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脳内戦争ーKEEP OUTー  作者: 鍬壹
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1/3

プロローグ

楽しく読んで貰えたら嬉しいです

プロローグ





日常、非日常。


現実、非現実。


面白い?つまらない。


――日常、現実…つまらない、つまらない。






――こんな人生は糞だ、――





「あぁ…」



どうして俺は人生の面白さを求めたのだろうか。




彼は今日も教室の一番端で居眠りをしていた。


体育の授業だろうか?

1、2と数える声が微かに耳に聞こえていた。

高校に入って1年経った彼にとって、

それは子守唄のようなものである。

毎日8:35までに登校し、

帰宅部のため4:30には家に帰宅。

帰宅部のエースとは彼の事かもしれない。

良いことも、悪いことも今まで避けてきた。



平凡が一番だと言い聞かせてきた。





退屈な日々は慣れたつもりだった。





「糞つまらねぇ人生だな、俺って」


いつの間にかそう思っていた。


知らなかったのだ、彼は。


自分が孤独であるのが嫌いだったのを。

この感情は、彼の心を蝕み既に黒く孔が空いていた。





数学…面倒だな。

薄らと目を開き、

黒板の文字列に目眩を覚える。

皆の話し声…先生の声が…



―――外のかけ声と重なる。






1、2、3、4...


いーーち…、にーーー、さーー…...





頭の中でぐるぐると数字が駆け巡った。





まるで脳内をぐちゃぐちゃにする感覚。






気持ち悪い、吐気がする。


嗚咽しそうだ。



―――おい、起きろッ!



いきなり鮮明な音。



先生の声だ、平凡にそう思った。

いつものように伸びをしようと




身体を起こした。




――― 瞬間 ー



ピッ…ピッ…


残り30:00…29:59…


ジリリリリリリィイイッ…








「脳内戦争開始。KEEP OUT!!(立入禁止)」






鼓膜から耳の奥へとチカチカ黄色と黒が警告する。




…バチィイイ――――ッ!!!!!!



鳴り響く音。

彼は、頭を強く打たれたように机から倒れた。

皆が此方を見た。



…何だ?



呆然と辺りを見渡す。

彼の机と椅子は倒れ、自分は突き飛ばされたように床に手をついていた。



…バチィイイ――――ッ!!!!!!


「ぅ…ぐぁ…あぁッ…」

二度目の打たれる感覚に彼は吐血した。






――早く胎内から脱出して下さい――


――早く胎内から脱出して下さい――





なんだ…?これは?


俺…どうしたんだっ!?

何が起こっているッ…


皆何故…無視するんだッ…





――ぁあ…っぐ…




苦しい…苦しい…っ苦しいッ…!!!




彼は何が起こったのか解らない。




それはそうであろう。


だってそれは





――彼の脳内だけで起こっている事だから――



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