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Mike ミケ  作者: momonga
5/6

おひさしぶり

Good morning .

ご機嫌いかが?私、ミケ。


今朝は猫にしては早めに起きた方よ。


突然だけど人間ってどうしてただ生きるだけでは満足できないのかしら?


私には不思議で仕方ないの。

何故って、飼い主のぼうすけさんがいつもいつも何かを嘆いているからよ。


えぇ。わかるわ。

ぼうすけさんが人より退屈な人で

のんびりやで

お金のない人だってことは。


だけど、どうして人間ってのはあれこれ欲しがる生き物なのかしら?


私にはわからないわ。


それに恋とか愛とか、人間ってそういう可笑しなものが大好きよね。



季節の変わり目には雨が降る。


ぼうすけさんは風邪をひく。


仕事を休む。


近所に住む私の名付け親のアキさんが来る。


アキさんはぼうすけさんと同じ職場の人。


ぼうすけさんとは正反対にせっかちな性格なの。


ぼうすけさんは膨よかだけどアキさんは痩せ型の顎の少々とがった顔をしてる。

でも美人な女性よ。


ふぅん。人間ってこういう時に何か渡しに来るのね。


アキさんは寝込んでいるぼうすけさんに一言だけ話して呆れた声を出して

それから私に向かって手を振ると急いで帰って行った。


アキさん、待って!

その服裏返しだよ。ピロピロがこっち側についていたのに。


私の叫びはにゃーとしか聞こえてないのね。


人間って知れば知るほど

不思議ね。


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