外交編-2
最近「アクセス解析」と言うものを見ていると、この小説はやたらと0時台にアクセスする人が多いんですよね。
みなさん、しっかり寝てますか?
こんな駄作より、自分の健康を優先してくださいね~
俺は知っていた。
斎間大将が、大事な場面で遊んでいるのを。
「谷岡君。これは命令だ。」
柄にもなくグラサンをかけ、室内の電気を落とし、窓からの明かりをバックに両肘を机について話す、斎間司令。
海軍総司令官なのだから、まぁ“斎間司令”と呼んでも間違いではない。
いや、そうではなくて・・・
「斎間大将。重要な話ならエヴァ○ゲリオン風にしなくていいですから、さっさと話してください。」
「やっぱり、ダメ?」
「拳銃で撃ちますよ?」
「・・・すいません。」
まったく!俺も暇じゃないというのに!
気を取り直しまして・・・
「んで?いったい何の用ですか?おかげで重巡仙崎の進水式では大恥かきましたよ!」
「すまん。首相命令で呼び出しくらっていたんだ。」
「なら仕方ないですけどねぇ・・・」
まったく!あれほど恥ずかしい進水式はなかったぜ!
「谷岡中将。海軍総司令官として命令する。
連合艦隊を編成し、アドリミア王国へ向け出港せよ!」
「ふぁ!?」
俺は奇声を上げてしまった。
俺は自分の部屋に戻って驚いた。
人が大量にいたのだ。
元々俺の部屋は広い。
俺の事務机に、応接セットくらいしか物がないため、とても広く感じていた。
そこへ、様々な人物が詰めかけていた。
「外務省より参りました、越智宗満です。よろしくお願いします。」
「第1艦隊第1駆逐隊司令のマシュー・ハルソール少佐です。」
「同じく!第2駆逐隊の・・・」
「あー!もう!いっぺんに話すな!俺は聖徳太子じゃないんだぞ!」
だが、その中でも懐かしいメンバーがいた。
「第1艦隊司令、エヴェリーナ・ユングラウ少将です。」
「第2艦隊司令、ペートルス・フロシャウアー中佐です。お久しぶりっす。室長。」
旧海軍準備室メンバーだ。
さらに、つい最近、とはいってもすでに半年近く前だが、仕事をした仲間もいた。
「第1海軍陸戦師団特派、特別臨検隊隊長のエルネスト・ベルリオーズ少佐です。」
「お、同じく!特別臨検隊隊長補佐のリサ・バスケス中尉です!」
ドラゴンと陸軍相手に戦った実戦経験ありの二人だ。今回は少数の陸戦隊員を率いてもらうことになる。
「とりあえず、見知った顔もそうでない顔もあるが、みんなよろしく頼む。」
「「「「「「ハッ」」」」」」
全員が立派な海軍式敬礼をした。
・・・ただし、外務省の越智さんを除いて。
それから俺は寝る暇が無くなった。
朝に国土開発省へ行き、技術指導。
夕方には海軍司令部に戻り連合艦隊関連で3倍に増えた書類との格闘。
夜には艦隊練度の確認(というかしばらく陸戦隊ばかりで軍艦と接していなかったため)ということで夜戦訓練演習の実施。
帰港するころには日が昇り、俺は車で国土開発省へ向かうのであった。
二徹、三徹、四徹と続き・・・
「やった~!5徹夜たっつぇい~!」
ついに俺の頭はとち狂ったところで休息が出た。
大学の講義でも課題でも、ここまで真剣に受けたことないぞ、俺。
「・・・ぃ、起きてください!」
爆睡していた俺は、寝ぼけたまま目を開けた。
目の前にいたのは、メイド。
メイド。
「メイド!?」
「ひゃう!?」
メイドさんは驚いて飛び上がった。
だが驚いたのはこちらだ。海軍でメイドを雇った覚えはない。幻覚か?ついに狂ったか?俺。
「なんで?」
俺は何気にかわいいメイドさんを見ながら、脳内で大量の「?」を生産していた。
どうでもいい事なのですが、この作品の「ジャンル」はコロコロ変えていこうと思ってます。「戦記っぽいな~」と思えば戦記になりますし、グダグダな時は「その他」に戻す予定です。




