未終戦争
そもそも俺の胎内に何故俺がいれるんだ…?
彼は暗い粘膜状の中でも京を追いかけながら思う。
京はスピードが遅くすぐに追いついた。
―――あと数メートル…ー
彼はライフルを京の背中に向けた。
引き金を少しずつ引き狙いを定め…
―――打つ。
パァアァンッ…!!!!
すると呆気のないこと。
京は背中から大量の血を流し、倒れたのだ。
ピッ…ピッ…ピーーーッ!
4:28...4:27。
―――KEEP OUT解除。ランク1
「は…?終り?マジで?」
こんな楽なのかよ。彼は笑った。
いや笑いが止まらなかった。
「京?何だよーもう終りか?つまんねぇなぁ!!!はは…っ」
そう告げると京に一蹴りした。
彼の意識はふいに現実世界に戻る。
京の口元が動くのを彼は見ていなかった。
―――これで終りなわけないじゃん?――
京の口元は笑った。
背中から黒い煙を出すと
口を開き、
真上を向いた。
「志水っ!面白いのはこれからだよ?」
こう告げ、
京は身震いすると、彼の細胞へと消えていった。
彼の意識が現実戻ると、
いつものように机で寝ていた。
面白い夢だったな。
でもどーせなら滅多くそ
殺ってやればよかったな。
こんな事を思った。
なんか疲れたな。帰ったら休もう。
夢だったはずなのに気分が悪い。
目眩もしていたしな。
今日は調子が悪かったんだ。
そうだ、きっと。
―――ピーーーッ…ピッ…ピッ…
breaktime。
24:00:00...23:59:59...
―――次の脳内戦争まで24時間だよ?志水。
京は彼の脳内細胞を組み直す。
―――これからもっともっと…
もっと…楽しくなるよ?
ふふ…は…ははははッ…!!!!
はははははははッ…!!
京は皮膚が裂けるほど口を開けた。
―――キィイインッ…――
耳鳴りとともに彼は眠りに落ちる。
"次"
が迫っているとも知らずに。




