安で世界最強を最後に選ぶ。

 選んだ項目の色が変わったりしないからわかりにくいんだよね。

 他2つは、それ単体だと微妙な気がするので、1つだとしても世界最強になるようにした。



「よし、ステータス!」



〇ステータス

名前:ユリア

年齢:13

・スキル

「貫通攻撃」「絶対防御」「収納」「観察眼」「不老不死」 

・魔法



「これが私の能力? いやいや13歳って何、私は17歳だよ! 身長に合わせたって事!?」



 私の身長だと13歳でも小さいけど、このステータスが本当であれば、私は13歳に若返ってしまったようだ。

 アラサーやアラフォーになってからならうれしいのかもしれないけど、元々10代だった私としては幼くなっただけで全く嬉しくない。



「いや、これはもしかして再成長のチャンス? 神様が成長に悩んでた私にもう一度チャンスをくれた? おお、神様ありがとう!」



 テンションが上がったところで、スキルの詳細を知りたいなと思い、タッチパネルの要領で触れようとしたら、追加で画面が出る。

 どうやら意識するだけで見れるみたいだ。



〇貫通攻撃

「絶対防御」を除く、相手の防御効果をすべて無視してダメージを与える。

〇絶対防御

受けるダメージと衝撃をを全て無効にする。 追加効果や状態異常も無力化する。

〇収納

意識した物を収納、取り出しできる。 収納内は時間経過しない。 ステータス画面からの操作も可能。

※生物は収納不可。 植物は切り落とした物が、水棲生物は水中から出せば収納可。

〇観察眼

物や生き物やスキルなどの詳細を見ることができる。

〇不老不死

成長、老化、死亡しなくなる。



 ふむふむ、貫通攻撃と絶対防御が世界最強の効果なのかな?

 確かに防御無視と被ダメ無効は最強に見える。

 無敵状態でサバイバルゲームを緩~く遊んでいたのを思い出す。



「収納はどうやって中身をみるんだろうか?」



 そう考えると、新たな画面が開く。

 収納の中身を見たいと思えば画面が出るようだ。

 で、これがステータス画面からの操作って事かな。


 画面を閉じた後、スキルの方から使用すると、同じ収納画面に移る。



「ん? 収納一覧の外枠の所に書いてある黄色いコインと数字ってもしかしてお金?」



 収納画面の端の方に99999という表示がある。

 これがお金なのかもしれないけど、このコインの価値がわからないといくら持ってるのかがわからない。



「観察眼は今まで効果見てた能力ね。 そして不老不死が成長、老化、死亡しなくなると・・・・・・え、成長も?」



 その言葉の意味を一瞬理解できず、その意味を理解した時、私は膝から崩れ落ちた。

 が、痛くなかった。



「ちょっと女神! なんで成長しないの! 13歳にしたのはただの嫌がらせ!?」



 せっかく成長できると期待したのに、絶望感に襲われる。

 そして、次第に怒りがこみあげてきた。



 しばらく地面に八つ当たりしながら憤慨していたが、少しして冷静になる。



「あ、これ、私が欲張って不老不死付けたからだ。 神様悪くないじゃん・・・・・・」



 私はそのまま呆然とうなだれる。




入力するものによって一列の文字数や改行スペースが違うので、PC変えたり投稿するときに元の文章と行数や文と文の間のスペースに違いがありますね・・・・・・(会話文の前後を読みやすいように2行あけたたけど、投稿するとすごく広いスペースになってる気がする)


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