第2話 私立茜の森学園
日曜日はこれからも更新出来ないと思いますがよろしくお願いします。
あれからどれだけの時間がたったんだろう。そんな事を考えながら私は目を開いた。すると無駄に豪華な部屋の装飾が目に入った。状況を整理するために起き上がり部屋を見回す。赤を基調に上品さと高級感を感じさせる部屋。そこにあるのはふかふかのベッドにアンティークな机と椅子だけ。「ここは寝室?」と独り言を言いながらドアを開けて部屋の外へ出た。
私がいたのは廊下の突き当たりの部屋だったようだ。まずは誰かに話を聞こうと思い廊下を進んでエントランスらしき所へ出た。「あの......」とそこで見つけた白衣を着た女の人に声をかける。すると「はい? あっ、やっと目が覚めたんですね」と言われて少し違和感を感じて「やっとってどういうことですか?」と聞くと「あなたはあれから1週間も眠っていたんですよ。目を覚ましたら連れてくるように瑞希さんに言われています。こちらへどうぞ。」と言われた。私もあの人たちが誰なのか、そしてあの熱さは何だったのかが気になったので付いていくことにした。
階段を上がり一つの部屋の前で立ち止まる。「ここは?」と私が聞くと「中に入れば分かります。」と言われて中へ案内された。
そこには一人の女の人が座っていた。黒髪で長い髪をポニーテールにしていてすごく可愛いと思った。そしてその隣には黒髪で髪は長くて前髪が触覚みたいになっている女の人が立っていた。二人に向かって「あなた達はだれ?」と聞くと座っている女の人が「そうですね。貴方にははじめから説明をしなければいけません。」と言って話をはじめた。
「まずは自己紹介をしなければなりませんね。私は村山瑞希と申します。そしてこちらが、」と座っている女の人が言うと「私は三宅由莉だ。よろしくな。」とその隣に立っていた女の人が言った。「私は山越アリスです。」と私が自己紹介をして本題に移る。「はじめに、ここは聖茜会本部です。何を言っているのかわからないと思うけどあの夜の事も含めて話を進めていきますがいいですか?」と瑞希が言ったので私は返事の代わりに小さく頷いた。「この世界には二種類の人間が存在します。」瑞希によるとこの世界には一般的に魔法と呼ばれる力を持ちパワードと呼ばれる人と持たない人に分けられるという。そして私が今まで見てきた世界とはまた違った世界も存在していて魔法等の力の存在は政府の上層部のみが知っているという。「不思議の国のアリスって童話を知ってるだろ?それは一般人がこちらの世界の事を想像で書いたもので本当はこちらの世界はそんなにいいものじゃない。」と由莉は言う。「そして、あの夜の事ですがこちらの世界には三大派閥というものがあります。それは百条会、Grimreaper、そして私達聖茜会です。」そしてあの夜私の父親を殺したのはGrimreaperだと瑞希は言う。ここまではなんとなくは理解出来た。ただ私にはまだもう一つ気になることがある。「あの夜、私が眠る前に身体が凄く熱くなったんです。あれは何だったんですか?」と私はずっと気になっていた事を聞いた。すると瑞希は少し難しそうな顔をして「これを聞いてしまったら後戻りは出来なくなります。それでもいいのですか?」と言った。考える前に私の答えは決まっていた。「はい。パパの仇をとるって誓ったんです。」私がそう答えると瑞希は何かが解ったような顔をしてこう言った「そうですか。では少し場所を変えましょう。」
瑞希達に付いて階段を下りていく。するとそこは今までいた場所と同じ建物だと思えない場所だった。私が辺りを見回しているのを見て瑞希が「ここは地下の研究開発室です。」
と言う。「貴方が眠っている間に色々と調べさせて貰いました。その結果を研究員の方から聞かせて貰いましょう。」と言いながら瑞希は一つの研究室に入っていく。「彼女が貴方について色々と調べてくれた研究員です。」と紹介されたのは私が道案内をして貰った白衣の女の人だった。その人の話によると私は魔法を使える能力は持っていたがその力を制御出来るほどの精神力が無かったため今まで使えなかったと考えられるそうだ。「私はどんなことを出来るんですか?」と私は聞いた。すると「一般的には魔法と呼ばれる力にも種類があります。」と力の種類などについての説明を受けた。簡単に言うと力には大きくわけて魔と呪の二つがあり威力などにより魔術、その上位の魔法そして呪術、その上位の呪法の四つに分けられるというが違いがあまりわからなかった。「ここまでは大丈夫ですか? 次は属性についてです。」次は比較的理解しやすかった。どの力にも火、水、土、風の四属性があり魔法には光、空間の二属性がそして呪法には闇、召喚の二属性が存在するという。結局私は何が出来るのか? と思っていると「ちなみにアリスさんは空間属性魔法を使えます。」と研究員の人が言った。「でも私にはどうすればいいのか解りません。」と言うと瑞希に「大丈夫です。これから貴方には聖茜会が管理する私立茜の森学園に通ってもらいます。その中で私達が様々なサポートをさせてもらいます。」と言われ私は私立茜の森学園の初等部に通いながら色々な訓練を受けることになった。




