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スローワルツ  作者: みつ
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……誰かに言いたい……言いたい、言いたい!

でも、ここの職員には言えんのう…………。



そうじゃ、ワシの孫じゃ!誕生日を祝ってくれた孫じゃ!!


ワシは待った。孫が、また来てくれる日を待った。


首を長くして待った。


ワシは、キリンさんのように待った。


キリンと人間の骨の数は同じらしい。


ワシは職員に、それを話した。


職員は、


「そんなわけないじゃないですか!」


と笑った。


ワシは、


(本当なんじゃ、本当なんだよ、マジだから!!)


と、心の中で思いつつ、


「どう考えても、キリンさんの方が骨の数、やっぱり多いよね!首の骨のだけで200をオーバーしてるっぽいのう」


と言い、折紙を始めた。


色んなものを折った。


ハカマさん、ハカマさん、ハカマさん、鶴からのハカマさん……。


外を見ると雪が降ってきた。


しんしんと降ってきた。


ワシは窓を開けた。



……このまま、ずっと降り続いて雪が積もったら、


雪だるまを2つ作って、キスさせよう………!!



そんなことを考えていると、ノックの音がして、わしが待ちに待った孫が、やってきた。



わしは、例の、あの預けていた記憶を孫の前で言った。



孫は最後まで聞いてくれた。

そして、言った。


「じいちゃん、俺、お尻フェチだから」


(おわり)


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