5月 一般大会 5
副審と記録員の確認が終わり、主審の吹笛で双方がコートに入る。
主審のサーブ許可の吹笛。
塚本クラブのサーブからだ。
塚本クラブのサーブ。緩いサーブが永竹クラブのコートに向かって来た。
永竹クラブはハーフセンター#6マメちゃんがレシーブ。セッター#2ヤマちゃんが、レフト#17よっちゃんにトス。
#17よっちゃんは、またしても凄いアタックを決めて見せた。#17よっちゃんは、ガッツポーズ。駆け寄るメンバーとご機嫌でハイタッチ。
永竹クラブ1ー0塚本クラブ
永竹クラブのサーバーは、#6マメちゃん。
#6マメちゃんのサーブがうなる。
塚本クラブは、バックレフトがレシーブ。二段トスをレフトアタッカーに上げた。
永竹クラブは、第一セット同様ブロックには付かず、ネットから離れてレシーブの機会を待つ。
しかし塚本クラブのレフトアタッカーは、ネットにアタックをかけた。
家庭婦人大会でのネットの高さは205㎝、一般大会ではそれが215㎝になる。相手チームのアタッカーは、慣れない本番の試合に加え、ネットの高さにも困惑している様子だった。
永竹クラブ2ー0塚本クラブ
#6マメちゃんのサーブ。低くて速くてエンドラインまでとどくサーブが、塚本クラブのコートに突き刺さる。サービスエース。
永竹クラブ3ー0塚本クラブ
#6マメちゃんのサーブ。
塚本クラブのバックセンターが何とかレシーブ。ハーフセンターが、レフトアタッカーにトス。
永竹クラブはブロックに付かない。
レフトアタッカーが打ったボールは、永竹クラブのバックレフト、#15彩姉さんのところに、山なりに飛んで来た。
#15彩姉さんは、緊張がほぐれたと言ったものの、自分のところに来た山なりのボールに対して、足を震わせながらオーバーでレシーブした。
しかし、誰が見ても大ドリブルのオーバーレシーブ。ボールは上がったが#15彩姉さんは、下を向いた。
だがこのレシーブは、第一コンタクト。ドリブルの反則はない。
上がったボールに、永竹クラブ公式戦初登場中衛レフト#8ハリちゃんが突っ込む。
何とか#8ハリちゃんがつないだボールを、レフト#17よっちゃんがチャンスボールで、相手コートに返す。
塚本クラブは、前衛ライトがレシーブ。セッターが中衛レフト(レフトセミ)にトス。
緩いアタックが、永竹クラブのコートに返って来た。
中衛レフト#8ハリちゃんが、セッター#2ヤマちゃんに丁寧にパス。
#2ヤマちゃんは、レフト#17よっちゃんにトスを上げた。
ご機嫌な#17よっちゃんは、待ってましたと言わんばかりに、助走を開始。
しかし、今までの助走と違い、何を思ったか、右利きの#17よっちゃんが、左足から助走を始めた。
案の定バランスを崩し、打ったボールはネットにかかった。
3歩あるくと忘れてしまう酉年のレフト#17よっちゃん、本日4回目(第一セットのダイレクトアタック含む)のアタックは、あえなく失点となった。
#17よっちゃんは、照れ笑いをしていたが、メンバーの顔は引きつっていた。
永竹クラブ3ー1塚本クラブ