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3月公式戦 家庭婦人大会 決勝戦 12

 コートチェンジ後のサーブは蕨クラブ。


 主審のサーブ許可の吹笛。


 蕨クラブも疲れてる。緩いサーブが永竹クラブのコートの向かう。


 永竹クラブはバックライト#6マメちゃんがレシーブ。セッター#18ユカちゃんがレフト#2ヤマちゃんにトス。


 #2ヤマちゃんの打ったアタックを、蕨クラブのハーフセンターがレシーブ。


 セッターがレフトエースにトス。レフトエースのアタックは中衛ライト#19イケさんがワンタッチ。ハーフセンター#9井口ちゃんが、レフト#2ヤマちゃんに二段トス。#2ヤマちゃんは必至にアタックを打ち込む。


 蕨クラブのバックレフトがレシーブ。ハーフセンターがレフトエースに二段トス。ネットから離れたトスを打ち切れず、軽くはたく。チャンスボールが永竹クラブに返って来た。


 レフト#2ヤマちゃんは、肩で息をしている。ハーフセンター#9井口ちゃんが、セッター#18ユカちゃんにパス。その時である。ライト#1ヨシちゃんが、「私に持ってきてぇ~!」と、中華料理屋でも聞いたことのないデカイ声で吠えた。


 セッター#18ユカちゃんは、待ってましたとばかりにライト#1ヨシちゃんにトスを上げた。


 #1ヨシちゃんは、ストレートコースを、渾身の力で打ち抜いた。


永竹クラブ7-11蕨クラブ


 永竹クラブのサーバーは#1ヨシちゃん。早いサーブが蕨クラブのコートに向かう。


 蕨クラブのバックライトが、何とかレシーブ。前衛ライトがレフトエースに二段トス。


 若きエースは決めた。


永竹クラブ7-12蕨クラブ


 蕨クラブのサーブ。緩いサーブが永竹クラブのコートに来た。


 バックレフト#13シズさんがレシーブ。疲れで乱れたレシーブを、何とライト#1ヨシちゃんが「ヤマぁ~、頼むぅ~」と言って無理な体制から二段トス。


 レフト#2ヤマちゃんは、決めた。


永竹クラブ7-13蕨クラブ


 永竹クラブの面々は、驚いた。コートもベンチも、応援席も。なぜなら#1ヨシちゃんと#2ヤマちゃんは、自他共に認める『犬猿の仲』。以前にも話したが、お互いに呼びあったり、呼応することなど、ここ数年ないからだ。しかも、#2ヤマちゃんが決めた後、#1ヨシちゃんが寄ってきてハイタッチまでしている。皆な目を疑った。皆の頑張りに#1ヨシちゃんも目覚めたのかもしれない。


 永竹クラブのサーブは#9井口ちゃん。ハーフセンターとして大活躍だが、さすがに疲れている。


 #9井口ちゃんのサーブが、蕨クラブのコートに向かう。


 あっさりハーフセンターがレシーブ。セッターは、な~ちゃってBクイックを使った。全くコンビの合わない速攻が、ネットに当たり永竹クラブのコートに落ちた。皆な動けない。


永竹クラブ7-13蕨クラブ


 蕨クラブのサーブ。緩いサーブが永竹クラブのコートに入って来た。


 ハーフセンター#9井口ちゃんがレシーブ。ライト#1ヨシちゃんが「持ってこ~いぃ!」と呼ぶ。セッター#18ユカちゃんがライト#1ヨシちゃんにトス。


 #1ヨシちゃんのアタックは、ブロックワンタッチで蕨クラブのハーフセンターが、レフトエースに二段トス。若きエースは、必死にアタック。


 永竹クラブは、中衛レフト#10芦さんが何とかレシーブ。それをレフト#2ヤマちゃんが「ヨシちゃ~ん、何とかしてぇぇ~!」と苦しい体勢から二段トス。ライト#1ヨシちゃんは決めた。


永竹クラブ8-13蕨クラブ


 またもや『犬』と『猿』が呼応した。このとき皆な、「ヒョットすると、勝てるかもしれない!」と思った。


 そんな時、大会本部役員が、連盟顧問の所に走って来た。

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